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チャイ作りのワークショップ行ってみたら…

日曜日に久々に休みをいただいた。前日のレッスンで帰りが遅く、眠たいながらも7時に家を出て、大阪へお出かけ。乗り放題を使って乗り倒しつつ、行きつけのチャイのお店へ。

大阪メトロ四つ橋線「北加賀屋駅」から5分ちょい歩いたところにある「talk with」。スパイスチャイを専門に扱っていて、さまざまなブレンドのチャイを飲むことができる。

シフトフリーで気になって

お店を知ったのはテレビの見逃し配信で見たところから。「シフトフリー」と呼ばれる時間に縛られない働き方で取材を受けていた。見ていた僕は
ここで働きたい!
と思って京都から通い詰めている。
一度応募して受からなかったが、スパイス農園のLINEグループを紹介してもらい参加した。日曜休みがレアでなかなか行けない僕だが、次休みが取れたら、参加したい。

大阪南港ATCの港

来る前に南港で暇を潰していたが、ふとお店のストーリーズが気になった。
チャイのワークショップ教室に空きが出ました!
15時半の枠で2人空きが出て、なんとか飛び込みで参加することが叶った。

ワークショップ

15時半、カウンターにはスパイスや鍋、IHが用意された。ちなみに今回は僕の他、お友達同士で来たお姉さん2人にと相席だ。

アバター講師

ワークショップの講師も独特。リモートでテレビには本人を模したアバターが映し出される。生徒側はテレビタレントがつけてるようなワイヤレスピンマイクをつけて交流、指導を受ける。シフトフリー同様、アバター講師という仕組みも新たな働き方。姿を見られたくない、地方などの遠隔地に住んでるというハンデを解消して家にいても働ける。

どんなチャイにしたい?

自己紹介を挟み、まずは渡されたレジュメにどんなチャイを作りたいかを書き、「甘み」「濃厚さ」「刺激」「香り」の4つをチャートにする。

僕の場合は「うつっぽさを癒すチャイ」。チャートは「刺激」「甘み」を強めにした。1週間の気分をチャイのテーマに落とし込んだ。

調合

そうして次はスパイスを調合する。何種類もあるスパイスから調合して作っていく。スパイスのチャートや基準量を元にスパイスをブレンドする。
僕はまず4種類をセレクト。

  • ジンジャー 1.0g

  • カルダモン 0.9g

  • スターアニス(八角)0.1g

  • アップルピース2.0g

ジンジャーはしょうが焼き、しぐれ煮など料理で頻繁に使うほど好きな香り、多すぎない分量でたくさん使ってみる。カルダモンは「あ、これ好きやなぁ」と直感で多めに。スターアニスは「キツっ」と思ったが、味のアクセントに効きそうだと思い基準最少で。
アップルピースは好きな甘い香りで「これは際立たせよう」とセレクトした。

この後、2人のお姉さんと各々ブレンドしたのをシェア。1人は甘さ強め、もう1人は「これ自分のに似てない?」と思いながらもどこか違う香りだった。シェアしたら、「アッサム茶葉」を4g加える。茶葉は全員共通の同じを入れる。

沸騰、煮出す

鍋に入れた水を沸騰させる。沸騰させたところにブレンドしたスパイス+茶葉を投入する。弱中火程度で3分煮出す。

牛乳投入

煮立ったら、牛乳を投入。「マーブルな感じになるのをお楽しみください」という先生の言葉とともにそれを楽しむ。

牛乳を沸騰

再び最大火力にして、沸騰させる。吹きこぼれするギリギリを狙って、再び弱中火にして3分。その間も火力を微調整しながら、膨らむ牛乳のスフレを遊ばせる。

濾す

そうして、茶こしの付いた紙コップに煮立たせたチャイを注ぎ、少し混ぜる。
小さな紙コップにさらに注ぎ、3人全員で作ったのを飲み比べる。ちなみに「Y」のコップが僕のチャイ。

飲んでみる

飲み比べると、「T」のチャイは甘めで刺激が少なめ。「R」のチャイほんのりスパイスに甘い香り。そして、僕のを全員で飲むと皆が驚いた。

1番おいしい!!こういうの!

こう言って、隣のお姉さんが見開いてた。僕のは誰よりもスパイスの香りと甘みが強かった。実は「R」と材料は全く一緒。しかし、調合量に差があり、香りが強く出たみたい。手前味噌ながら、すごいし、自分の感性だけでこんな喜ばれるのは嬉しい誤算だ。

今度は飲んだのを踏まえて、スパイスと茶葉を4倍にブレンド。お土産のチャイブレンドを作る。

チャイ×白ごま?

あまりにも完璧すぎたので少し冒険して「白ごま」をチョイス。チャイにごまを入れる発想がなくて、ver2で採用した。先生曰く
「とろみがある味わいになります」とのこと。

そうして完成したブレンドチャイ。
初めてながら、料理の勘と匂いの感性が研ぎ澄まされたような2時間だった。仕事はできないし、コミュ力も弱い。だけど、こんな才能アリなことってあるんやな。
今度実家に帰るし、作って飲ませてみよう。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。