双極性障害を抱えながらの創作活動
「今日は世界を変えられる気がする。でも、明日はベッドから出られないかもしれない」
この言葉が私の毎日を象徴しています。波に翻弄されながら日々を過ごし、それでも私は創作の道を歩み続けています。
年末が近づくと、ついこの一年を振り返りたくなります。
私は双極性障害Ⅱ型を抱えながら、プログラマーとしてリモートワークをしつつ、noteでの創作活動を続けています。正直、有給休暇はほとんど使い切ってしまい、勤怠もあまり良くありません。けれども、2023年の4月から始めたnoteの毎日投稿は、なんとか続けることができました。
双極性障害とは、よく聞く「うつ病」(単極性障害)とは少し異なります。周期的に「うつ状態」と「躁状態」を行き来する病気です。うつ状態になると、何も手につかなくなり、肩に重い絶望感や倦怠感がのしかかって、起き上がる気力さえ湧きません。ただただ涙がこぼれる日もあります。
一方、躁状態になると、エネルギーが溢れ出し、創作意欲は最高潮になります。しかし、その勢いで無理をしすぎてしまい、結果的にエネルギーが尽きて再びうつ状態に戻ってしまう。まるで振り子のように極端な感情の揺れ動きが続きます。
創作活動をコンスタントに続けることは、私にとって本当に難しい挑戦です。モチベーションは安定せず、書きたいことも日によってバラバラ。興味の赴くままに書いているので、記事の内容はとても雑多です。同じテーマでコツコツと書き続けるのは苦手なのです。
これは、私が不登校で学校教育をあまり受けてこなかったことも影響しているのかもしれません。
「やりたくないこと」を無理にやるのが本当に苦手なんです。「自分が書きたい」「興味がある」ことが全てで、「他人から望まれている」からといって動くことはできません。
仕事に関しては「お金が欲しい」というモチベーションで何とかやっていますが、それでも自分のやり方を提案して納得してもらうなど、あまり他人の言うことをそのまま聞くことは少ないかもしれません。
だからこそ、創作活動においてもリクエストは受け付けていません。やらないというか、できないのです。「やりたくない」ことを無理にやる時、限りある心のエネルギーを消費している気がします。それが空になると、うつに転じて何もできなくなってしまいます。
普段連載している「それでもきっと、だいじょうぶ」マガジンでは、「メンタルケア」「元気になれる」というテーマで書いていますが、長く読んでくださっている方はご存じの通り、その内容はやはり雑多で、「興味の向くまま」になってしまいます。
同じように双極性障害を抱えている方々の体験記を読むと、うつ症状の辛さや、躁状態での「やらかし」に苦しんでいる姿が見えてきます。私も同じです。激しく躁転すると、突拍子もないことをしてしまい、その後の自分では支えきれなくなることがあります。
それでも、創作を続けていく中で感じることがあります。私には書くことが必要だということ。心の不安定さを抱えながらも、書くことで自分を見つめ直し、一歩ずつ前に進む力を得ています。
そして何より、応援してくださる皆さんの存在が大きな支えになっています。コメントやメッセージで「元気をもらいました」「共感しました」と言っていただけると、本当に嬉しく、励みになります。おかげで、困難な中でも創作を続けてこられました。
私は完璧ではありませんし、これからも心の波に揺れ動くでしょう。でも、それでも前を向いて、自分なりのペースで歩んでいきたいと思います。双極性障害を抱える方、そうでない方も、皆さんと一緒に共有できるものがあれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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