モチベーションを育むための最強メソッド【挑戦するには「挑戦する」こと?】
モチベーションを高めるにはどうすればいいのだろうか
どこでも聞く「モチベーション」ですが、実は非常に奥が深いです。
モチベーションを高めることができれば、3つのメリットを得ることができます。
✔︎ 難しいことにも持続的に取り組むことができる
✔︎ 普段と比べて学習した内容の記憶定着効率が格段に高まる
✔︎ 物事に取り組む集中力が高まる
どれも素晴らしい効果です。
一方、自分自身のことであっても、モチベーションを高めることはなかなか難しいです。
今日は、私たちに非常に大きなメリットをもたらすモチベーションを自分の意思でコントロールするにはどうすればいいのか。
日常生活を変えるモチベーションの育成方法を考えていきます。
1 メタ認知とは
モチベーションを育むためには、「メタ認知」について理解する必要があります。
メタ認知とは、自分自身を客観視・俯瞰視して、「認知していることを認知すること」です。
「認知していることを認知することって大喜利ですか?」
そう思われるのも当然ですが、実は私たちが「認知」、つまり何かを感じる際にはこの2段階を経ているのです。
例えば、お腹が空いた時を想像してみてください。
昼ごろ、何も食べていない状態でぶらぶら歩いていたら、美味しそうなレストランを見つけた。
美味しそうなメニューを見ていたら、お腹が空いてたまらなくなり、レストランの中にすぐ入った
何気ない話ですが、ここにメタ認知を理解するための重要なポイントが隠れています。
今回の話の主人公は、「美味しそうなレストランを見つけた時」に「お腹が空いたこと」に気づきます。
では、実際にお腹が空いた状態に身体がなったのはいつでしょうか?
レストランを見つける前から、お腹は空いているはずですよね。
つまり、レストランを見つけたからお腹が空いたわけではなく、レストランを見つけたことによりお腹が空いている状態に「気づいた」のです。
このように、自分の身体に何かしらの変化が起きていることに気づくことがメタ認知なのです。
これは、モチベーションでも同じです。
「モチベーションが高まっている」と感じる瞬間ってありますよね。
でもその裏で、身体としてはモチベーションが高まっているけど、モチベーションが高まっていることに気づけていない事態が、実は多くあります。
身体の中でモチベーションが高まっている状態に気づくこと、メタ認知すること。
モチベーションを育むための第一歩として非常に重要です。
2 自分のモチベーションを整理
モチベーションを育むためには、まずはモチベーションが高まっている状態をメタ認知できるようにする必要があります。
とはいっても、簡単そうに見えて、身体の中にあるモチベーションに気づくことは難しいです。
ではどうすれば、モチベーションをメタ認知できるようになるのでしょうか?
ポイントは、モチベーションが高まりやすい自分のタイミングをあらかじめ知っておくことです。
例えば、僕は「勉強する前にコーヒーを飲む」とモチベーションが高まることが多いです。
こうやって理解しておくと、コーヒーを飲んだ時に今の自分のモチベーション状態はどうなのか意識が向き、メタ認知しやすくなります。
また、自分のモチベーションが高まりやすいポイントを把握するには、「SEEK」「WANT・LIKE」「TRY」に分類するのがオススメです。
■ SEEK
「よくわからないけど良さそう・面白そう」
そんな、新しいことを追い求める感情が「SEEK」です。
「新しい知識に触れる」「新しい店に行く」など、どのような「新しい」に触れるとモチベーションが高まるのか整理してみてください。
■ WANT・LIKE
「好きなこと」「快感が得られそうなこと」
既に触れたことがあり、「もう一度味わいたい」という気持ちでモチベーションを高めるのが「WANT・ LIKE」の感情です。
例えば、ゲーム好きな人が勉強をゲーム化することによってモチベーションを高めるなど、「好きなこと×やらなくてはいけないこと」をうまく組み合わせることができると、上手にモチベーションを高めることができます。
■ TRY
一番重要なモチベーションが、「挑戦する」モチベーションです。
