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約117km先にいるnoteで知り合った友人に会いに行った

こんばんは。

今回は自分の唐突な行動力に自ら驚かされる話。

先日珍しく朝から起きており、病院に行くまでまだ時間が余っているからといって、無駄にばちばちのメイクとヘアセットをした。(予定は病院しかないのに)

時間をかけたおかげでメイクも髪もうまくいったので気分は最高潮だったのに、病院に着くとなんと閉まっているではないか。
呆然とした。ありえない。
その日は休診だということをすっかり忘れていたのだ。
日付も曜日も感覚がない。
引きこもりなんてこんなもんですよ。(わたしだけ)


時刻は10:50。
すでに何もすることがなくなり、コンビニの駐車場でぼけーっとする。
こんなに完璧な姿で外出することはほとんどないので、何かしたいと思い、noteで知り合い友人になった方に連絡してみた。
今までに2回お会いしたが、どちらもわたしの住んでいる県に来てくれていたので、次はわたしが会いに行くよという話を最近していたからだ。

よし、決行は今日しかない!と思った。
とはいえ、住まれている場所は県外で、それほど気軽に行ける距離ではない。
Googleマップで調べてみると、なんと往復6時間。
距離にして合計約234kmあったのだ。
舐めていた。
しかしやる気でどうにかなると思うくらいのテンションにはなっている。
もうここまで来るとあとは彼女の返事次第。

返事がノーの場合もあるのでカラオケに隣接されている無料駐車場に停める。
するとLINEが返ってきた。

12時になったらカラオケに入ろうとしてたのでセーフ!

返事はイエス。嬉しい、テンションが上がる。
行くと決めたら行くしかない。
ハンドルを握り、下道で片道3時間かけて向かった。
(無職なので新幹線や高速代は払えない)

まさか自分が本当に決行するとは、と自分で自分に驚かされながら運転する。
前日は3時間半しか眠れてないというのに、全く眠気もこやしない。
ハイテンションでアドレナリンが出まくっているのだろうか。


自分が1人で運転したことのある距離を過ぎると、見慣れない景色と変わりゆく街並みを楽しむことができた。
ひらけた自然が多くなり、木々山々の瑞々しい緑で視界と心が爽やかになる。

運転される方は分かるかもしれないが、他県に行くと車のスピード感や雰囲気がだんだんと変わってくる。
県外(彼女の住む県)に入ってからはそれをかなり実感した。
危ない運転をするドライバーもいないし、何とも穏やかである。
県民性を見てとるなら、その土地で運転することが1番早い気がするなと思ったりした。

県内に入りはしたものの、まだ2時間はかかる。
意外と広い。
運転しながら、流れてくる青看板を見る。
素直に読ませてくれない地名を見るのが好き。

音楽もリピートではなくシャッフルにしてみる。
すでに非日常を味わっている最中だが、音楽でもそれを体感したかった。

広大な自然とビルのない景色が少しずつ変わってき、賑やかな街並みになってきた。
たぶんここがメインストリート。
土地勘のないわたしからすると、今ここがどの辺で、どんな人たちの生活圏内なのか全く見当がつかない。
というかまず、到着する場所が県のどの辺に位置するかもいまいちよく分かっていなかった。
寄り道もせず、ただ彼女がいる場所へと運転を進める。

着く予定時刻をLINEで送る。
あと20分。いよいよだ。
彼女と会うのはこれで3回目。
前回会ったのは3月下旬で2ヶ月前になる。
2024年に入って、わたしは家族親戚の集まり以外にちょっとした集まりに1回参加したのと、彼女のみにしか会っていない。
なので実質、今1番会っている友人になる。
彼女とはとても仲がいい。(わたしはそう思っている)
素で話せるというのは貴重な存在だと思う。
だから何度でも会いたくなるんだよね。

あと1分。
そう送るとすぐに道を間違えた。
ややこしい細道を縫って元の場所へと戻る。
早く会いたいのにもどかしかった。

駐車場に停めると、すでに彼女が待ってくれていた。
大声で手を振る。
わたしは声も身振りもいつも大きく、よくうるさがられたりするが、彼女は気にしてなさそうなのでありがたい…。

今回指定してくれた場所はコメダ珈琲。
その日モーニングに行きたかったがメイクを優先したため行けなかったので、さすがすぎるチョイスだと思った。

席についてメニューを見ながら話す。
以前投稿でも書いたが、わたしは行く店ごとに食べるメニューが決まっているため、彼女がメニューを見てる途中にべらべらと話しかけて申し訳なかった。笑

