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バーチャル Field work@美波町

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オンラインを使って、徳島県海部郡美波町にフィールドワークに行っています。その成果として、美波町に纏わるコンテンツを作成することにしました。各チームの成果を残しておきます。
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参加チーム募集:バーチャルフィールドワーク2021@美波町

背景: 2020年から、社会が大きく変わりました。原因云々は、もうどうでもいいでしょう。ただ注目したいのは2点あります。まずオンラインでも大抵の社会活動は上手く出来てしまうということ。一説には、社会人のタスクの8割ほどがコミュニケーションだと言われています。今までは、時間を掛けて会いに行き、対面で話をするのが、その典型でした。「電話では失礼ですので」、とかしばしば聞いたセリフです。  でもやってみれば、オンラインでも出来てしまうわけです。授業も、その本質は情報伝達を中心とした

オンラインでのフィールドワーク(可能性と限界)

背景 2020年からの世界的なある事情で、集まる、移動するといった営みが、原則できなくなった。これは既存の様々な経済活動には大きな打撃だが、幸いなことに、オンラインという手段を21世紀の人類は有しており、思いがけずにリモートワークが一般化をして行った。おそらく数十年以上もかかるであろう、地球規模でのデジタル化、オンライン化への移行が、高々1年で行われてしまったのである。これは、人類史に確実に残ることであろう。感染症が、ではなく、デジタルへの移行が、である。  教育もその例外

Street Viewで地域研究をしましょう(1)

はじめにオンラインコンテンツを活用した、「VR地域研究プロジェクト」を開講します。 私たちが元々展開している地域研究系授業は、国勢調査など公的資料、公式Web、観光案内など、公開資料をベースに各地域を分析し、その上で現地調査を行い、成果を目指すという構成で行っています。 そのため、オンライン授業に親和性が高く、さらにGoogle社のストリートビューを活用することで、現地のイメージを得ることもできます。もし現地へ出向くことができれば、より学びも深まるでしょう。 これによって、

時代が動いた結果としての今(日和佐浦地区について考えるⅠ)

オンラインで美波町を歩いた 徳島県海部郡美波町、太平洋に面する、漁業を中心とした小づくりな町である。東京からは500キロほどの距離があり、公共交通機関を使った場合、飛行機で羽田から徳島阿波踊り空港までは、1時間強ほどなのだが、そこから徳島駅までリムジンバスで向かい、さらにJRの汽車(電車ではなく)で、町の中心にある駅「日和佐」まで50キロ弱、1時間半ほどでその町に辿り着く。鉄道で50キロ弱とは、東京圏で言えば、東京から戸塚までの距離であって、それほど長い距離ではないのだが、な

時代が動いた結果としての今(日和佐浦地区について考えるⅡ)

戦後の大きな社会変化と地方都市 現代の日本の社会について考える場合、恐らく3つの大きな出来事を抜きにしては考えられないだろう。言うまでも無く、まず昭和20(1945)年、太平洋戦争の敗戦である。政治、経済のみならず、社会、文化、そして生活に至るまでが、突然に大きく変化した。現代社会は、ここから始まると言っていい。  国土の多くが空襲によって焦土と化し、多くの国民の命が奪われた、その後始末と復興に向けた昭和20年代の後、朝鮮戦争などの国際情勢もあり、この国は工業技術をエンジンに

グループ3-3:別荘の需要

コロナ発生前と後の比較  不動産物件について、コロナ前とコロナ発生後についてどのような変化が起こっているのだろうか。実際に別荘・リゾートマンション専門 不動産物件検索サイト「別荘リゾートネット」より以下の図を見てみる。 この図から分かるのは、2020年の緊急事態宣言が発令された後から急激に問い合わせ数、サイト訪問者数両者がどちらも増えていることが分かる。サイト訪問者数は2012年のサイト開設から過去最高の訪問者数となった。また新規登録者が増加し、特に東京都在住の登録者が増え

漁師さんの現状

私は美波町の漁師さんに興味を持ちコンテンツ化することに決めた。グループ内での共通のテーマは「海」である。海を選んだ理由は、今日まで授業で、美波町の方たちから話を聞き実際の町の様子を見ていく中で、美波町は漁業が栄えてきた漁師町であることを知り、美波町を語るうえで海は欠かせない存在だと思ったからだ。海は美波町の一部、日常の風景であり、生活に組み込まれた存在なのだと知った。都市部で暮らす私たちにとって、海は年に数回遊びに行く特別な場所、「目的地」のような感覚がある。そんな私たちにと

