Street Viewで地域研究をしましょう(1)
はじめに
オンラインコンテンツを活用した、「VR地域研究プロジェクト」を開講します。
私たちが元々展開している地域研究系授業は、国勢調査など公的資料、公式Web、観光案内など、公開資料をベースに各地域を分析し、その上で現地調査を行い、成果を目指すという構成で行っています。
そのため、オンライン授業に親和性が高く、さらにGoogle社のストリートビューを活用することで、現地のイメージを得ることもできます。もし現地へ出向くことができれば、より学びも深まるでしょう。
これによって、地方創生の実態や地域の現状などを、広く学ぶ機会を創出したいと考えています。
以下のFacebook ページと連動しています。
講座の概要
主に都市部で学ぶ学生を対象に、地方の現状を理解しながら、地方創生政策を通して現代の社会課題を理解するプロジェクト学習形式(PBL)の授業を開講して来ました。
授業のオンライン化に併せて、ネットのリソースを通して地域を知る講座、「StreetViewで地域を研究しましょう」を開講します。
2020年度前期の授業に併せて進行しますが、広く公開しますので、どなたでもご参加ください。できればグループを作って参加してくれると嬉しいです。
今期は、首都圏から80キロ圏、公共交通機関で1時間強の地域、いわゆる近郊都市を取り上げます。いくつかの自治体のご協力を頂き、その町の研究を行います。
多くの地域が、田舎ほどではありませんが、高齢化などを抱え過疎化しています。しかしわかりやすい「田舎」ではありませんので、なかなか注目は集めにくい地域です。それぞれ近隣に大きな地域があり、併合の可能性も抱えています。
ここでは、それら目に入りにくい、その地域の「コアコンピタンス」を探すという、分析課題にトライします。実際にその町を調べ、ストリートビューを使ってその町に現地調査に行き、課題を解いていきます。
今回の共通課題(Driving Question)は、
「その町の(他の町にはない)個性を探してください」
を設定しました。4月の末から数か月を明けて、大きく3つの作業を行っていきます。
詳細なスケジュールと資料、作業内容は改めてアップします。