それぞれの頼んだメニューが届くと、すぐに写真を撮った。
これも毎回恒例になりつつある。
彼女は風景や物を写真におさめるときの切り取り方が上手い。
今回もそうだった。

「まさか雅さんがわたしの住んでる地域にいるなんて〜」と言っていた。
わたしもそう思う。
店内にいるからか、実感はそれほどなかったが、外を見ると知らない場所にいるんだなと思った。
「往復6時間ってプチ旅行だよね」
と話していた。

アルミホイルの話も書きたかったけど割愛

1回目は初めまして、2回目にはお酒が入っていた。
今回はまた違うテンションで話すことができていることを感じた。
会わない期間があるからといって、微妙な気まずさもなく、昨日も会ったかのように自然と始まる会話は、まさに友人そのものである。


彼女の耳にはピアスが増えていたので見せてもらった。
今わたしがあいている個数と同じで、勝手にお揃いだと言ってみた。

会話をしていくと、彼女について知っている情報が多くなっていることに気づき親密になっているんだなと嬉しくなった。
物事の前提なく話すことができていることに内心にまにました。
会ってまだ3回目だというのにね。

家の話
海外旅行に行きたい話
今勉強している語学の話
将来の話
ほとんどが未来の話についてだった。わくわくした。

滞在時間は2時間と決めていた。
夜ご飯は親と食べる、を毎日自分に課している目標としているため、その時刻までに帰る必要があったからだ。
あっという間だった。
本当にあっという間だった。
まだいたかったが、こればかりは仕方ない。
なんといっても帰りは来た道同様3時間かかってしまう。
時刻は17:00。
別れが惜しかったので、コンビニに行きたいと言い、少し散歩をした。

毎回彼女と会う時に自分たちの写真を撮るのを忘れているため、今回は散歩道で撮った。
初めての写真と動画。
それは映えも何も気にしてないただの道路であったが、わたしからすれば非日常の証。
普段、何かないと会えない距離にいる彼女と、ただ会いたいからという理由だけで車を走らせてきた証拠。
写真や動画は照れくさかったが、フォルダに保存されたわたしたちの楽しさが一生消えることがないと思うと嬉しかった。
青春を感じた。

ついにタイムリミット。
そこでも5分くらいまたね!とか気をつけて帰ってね!とかわちゃわちゃした帰りたくない病で粘ってはみたが、もうそろそろ本当に帰らなければならない。

わたしが車に乗り込むと、流れてる音楽何?と聞かれ、ヨルシカだよと言うと、わたしもそれ聞いて帰ろー!って言ってたのがどうしようもなく可愛かった。

わたしの車が見えなくなるまで見送ってくれた彼女が通りを曲がると見えなくなった。
ここからは自分との戦い。
いかに安全でいかに早く帰れるかがキーポイントとなってくる。
眠気はまだない。
太陽も沈みきっていない。
まだ、大丈夫。


帰り道、運転とは対照的に気分はゆったりとしていた。
普段会話する人が家族親族とコンビニの店員さんくらいしかいないため、すっきりしたのかもしれない。
高揚感を胸にしていたが、帰宅ラッシュに巻き込まれ、またわたしは危ない運転をするドライバーたちの街へと帰ってきたことを実感した。

帰宅したよ〜と彼女にLINEを送る。
遅い時間帯だったのに彼女は寝ずにわたしが無事帰宅できたか待っていてくれたのだ。優しい…。
それでもうちの家庭ではまだ親の帰ってきていない時間だった。
セーフ。
急いで服を着替え、何事もなかったかのように部屋でくつろぐ。
ご飯、と言われリビングに集まる。
「今日ずっと家にいなかったね?」
「あー、うん。図書館に行ってた」


これは、食の冒険はしないが、心の冒険はするわたしの象徴的な話である。

最後に、彼女はわたしへお菓子の詰め合わせセットをくれた。
いろいろ考えてくれ選んでくれたのだ。
本当に素敵な人。
わたしたちの中で手土産が恒例化しつつあるが、前回も今回もわたしは何も持って行けてなかったので、次回は必ず何か渡したい。
そう考えると、次回を夢見ていることに既に楽しみな心が育っていることに気づいた。


(今回はイラストではなく写真にしてみた。彼女と別れた帰り道の傾いた太陽がとても綺麗だったので。てかなんで家にいなかったのバレた?親すげぇ〜)


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