目玉焼き大の愛
あるズボラ主婦の言い分
朝ごはんを作る時、インスタントラーメンを食べる時、
「目玉焼き(しかも両面焼き)」とアンタは簡単に言うけれど、生卵、ゆで卵、ポーチドエッグ(つまり月見)、溶き卵、スクランブルエッグ・・色々ある中で、目玉焼きの面倒くささを考えた事がある?
いや、晩ごはんならいいんだよ。どうせ他のものを炒めたりするから。
問題は朝ごはんとインスタントラーメンだっつーの。
ていうか、そもそもインスタントラーメンが朝ごはんて何なんだよ・・・
朝ごはんやインスタントラーメン、元々は鍋一つあればコンプリートできる任務が、目玉焼き、しかも両面焼き、しかも半熟、というリクエストが入る事で、目玉焼きを美しく形成する手間のみならず、朝からわざわざ油を使って目玉焼きを焼く為だけにガス台を二つも使って、フライパン(フライ返しも)という大型の洗い物が増える。
もしこれが目玉焼きじゃなくてゆで卵なら、朝のスープや、インスタントラーメンやオートミールを作る鍋で、起き抜けにゆで卵を作れば、顔を洗って水を飲んで着替えてる間にゆで卵が勝手にできるのに。
もしこれが目玉焼きじゃなくて溶き卵なら、鍋で作った何かの仕上げに、何も考えず溶き卵を流し込めば簡単に、そして鍋一つで完成できるのに。
もしこれがスクランブルエッグやオムレツなら、やっぱり油を使ったフライパンという洗い物は増えるけど、焼き加減も適当、ひっくり返す時に黄身が破れないかどうかなんて心配しなくていいのに。
こんなしょうもない事、こんな細かい事でグダグダ言いやがってと思うかもしれないけど、こんな細かい事ばかり、たったこれだけの事たちを、主婦たちは毎日毎日頑張り続けているんです。
アンタが美味しいとご機嫌な顔を見せてくれるなら。
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