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他責思考に自責思考を添えて


他責思考とは

問題が起こった際に自分の責任ではなく、他人の責任とする思考である。⇔自責思考
この言葉を知ったのは、大学3年生の就職活動の際に、どこかの大手企業の誰かが言っていたからである。
「他責思考だと、自分が成長することはない」
当時はそこまで意味が理解できなかった。
ただ、様々な経験をするうちに自責思考が幸せな考え方ということに気づいた。

自責思考・他責思考の具体例①

例えばあなたが高校生だったとしよう。
そして、大切なテストで平均点以下を取ってしまったときに、どう考えるだろうか?

自責思考:「もっと勉強しておけばな。。テスト期間中にめっちゃYouTube見たりして、勉強もっとやるべきだった。。次はもっと努力しないと。自分に甘えてしまってる。」

他責思考:「勉強したのになあ。ってか先生の教え方が下手すぎて授業中めちゃくちゃ集中してたのに意味分からなかったわ。時間がほんと無駄だった。授業中に自習しておけばよかったわ。ほんとあいつ先生辞めろよ。」

このように比較すると分かりやすいだろう。
自責思考は、責任が自分に向いていて、反省をしている。一方で他責思考は責任が人に向いていて、自分の行動については反省していない。

自責思考・他責思考の具体例②

仮にあなたが私のような精神疾患を持っていたとしよう。
※精神疾患は不可逆的要素もあるため自責思考にしすぎるのはよくない

自責思考:「最近気分が落ち込んでるなあ。辛いな。
生活習慣が乱れているのもあるかもなあ。もっと規則正しい生活を送らないといけないな。気分が落ち込むこと自体はしょうがないけど、自分ができることはちゃんとやっていかないとな。」

他責思考:「なんで自分ばっかりこんな辛い思いをしなきゃいけないんだろう。親が私を産まなきゃよかったのに。親のせいだ。他の人はみんな普通に生きてるのに、自分だけこんな状態に置かれてるなんて不公平だ。ストレスが多い社会も悪いよな。」

もう一度注釈として、精神疾患は遺伝的な要素や、外的な要因が大きく、自分がどうすることもできないことや、巻き込まれてしまったことが原因であることが多い。

しかし、モラハラ気質ないわゆる毒親も持ち、その後、社会のストレスで双極性障害になった今でも、私は他責思考を嫌み嫌っている。その理由としては、

苦しくてもどうせ明日も生きているんだし、生きているのであれば誰よりも幸せになりたいからである。

私は、反省こそが自己理解を深め、次の選択肢を広げると強く思っている。
なので、私は今の私を、親のせいにも社会のせいにもしていない。
毒親に迎合しないという態度も、入社した会社も、そこでの振る舞いも選択したのは自分である。
そのように考えているからこそ、健常者から障害者になった今でも私は成長することができていると考えている。

なので、何かのせいにし続け、今に甘んずるよりも少しだけ自責思考を添える考え方をして欲しいと思う。 
無理はしなくてもいい。パセリくらい少しだけ。

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