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いつの日か必ずコロナから自由になる
去年の春から始まったコロナアウトブレイクによる「自粛生活」も、気がつけばもう1年半が過ぎました。私の住んでいる町は、ワクチン接種は進んではいるものの全くスピード感がなく、新型コロナウィルスはいまだ収束の兆しすら見えていません。
毎日朝起きてから1時間ほどニュースを読むようにしているのですが、ここ数ヶ月はコロナ関連ニュース以外にも心が痛むニュースがあまりにも多く、その悲しいニュースを読むのが当たり
その勇気と行動力|Black Lives Matter
夜中の12時を少し回った3月13日、ケンタッキー州の小さな都市ルイビル。警察官は違法ドラッグ販売の強制捜査を行うため、緊急治療室で技師として働く26歳の黒人女性、ブリオナ・テイラーの家へと向かっていました。
警察官たちは捜査令状に基づいて、テイラー家のドアをブチ破り突入。ほんの僅かにテイラーと警察官が顔を向き合わせ、目があった瞬間に警察官は数発発砲。テイラーに少なくとも8発が命中し、彼女は命を落
アメリカの熱い日々|エネルギーが渦巻く抗議活動の理由とは?
昨日、世界中で一気に発信された「Black Out Tuesday 」。アメリカで起きている人種差別に抗議するため、アメリカの音楽業界が今後1週間、新作のリリースを止め、アメリカ音楽業界を根底から支え続けているブラックコミュニティを支えよう、と呼びかけました。
また「Black Lives Matter」という抗議活動は短距離ではなく長距離を走りきらないと問題解決はならない、とも音楽業界は呼びか
今こそ、声を上げよう!|Black Lives Matter とは?
警察官による黒人男性ジョージ・フロイド殺害事件をきっかけに、現在全米で大きなうねりとなっている抗議活動「Black Lives Matter」「黒人の命も重要だ」。この活動は2013年に当時17歳だった黒人の少年、トレイボン・マーティンが白人警官に射殺された事件に対して「絶対に受け入れない」と抗議することをきっかけに#(ハッシュタグ)blacklivesmatter が生まれました。
2013年
「息ができない」ブラックコミュニティ、その生命の鼓動
5月26日ミネソタ州、ミネアポリス。手錠を付けられた無抵抗の黒人男性が亡くなりました。彼は1人の警察官の膝によって、地面に顔を押し付けられていました。黒人男性は何度も「I can’t breathe 」「息ができない」と訴えていて、周囲には他に3名警察官がいたにも関わらず、彼は命を落としました。
この事件の一部始終を携帯で記録した市民により、すぐさま動画は全米に拡散されました。
動画が拡散され
ポスト・コロナ|経済再開、コロナ後の世界を考える
3月から始めた隔離生活も、ついに2ヶ月半が経過しました。最前線で働いている医療関係者や患者さんのことを思うと、自分の隔離生活なんてつらいどころか贅沢なことのように感じてしまう…。けれども、ここ数日は数時間にわたり、救急車のサイレンが鳴り響く日もあり、精神的につらいときもありますが、なんとか無事に過ごせています。
私の住んでいる地域では、4月7日に緊急事態宣言が出され、5月31日まで継続されること
作戦名|オペレーション・カオス
ジョー・バイデンが大復活を遂げた、先週火曜日のスーパーチューズデー。この流れを作り出すきっかけとなったのが、スーパーチューズデーの4日前、サウスカロナイナ州予備選でのバイデンの圧勝でした。
しかし、このサウスカロナイナ州でのバイデン圧勝の裏では、トランプ支持者(共和党支持者)を民主党予備選に紛れ込ませ、バーニー・サンダースに投票する「オペレーション・カオス」という作戦が実行されていました。
サ
絆と感情こそがもたらすもの
2020アメリカ大統領選挙、民主党候補者達の運命を決めるスーパーチューズデー。事前の予測では、国民健康保険導入や富裕税導入、公立大学の学費無償化を公約し、とにかく若者に人気のあるバーニー・サンダースが有利と見られていましたが、結果はオバマ政権時の副大統領ジョー・バイデンが圧勝しました。これは、アメリカのメディアも予想外の出来事だったようで、いつも冷静なABCニュースのキャスター達も大興奮しながら生
もっとみる「さあ、声を上げよう!」/ラティーナのパワーを世界に見せつけたハーフタイムショー
「今までで1番のハーフタイムショーだった!」「パワフルで、はっきりしたメッセージが伝わってきて最高だった!」とにかく大絶賛された今年のハーフタイムショー。
2月2日マイアミ、この日はアメリカ最大のお祭りスーパーボウルの開催日でした。スポンサー企業はこの日の為に広告を打つ準備をし、その費用は5秒5ミリオンドル(約6億円)を超えている、といわれています。そのお祭りの目玉イベント、ハーフタイムショー、