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グループ3-3:別荘の需要

コロナ発生前と後の比較

 不動産物件について、コロナ前とコロナ発生後についてどのような変化が起こっているのだろうか。実際に別荘・リゾートマンション専門 不動産物件検索サイト「別荘リゾートネット」より以下の図を見てみる。

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この図から分かるのは、2020年の緊急事態宣言が発令された後から急激に問い合わせ数、サイト訪問者数両者がどちらも増えていることが分かる。サイト訪問者数は2012年のサイト開設から過去最高の訪問者数となった。また新規登録者が増加し、特に東京都在住の登録者が増えた。これらのことからコロナかによる在宅勤務の推奨によりテレワークが浸透し働き方やライフスタイルの変化伴い注目度が上がっていると考えられる。

 実際に東京都民たちはどのくらいの人々が移動しているのだろうか。「住民基本台帳人口移動報告」より以下の図を見てみる。

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この図から東京都民たちの移動が分かる。コロナ前の2019年では東京都に転入した人数は全ての月において増加している。一方でコロナ発生後の2020年では4月と6月でこそ人数は増加しているものの、その他の月は全てにおいて減少をしている。これは東京都から転出者が増え、他県に移住をしているからである。

美波町と別荘地に求める条件を照らし合わせてみる

 コロナにより働き方やライフスタイルが変化した。「テレワーク移住」や「コロナ疎開」など、ワ―ケーションのための場所としてや人混みを避けるための移住など、別荘は新たな活用方法が生まれ、さまざまな理由で東京を離れる人が増えた。そのため別荘を求める人も増えた。その別荘地に求める理想の条件は「自然が豊か」、「環境がいい」、「広さがある」、「都会では出来ない体験が出来る」、「都心からの距離が近い」などが挙げられる。この条件を美波町の現状と照らし合わせてみると、「自然が豊か」、「環境がいい」、「広さがある」、「都会では出来ない体験が出来る」という点では美波町は条件をクリアしていると思う。しかし都心からの距離という面ではどうにも出来ない。だけど、美波町はサテライトオフィスを受け入れるなどのネットインフラが整備され、よそからの人々を受け入れる懐の深さが強みであると言える。


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