シェア
在宅医療専門のクリニックを開業してから二十年近くたちますが、患者さんが「亡くなる瞬間」…
当院には、全国から毎年多くの研修医がやってきます。ある研修医に、私が在宅医療の講義を行…
「大切な人の死に目に会えない」ことは不幸なことなのでしょうか?それどころか、この「思い込…
病院で亡くなる患者さんの多くは、最期のその時まで点滴を受け続けています。そして、ご家族…
人は生まれたらいつか必ず亡くなります。そのことに誰も異論はないことでしょう。にもかかわ…
在宅で療養する患者さんにとって、入浴は食べることに次ぐ楽しみの一つだと思います。訪問入浴…
桜の季節になると、以前研修に訪れた台湾の方々から聞いた「最期の一息」という言葉を思い出します。近年、在宅医療は日本のみならず、台湾でも広がりを見せています。現在の台湾の高齢化率は12%程度で、28%の日本ほどではありませんが、なんと2050年には台湾が日本を上回ると予想されています。世界一の高齢化率である日本をはるかに上回るスピードで高齢化が進むため、台湾にとって高齢化対策は喫緊の課題なのです。 しかし、台湾ではまだ在宅医療サービスが普及しておらず、日本のように介護保険の
もう二十数年ほど前、私が僻地診療所に勤務し始めた頃のことです。それまでは私も病院勤務し…