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私の病歴 ③
こんにちは、やよい あやねです。
前々回から引き続き、病歴についてです。
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病歴バックナンバーはこちらから ①②
さてさて、本題に入ります。
● よくないです。やめましょう。
前回の最後にお話ししたように、ようやく回復期に突入した私ですが、このとき2023年8月頃だったかと思います。曖昧ですみません。発症した2022年4月から約1年と半年弱、投薬を始めてから約4ヶ月。結論から言うと、再就職しました。とはいえ入社したのは10月だったのですが、担当医からのOKが出ていたか覚えていません。
私は「普通に生きたい」という願望が非常に強い人間だったので、勝手に転職活動を始めて、勝手に就職を決めている可能性があります。よくないです。やめましょう。
● 精神疾患持ちの転職活動
「よくないです。やめましょう。」はまだ続きます。
精神疾患持ちの転職活動はぶっちゃけ大変です。休職期間と離職期間があるとさらに大変です。しかしそれは「それらがない人と比べて」です。
結論から言うと、精神疾患があろうと、休職期間があろうと、離職期間があろうと、就職はできます。もちろんハードルは高いと思います。他の人に比べて懸念材料が多いので、仕方がありません。けれどもう一度言います、就職はできます。特に選ばなければいくらでも就職できます。これも長くなってしまうので、詳細はまた別の機会に。
さて。当時私は自己肯定感が地の底だったので、選びませんでした。はい、よくないです。やめましょう。すでに本日2度目です。
転職活動を始めて1〜2ヶ月程で内定をいただきました。軸はぶれぶれ、拾ってくれるならどこでもいい!といったテンションでした。企業に失礼ですね。そんな感じなので盛大に合わない企業に就職します。
● 社会復帰1社目
美容サロンのコールセンターに就職したんですが、広告内容が気に入らない、運営体制が嫌など調べれば分かるところで違和感を感じます。もちろん中に入ってみなければ分からないこともたくさんありましたが、大半は自分を低く見積もって転職活動に消極的だったことが大きな要因でした。
もちろん入ってよかった点もたくさんありました。
まずは人がよかったこと。社会復帰1社目だったため出勤がバラつきがちな私に「今日いるじゃん! レアポケモンだ!」と声をかけてくれる同期がたくさんいました。おかげで出勤して孤独な思いをすることはありませんでした。
純粋に経験を積めたこと。社会人になってからずっとToCの電話応対をしていたのですが、ターゲット層の違いや電話目的の違いがあったためスキルアップに繋がりました。
最後に病気への理解があったこと。先述の通り出勤がバラつきがちになっても、「復帰1社目だからそうなるだろうというのは想定内。それでもいいから一緒に働きたいと思った。」と声をかけていただきました。
本当にありがたかったです。けれどとにかく合わなくて、それは出勤拒否に結びつき、退職に繋がりました。結局その会社は在籍7ヶ月で退職してしまいました。それが2024年4月でした。
● 恋人との別れ
実は在職7ヶ月の間に、大きな転機がありました。それは恋人との破局です。
この恋人とは2021年12月から約2年付き合ったんですが、2023年12月に破局します。周りにドン引かれるような別れ方でした。2024年2月頃まではこの別れを引きずります。
引きずっている間はまさに悲劇のヒロインでした。「なんで私こんなこと言われなきゃいけないの? こんな思いしなきゃいけないの? さすがに可哀想😢」と思っていました。今でも少し思います。小、中学生ぶりにドストレートで幼稚な悪意を向けられたので、傷ついたというよりは衝撃が強かったです。
3月頃になるとようやく吹っ切れるのですが、驚くことにうつの症状が今までにないレベルで改善しました。まだ普通には動けない状態でしたが、未来に希望を持てるようになったのです。気力が出てきた、ワクワクできるようになった、自分を取り戻し始めた、そんな言葉が相応しいように思います。
詳細はまたしても後日にさせていただきますが、私は今回のうつの原因の一つは元カレだったと考えています。むしろ大半がそうだったのでは?と考えています。実際のところは分かりません。本当はただこじつけかもしれません。
葬送のフリーレンに登場する僧侶・ハイターは「天国などない」という戦士・アイゼンを一蹴して言うのです。「あると思っていた方が都合が良い。だから天国はあるのだ」と。「そう思うことにしよっか」と自分を納得させることはあれど、そこには反発が生まれやすいように思います。けれど「そう思っていた方が都合が良い」という肯定の仕方は私にはとても珍しく、非常に受け入れやすい文句でした。だから私はこの言葉を気に入って乱用します。
私のうつの原因は元彼です。そう思っていた方が都合が良いので、そういうことにするのです。
● 現職とのご縁
それからやりたいことを見つけ、転職活動をし、2024年5月から派遣社員として今の職場にお世話になっています。
始めは新しい環境が怖くて、毎日過呼吸寸前の動悸に耐えながら過ごしていました。たまに精神安定剤を飲み、負けてなるものかと踏ん張る日々がひと月ほど。気付けば動悸は落ち着いていました。
積極的に部署の人と交流を図り、仲良くしてくれる人を作りました。目標を立てて(運良く)ひと月で成果を出しました。こうして自分の居場所を確立できたことがとても大きかったように思います。
● そして現在
今でも欠勤はありますが、週5日フルタイムで勤務できています。有給も付与されました。手取りも十分一人で生計を立てられる額をいただけています。今はこのポジションの存在価値を高めるべく奮闘中です。おかげで負荷が重くなり始めたので、時給上げて欲しいです。笑
2025年4月からは大きく新しい挑戦をする予定なので、今はそれに向けて準備も並行しています。
まだ抗うつ剤は減薬されていませんが、精神安定剤は手放せました。睡眠薬はまだ翌日に影響が出るのが嫌で手放せていませんが、恐らくなくてももう眠れます。精神科への通院は「最近どう?」「変わりなく元気です」で終わりますが、向こう1年は続くと思います。それでも私は今、自分で自分を生きられています。
もう大丈夫とは確信がないのであまり言えませんが、一旦大丈夫です。今ではうつになったことを不幸とばかり思っていません。むしろいい経験ができたとさえ思います。もちろんもう経験したくはありません。笑
でもまた同じような状況になっても、どうにかなるさ、大丈夫。そう思えるような気がします。
約6,030文字の大作になりました。サクッと終わらせるつもりだったのに。
次はどんなテーマにしようかな。
重いテーマが続いたので、軽いテンションのテーマで書きたいような気もするし、また後日と後回ししたテーマも書きたい。悩ましいですね。
今後、精神疾患関連の記事は「#やよいあやねのメンクリ」タグをつけますので、よければ覗いてみてください。
深い意味はありません、なんか語呂がよかったというチョイスです。
それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました!
やよい あやね 🌸