「ウミガメと自由研究」を題材に、美波町のファンを増やす

なぜウミガメなのか地方創生はコモディティ化している──。 地方移住で、都会の喧騒から離れ、働きながら自分の時間も忘れない、ゆとりある暮らし。地方創生と言われてぱっと思いつくそんなイメージは、もはやどの地方にも当てはまり、「この地方だからこそ」という付加価値は無くなった。 美波町におけるコンテンツを作り、なおかつコモディティ化を避けることを考えた時、真っ先に浮かんだのがウミガメだった。「都会の喧騒から離れ、働きながら自分の時間も忘れない、ゆとりある暮らし」ができる地方は数あ

日和佐浦の”素材”を生かす―空き家が持つ意味と可能性―

はじめに ストリートビュー、美波町役場政策推進課の方が撮影してきてくださった動画、これらをもとにオンラインフィールドワークを行ってきた。桜町通りでは多くの空き家や古民家がその良さを生かしつつリノベーションされ、美波町の”資源”・新しく生まれ変わる”素材”となっている様子が伺えた。一方で、日和佐川を挟んで反対側に位置する日和佐浦地区は、桜町通りと同様、昔の面影が残る建物があるのにもかかわらず、そこは時代が止まっていた。  そこで、日和佐浦にある空き家や古民家も、”素材”にするこ

美波町プロジェクト 放置艇の活用

今回の私が所属する班では古いものを新しくという大枠のテーマとなった。そこで私は放置艇問題について着目していきたいと考える。 私が考える放置艇問題への対策方法は放置艇を改修し、サテライトオフィスや宿泊施設として活用する方法である。 近年、放置艇が問題視されている。放置艇が引き起こす危険性は沢山考えられる。津波や豪雨災害、高潮などの自然災害において二次被害をもたらす可能性、ほかの船舶の航行に支障をきたす可能性、燃料が漏れだすことによって海洋汚染の原因になる可能性、景観の阻害、犯罪

まとめ

私たちが「古くなったものを新しく」をテーマにした理由は、リノベーションに焦点を当てた発表にしたかったからです。今回は特に「放置○○」という部分に焦点を当てて書いていますが、それがどのように生まれ変わっていくのかという話は今回最も興味深い話だったので、それを中心に掘り下げて今回まとめさせて頂きました。 今回の話をまとめると、まず「放置船舶」というのは沢山の問題点があります。しかし、それをうまく活用し、子供客船にするクラウドファンディングを行い、結果目標額を100万円以上上回る成

日和佐浦の”素材”を活かすー空き家が持つ意味と可能性ー

#グループ1 自分の担当テーマ:桜町通りと日和佐浦のリノベーション活動のご紹介 1.美波町の基本情報 美波町が行っているリノベーションについてご紹介する前に、まず、美波町の基本情報をおさらいしたい。場所は、徳島県の海部郡に位置する。総人口は、2021年6月末の時点で、6,329人であり、65歳以上の高齢者が人口に占める割合は、2015年の時点で、45.2%となっている。ちなみに全国で視ると、その割合は2020年9月15日時点で28.7%となっている。このことから、高齢化が

美波町の思い出を残し、さらに新しい価値を生み出しましょう        ~ リノベーション ~

美波町は、なんといっても自然豊かで、ゆっくりとした時間が流れる町です。広い海や綺麗な緑が心安らぎます。 また、人と人との距離が近いことも大きな魅力です。 美波町には、魅力溢れるものが沢山あります。しかし、これらを取り壊したり、放置したままにするのは、惜しいように感じます。 だから、それらををリノベーションして、美波町ならではの魅力を広めましょう。また、美波町の思い出を残しましょう。 それでは、紹介していきます。 美波町には、空き家が沢山あります。 まず、空き家の定義

市原市と美波町の共通点:歴史からひも解く

市原市と美波町の共通点は?市原市と美波町の共通点として挙げられるのはどちらも”戦争の被害が少ない”ということである。 そこで筆者は仮説を立てた。 戦争の被害が少ないと発展がほかの地域と比べて遅くなる説 これは特に戦争の被害が大きかった地域と比べてもそうである。例えば東京。 東京は空襲で多くの災害を受け一時焼野原と化したが現在はその分どこよりも発展している街である。 また近年の例でいうならば東日本大震災があげられる。 筆者は震災時に岩手県に住んでいたために津波が来る