いちご大福はなぜ10倍売れたのか
こんばんは、チーママやよいです!
中が何かわからない和菓子をいただくことがあります。
どんなものが出てくるのかな?
ちょっとわくわく(笑)
名前から栗は入っていそうですね!
じゃーん。こちらです!
次にこちら!同じ箱に入っていたものです。
こちらでした!
東京の書道教室 書道のはな*みち 主宰 スパルタ書道家 高宮華子先生の双子の姉、はな子ママのラジオ番組「はな子ママのお部屋」を聞いて、学んだこと、気づいたこと、感じたことなどを愛弟子兼チーママやよいの独自の視点も加えて書き連ねていきます。はな子ママのお部屋のnote支店としてもご活用ください。
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書道のはな*みち きれいな字が書けると人生はもっと美しくなる
コラムも和菓子でしたが、本日のテーマも”いちご大福”です!
いちご大福、お好きでしょうか?
今ではすっかり定番でしたが、登場した時はかなりセンセーショナルだったことを覚えています。
いつ初めて見たのか、食べたのか、もう覚えていませんが。。。
いちごはもともとケーキもお菓子もあるのに、大福といちご、この二つが合わさっただけで、こんなに斬新な物に生まれ変わるとは。
和菓子の中に果物。
今ではいちご以外にもいろいろな果物が入っていますよね。
本日はそんないちご大福のお話です。
あるスーパーで実際にあったお話です。
そのスーパーの近くにあったマンションがある時取り壊されることになりました。
そうすると、住人が減って、スーパーに来る人が激減してしまうのは容易に想像できます。
でも、スーパーとしては売上UPを考えなければなりません。
そのスーパーには本部があり、本部から品出しの商品が送られてくる時に、陳列指示書のようなもの、つまりこの商品はどこに並べるというような指示を受けます。
もちろんそれはそのように書かれたようにやっていかなければなりません。
しかし、スーパーとしてはそれ以外にもいろいろ工夫していかなければ、さらに売上を見込めないということになりました。
”いちご大福をどうしようか”
いちご大福、スーパーですと、どこの売り場に売っているイメージがありますでしょうか?
いちご大福が食べたくなった時に、和菓子屋さんに行くかもしれませんが、スーパーでしたら、どこの売り場に行きますか??
多くのスーパーでは、パンコーナーの横に和菓子のコーナーが設置されています。
私の近所のスーパーも、そういえば、パンコーナーに併設されていることを思い出しました。
いちご大福を食べたくてスーパーに行く人はあまりいないかもしれません。
スーパーでは、入荷した場合に売りますので、お客さまはたまたま見かけてついでに買ったりすることが多いでしょう。
販売促進の方法として、”ニコイチ”というのがあります。
つまり、1個だけ買うと180円ですが、2つ買うと300円にします、という販売方法です。
まとめ買いしていだだくのが狙いです。
しかし、この販売方法だけですと、住民が減った場合に数を売るのはやはり難しくなるでしょう。
いちご大福はいちごが入っていますし、日持ちがしません。
そのため、一人が2こ以上買うことも少なくなるでしょう。
このような場合どうしたらいいでしょうか?
”売り場を変える”ことが大事になってきます。
パン売り場の横にあると思って買いにくるお客さまもいらっしゃるので、そこには今まで通りいちご大福を置いておきます。
しかし、そこだけではなく、
スーパーの青果売り場、つまり、いちごが売っているだろうところに置いたのです。
いちごがない時期は行かないかもしれませんが、
いちご大福が本当に食べたい人は和菓子屋さんに行きます。
そして、いちごが食べたいなという人は青果コーナーに行きます。
でも、いちごは、特売していない限りは、まあまあお値段がはるものです。
そこで、いちごは食べたいけれど、ちょっと高いなあと思った人が買うのが、”いちご大福”です。
たったこれだけのことでした。
青果コーナー、いちご売り場の横に置いただけで、いちご大福の売上が10倍になった、という嘘のような本当のお話でした。
スーパーの人は常に研究しています。
どうやったら売れるかを。
これは”提案力”です。
他にも、
焼き肉のお肉コーナーの横に焼き肉にあいそうな、もやしなどの野菜を置いておく。
そうすることでわざわざ野菜コーナーに戻らなくても野菜を買うことができるようになります。
他にはチョコバナナ。
バナナのよこにチョコバナナが作れるキットを置いておきます。
このように、”ついでに買う”ということが大事です。
関連性のあるものを置いておくだけで売上が変わってくるのです。
”ついで買い”、これは軽い衝動買いのようなものでしょうか。
私たちは、何度となくスーパーに行きます。
スーパーに行って買い物をしようと思うとき、まず、カゴを持ちます。
当たり前ですが、はじめ、カゴには何も入っていません。
この時、人は極度の緊張状態にあります。
何を買おうかなと。
けれど、1つ何か入れるとそこでこの緊張状態は解除されます。
”お財布の紐が緩む”と言いますが、それは、この緊張状態が解けることです。
その心理を活かして、ちょっと買いをしてもらったり、まとめ買いをしてもらったりすることを考えます。
レジ横商品もそうです。
レジ横に新商品や、買いやすいお値段のものを置いておくだけで、人は簡単に手にとるようになります。
”買い忘れはないですか?”と提案商品を置いておくのも非常に効果的ですね。
”提案力”は大事です。
そして、それ以上に大事なのが、実際にやってみることです。
やらないといい提案も意味がありません。
提案力×行動力が大切ですね。
話は少し変わりますが、
”A&Bテスト”
というのを聞いたことがありますでしょうか?
アメリカの大統領が一番やっていることです。
”Aですか?””Bですか?”
と常に聞いています。
つまり、常にマーケティングしているのです。
人は2択だと選べますが、3択だと難しく感じてしまい選べません。
しかし、マーケティングも変わります。
今は四択にした方が、より自分が望んでいるものを選んでもらえるというマーケティングに変化してきています。
昭和の人と令和の人とではマインドも全然違いますし、移り変わっていきます。
だから、
常に学び続けることが大切です。
最新の情報、考え方を学び続けることが大事です。
時代とともに価値観は変わりますし、価値観は人それぞれです。
これで完璧!OK!みたいなものはありませんが、探って探って、少しでも近づくためにマーケティングしていくことは、お客さまに寄り添うという意味で大切なことですね。
本日は以上です。
みなさまのご参考になれば幸いです。
それでは最後に恒例の
今日の水書き書道のコーナーです。
今日の草書はこちら!
何の漢字でしょうか?
正解はこちら!
まずは行書で
次に楷書で
運
でした!
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます😊
おやすみなさい⭐