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偏愛モノカルチャー

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ものの文化とその周りのことをまとめます。
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「イーストトーキョー」蔵前や清澄白河の可能性。クラフトとアートとカルチャー。

「イーストトーキョー」蔵前や清澄白河の可能性。クラフトとアートとカルチャー。

イーストトーキョーはこれからもっと面白くなる。

かつては、世田谷区にある大学に通い、井の頭線の駅が最寄りのエリアに住み、表参道の会社に通っていたが、この歳になり隅田川の向こうに住むようになって、イーストトーキョーに面白さを感じるようになった次第だ(もっとも今の職場は渋谷だが)。

若者が集まる東京の街と言われたら渋谷を筆頭に代官山に表参道、下北沢や吉祥寺、高円寺、三軒茶屋などが挙がると思うが、こ

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「カルチャープレナー」。文化から考えるビジネス。

「カルチャープレナー」。文化から考えるビジネス。

『カルチャープレナー』という言葉があるらしい。

カルチャーとアントプレナーを組み合わせた造語で、全国各地に活用されずに眠っている文化資本を生かして、伝統産業に切り込み、新たな商品へ生まれ変わらせようとする文化起業家のことを言うそうだ。

検索するとForbesの記事がいくつか上がってくる。Makuakeでもプロジェクトを実施している「レナクナッタ」の大河内さんや、「TeaRoom」の岩本さんが出

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神楽坂にある、かもめブックスという「街の本屋」。

神楽坂にある、かもめブックスという「街の本屋」。

本というか本屋が好きである。
特に街の本屋が好きで、静かに地元に根差しつつも選書が良くて偶然の出会いのある本屋が好きである。

京都に住んでいたときは、「恵文社」や「出町座」、「ホホホ座」など本との出会いのある、街の本屋が多かった。
いまや本はネットで気軽に買える時代で、リアル店舗は減っている一方である。
でも、本屋がなくなることはないと思っている。
まず人は常に文章を読んでいるし、物語が好きな生

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「オープンファクトリーイベント」は一般化するのか。大阪・八尾のファクトリズムに行ってきた。

「オープンファクトリーイベント」は一般化するのか。大阪・八尾のファクトリズムに行ってきた。

先日、大阪・八尾でやっているオープンファクトリーイベント「ファクトリズム」に行ってきた。
ただ基本的には仕事のための出張で、「ファクトリズム」を通してマクアケが事業者に伴走するという切り口で取材いただくこととなり現地での取材対応が主な目的だったのだが、どうせ行くならと堪能してきた次第だ。
(我ながら良い露出だったと思うので是非ご高覧いただきたい。テレビ大阪「やさしいニュース」)

そもそもオープン

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喫茶店と本屋と銭湯。高円寺・小杉湯に感じる、かつての「ゆるいコミュニティの場」。

喫茶店と本屋と銭湯。高円寺・小杉湯に感じる、かつての「ゆるいコミュニティの場」。

なんだか最近銭湯が気になる。
そう思ったのは、高円寺の「小杉湯」という存在を知ってからだった。それまでも、京都の「梅湯」や長野・松本の「菊の湯」など、後継者ではない若者が銭湯を継いだみたいな事例を聞いたりしていたので気になってはいたが、メディアで代表の平松佑介さんの記事を見かけてから銭湯の印象が変わった。一部の喫茶店や本屋が「コミュニティの場」になろうとしている流れと同じものを小杉湯に感じ、そこか

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