![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/141386199/rectangle_large_type_2_ab128a8be3dc55cebbb3da07ac644d27.png?width=1200)
【よびし通信no.22】山椒を炊いてみたいねん
だんない おきばりやす
「だんない」は大丈夫、たいしたことはない。「おきばりやす」は頑張ってという意味。どちらも、多賀近隣の方言、「はじめてでも大丈夫!がんばって!」を、おもむくままに綴るシリーズはじめます。
![](https://assets.st-note.com/img/1653135924079-s7v14a3348.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1653135935719-lOio4LtnsR.jpg?width=1200)
郷土料理初心者
だんないおきばりやす
【山椒を炊いてみたいねん】
五月のある日のこと。 実家の畑で、青々と生い茂る山椒を見つけた。思えば山椒は大好きだけど、自分で調理したことがなかった。
恥ずかしながら山椒の若い葉を「木の芽」と呼ぶことも最近知ったところだ。 木の芽は四月頃に摘むのがいいらしい。
もう時期外れと知りながらも諦めきれず「木の芽て採れるやろか? 山椒を炊いてみたいねん。」と父に聞いてる。 「ちょっと時期が遅い けんど、採れんことはない・・・。」何やら腰が重そうな父の返事。「まあ、 いっぺん見てまわろ」と山椒のありかを案内してもらう。
それがなんと、そこらじゅうに山椒の木だらけ!都会のコンビニかの如く、行くとこ行くとこあるやん。 生えてるやん。こんなにも山椒に囲まれて生きてきたことをこの時初めて知る。
次に、摘み方のレクチャーを受ける。 父は慣れた手つきで、柔らかい先の方だけを摘み取る。見よう見まねで やってみるが、いちいちトゲが刺さる。これが山椒の洗礼か!新参者には手厳しい。
そうこうしているうちに、父が夢中になって摘み出す。 なんだっていつもそう。こうなればありがたく頼りきってみる。 総じて父の頑張りにより、なんとか両手に乗るぐらいの木の芽が採れた。
無情にも、炊いてしまえばほんの少しの量になってしまう。それでも丁寧さは惜しみたくないので、好きな空き瓶にちょっとだけの佃煮を詰めてみる。大きな達成感。 温かいごはんに乗っけて食べる楽しみを思い描き、瓶を 眺める。春は最高「万歳!サンショウ」。
![](https://assets.st-note.com/img/1653308097136-Y8bszXJsaR.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1653308278783-ywoLtdoiLB.jpg?width=1200)
多賀のお母さんから学ぶ
食の知恵と技
万歳!サンショウの炊いたん
下記リンクからご覧下さい!