【日常系ライトノベル #16】最高の笑顔の写真なのに涙してしまう
2020年7月31日
日本列島はここ最近では珍しくもない異常気象に包まれていた
梅雨がなかなか明けないのだ
蒸し暑さを感じる朝、恭平は毎朝のルーチン化した20分体操を終わらせようとしていた
LINEの通知が届く
「恭平くん、今日のランチは来るの?」
相手は行きつけのお店のサキちゃんからだ
「もちろん、今日も食べに行きますよ!」
恭平はフリック入力で素早く返事を返すと、いつもの満員電車に乗るために身支度を終わらせ、足早に駅へ向かった
月末は締めの業務で追われるのが嫌