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【noteで使える文章術】Vol.6 タイトル決めに迷う方、必見です

noteのタイトル、決めるのにどれぐらい時間をかけていますか?

内容が決まればタイトルも自然と決まるように感じますが、「読まれる文章」を目指すのであればタイトルは非常に重要です。

タイトルを考える作業をサボってしまうと、どんなに内容が素晴らしい文章でも、日の目を浴びない可能性が出てきてしまいます。

また、タイトルが重要なのは文章に限った話ではなく、ビジネスから音楽まで様々な領域で重要視されるものです。

タイトルが重要視されるのはなぜなのか
どうしたら人を惹きつけるタイトルを付けれるのか

今日は、人を呼ぶタイトルについて考えていきます。

1 タイトルの重要性

コピーライターという職業をご存知でしょうか?

コピーライターとは、広告のキャッチコピーを考える言葉のプロフェッショナルです。

お、ねだん以上(ニトリ)
カラダにピース(カルピス)
100人乗っても大丈夫(イナバ物置)

このような魅力的な言葉を考えるのがコピーライターの仕事ですが、たった数文字を作るための仕事があるのってすごくないですか?

たった数文字のためにプロを雇うほど、企業にとってキャッチコピー、広告のタイトルは重要なのです。

では、どうしてタイトルが重要なのか。

それは、人の目に最初に映るものが「タイトル」だからです。

読む文章を選ぶ時、何を基準にするでしょうか?

人それぞれかもしれませんが、大きく分ければ「人で選ぶ」「タイトルで選ぶ」の2つに分けられます。

■ 人で選ぶ

まず考えられるのが、タイトルなど関係なく人で選ぶという考えです。

noteの場合なら、フォローしている・されている人、スキをくれた人、有名人、個人的に好きな人など、相手との関係性により文章を読むか読まないか決める場合です。

この場合、自分の文章を読んでもらうには、これまでの記事での実績と積み重ね、人との関わりが重要なポイントになります。

また、noteの編集部からのオススメが強力であるように、有名な人・企業がオススメしているという情報も、選ぶうえで重要な情報になります。

■ タイトルで選ぶ

「人で選ばれる」というのはとても強力です。

しかし、誰しも最初は初めましてですし、多くの方に読んでもらうには、関わりのない方にも広げていく必要があります。

関係のない人に読んでもらうにはどうすればいいのか

それは、タイトルしかありません。

なぜなら、読むか読まないか考えるときに、自分の前にある情報はタイトルぐらいだからです。

いかに中身が素晴らしい文章だとしても、中身を見るまでは素晴らしい文章だとは分かりません。

私たちは、目の前に提示された「タイトル」から得られる情報だけで、「この文章は読む価値があるのか」「自分の時間を使う価値」があるのか判断します。

つまり、人を除けば、タイトルしか判断基準がない以上、タイトルが重要というのはごく当たり前の話なのです。

では、読みたくなるタイトルとはどのようなタイトルなのでしょうか。

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2 読みたくなるタイトルとは

人間なら誰しも興味を持つ魔法の内容があります。

それは、自分に関係することです。

私たちはタイトルを見たときに、このタイトルは「自分に関係あるか」「自分に関係ないか」を瞬時に判断して読むか読まないかを決めています。

つまり、短いタイトルだけで、「この文章はあなたに関係がありますよ」と伝えなければあなたの文章は読んでもらえないのです。

では、自分に関係があると思わせるタイトルを作るにはどうすればいいでしょうか。

重要なことは、人間の心が動くポイントを知っておくことです。

■ PASONAの法則

PASONAの法則って聞いたことがあるでしょうか?

これは日本を代表するコピーライターである神田昌典さんが提唱した法則で、人の心を動かすためのポイントの頭文字を取ったものです。

P:Problem「問題」
A:Affinity「親近感」
S:Solution「解決策」
O:Offer「提案」
N:Narrow「(対象の)絞込」
A:Action「行動」

■ P:Problem「問題」

人間は不安に敏感です。

そのため、「自分に関わる問題だ」と思ってもらえれば読んでもらえる確率は高くなります。

● 「問題」を連想させるワード例
「幻想」「限界」「後悔しない」「失敗する理由」

■ A:Affinity「親近感」

日記やコラムなどのタイトルで使えるのが「親近感」です。

自分と似ているところがある、応援したい、そう思ってもらえるようなタイトルをつけることが重要です。

● 「親近感」を作るワード例
「復活」「奇跡の」「◯歳からでもできる」「◯◯世代」

■ S:Solution「解決策」

私たちの日常は様々な問題に囲まれています。

様々な問題がある以上、「問題を解決してくれる方法がこの記事の中にあるのでは?」と思ってもらえれば、自分の記事に興味を持ってもらえる可能性は高いでしょう。

● 「解決策」があることを連想させるワード例
「◯つのステップ」「チャンスに変える」「あっという間に」

■ O:Offer「提案」

人それぞれ興味のある分野は違います。

そのため、自分が伝えたい内容を相手にも興味を持ってもらうには、「これはあなたにもメリットがあることですよ」と提案する必要があります。

「この文章には自分にメリットがある情報があるんだろう」と示唆できるようなタイトルで、相手を惹きつけることが重要です。

● 「提案」するタイトルワード例
「◯◯のススメ」「リニューアル」「耳寄りな情報」「他とは違う」

■ Narrow「(対象の)絞込」

せっかく書いた文章、できる限り多くの人に読んで欲しいですよね。

しかし、たくさんの人から興味を惹こうと様々な内容を入れてしまったら、よくわからない文章になってしまいます。

勇気を持って、自分の文章を読んで欲しい人を絞ってしまうことも時には重要です。

対象者を絞ることで、より強く「自分に関係がある」と思ってもらえるのです。

● 対象者を絞り込むワード例
「◯◯でお悩みの方へ」「会員限定」「できる人」「ゼロから」

■ A:Action「行動」

最後に紹介するのは「行動」、行動を後押しするような言葉はタイトルとしてとても強力です。

読もうか読まないか迷っている読者に対して、思わずクリックしたくなるような言葉を盛り込むことで、読者の行動を後押しすることができます。

● 「行動」を促すワード例
「今すぐ」「うわさの」「最強の」「みんなの」

あくまで一例ですが、どうしたら人の心理が動くのかを掴むうえで、人の心が動きやすいワード例を知っておくのは重要です。

そういった点で今日紹介した神田さんが書いた「売れるコピーライティング単語帳」という本は非常にオススメです。

読み物としても十分面白いのですが、辞書のように人の心を動かすワードが入っているので気になる方は是非購入してみていください!

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本日は、タイトルの重要性をテーマに書いてきました。

短い単語になるほどセンスも問われますが、少しのコツを知るだけでかなり上達するので、ぜひタイトル決めの際には意識してみてください!

本日も最後までありがとうございました。

もし良ければスキ&フォロワーになって、これからも繋がっていただけると嬉しいです!

【文章術シリーズについて】