挑戦することとは、自分にとって新しいことに挑むことであり、長期間持続するモチベーションが期待できます。
一方、挫折によりぽっきりモチベーションが折れてしまう危険性もあるので、うまく付き合う必要があります。
3 挑戦するモチベーションを育むには
モチベーションが高まりやすいのは、「SEEK」「WANT・LIKE」「TRY」といった感情に触れている時で、特に「TRY」の感情は、長期間モチベーションを持続できる理想的な状態です。
一方、挑戦には挫折がつきものです。
上手くいかないことが続くと、モチベーションが高まる以前に、挑戦に向き合えなくなってしまう危険性も大いにあります。
では、理想的なモチベーションである「挑戦」を育むにはどうすれば良いでしょうか。
ここでもポイントは、「メタ認知」です。
■ 挑戦できる脳を作る
挫折せずに挑戦するには、「挑戦」できる脳を作ることが一番です。
脳神経科学界には、「Use it or Lose it」という格言があります。
直訳すれば「使うか、失うか」ですが、脳細胞は使えば使うだけ育ち、使わなければ捨てられる性質を持っています。
つまり、筋トレと同じように、使えば使うほど脳は鍛えられる一方、使わない脳機能は捨てられていってしまうのです。
これは、挑戦でも同じです。
挑戦すればするほど、挑戦に必要な脳機能が鍛えられる一方、使わなければどんどん挑戦できない脳になってしまいます。
「挑戦できる脳」を作るには、挑戦することが一番なのです。
「挑戦できないから困ってるのに挑戦しろって言うなんて無茶だよ」
「挑戦」と聞くと大きなものをイメージしてしまい、挑戦するなんて難しいと考えてしまいますが、実は、挑戦はどんなに小さいものでもOKなんです。
いつもは絶対通らないような道を通ってみる
普段は話しかけない店員さんと話してみる
現金ではなくてQR決済を使ってみる
つまり、自分にとって「挑戦的」なことであれば、脳はどんどん挑戦する機能を鍛えてくれるのです。
僕もこれを知ってから、自分にとって挑戦的なことを色々と試しているのですが、意識してみると日常はちょっとした挑戦にあふれています。
重要なことは自分がする行為が挑戦であると認知することです。
挑戦をメタ認知することで、挑戦する脳は鍛えられるのです。
■ ポジティブ感情を認知する癖をつける
挑戦に挫折しやすい理由として、人間はネガティブな感情に目が向きやすい性質を持っていることが挙げられます。
これは実は仕方ない話で、私たちの先祖が外敵から身を守り危険を素早く察知するために、「エラー」つまり失敗に気づきやすいように私たちの脳は成長してきました。
そのため、意識しないと失敗ばかりに目がいってしまうのです。
挑戦とは、失敗の連続です。
意識しなければ、失敗に潜むネガティブな面にばかり目が向き、すぐに嫌になってしまいます。
一方、「失敗=ネガティブ」でしょうか
失敗から学ぶことによって成功できるように、失敗にはポジティブな面も隠れています。
つまり、挑戦に伴う失敗に潜むネガティブな面ばかりではなく、ポジティブな面を意識的に認知することによって、挫折せずに挑戦を持続できる可能性が高まるのです。
しかし、初めに話したとおり人間は意識しなければネガティブな感情ばかり認知してしまいます。
そこで普段から、ポジティブな感情をメタ認知する癖をつけることで、挑戦する際にもポジティブ感情に気づきやすくなるのです。
また、ポジティブな感情をメタ認知する癖をつけると、シンプルに毎日が楽しくなります。
空が綺麗だな
仕事を今日も頑張れたな
読書できて偉いな
どんな小さなことでもいいので、ポジティブ感情をメタ認知してみてください!
さて本日は、モチベーションを育む方法について「メタ認知」をキーワードに書いてきました。
モチベーションをメタ認知する
自分にとっての挑戦をメタ認知する
ポジティブ感情をメタ認知する
たくさんのメリットをもたらすモチベーションを自分の力で操れるように、ぜひメタ認知することを試してみてください!
本日も最後までありがとうございました。
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また別のnoteで出会えることを心待ちにしております!
【モチベーションシリーズ】