マガジンのカバー画像

マーケのツボ

35
マーケティングの実践につながる、発想の視点や考え方のポイントなど、をこれまでの経験や市場から感じたことをベースに整理していきたいと思います。
運営しているクリエイター

2020年7月の記事一覧

「『身の程知らず』と『世間知らず』」マーケ的教訓⑤

「『身の程知らず』と『世間知らず』」マーケ的教訓⑤

昔、帝国バンクデータのHP「実践マーケティング講座」で見つけた言葉です(今は載ってないようです)。

マーケティングの失敗はおおよそ2つに帰結されるという話。

マーケティング戦略が、自社の経営資源を過信したものであった時の失敗 ーーー それが、『身の程知らず』

外部環境とのギャップが大きかった時の失敗              ーーー それが、『世間知らず』

でも、そんなことが世の中にはたく

もっとみる
「2つのマーケティングターゲット」マーケ的教訓➃

「2つのマーケティングターゲット」マーケ的教訓➃

昔、ライオン(株)時代の研修で上原先生(当時:明治大学教授)から聞いたコトバ「マーケティングとは、人を動かす哲学、戦略、戦術である」

先生によると、
マーケティングが相手にするターゲットは2種類に分類され、その戦略は、以下の通りとなる、

 マーケティング種類  ターゲット  動かすポイント   学習すべき点   
---------------------------------
 消費

もっとみる
「チャンスは準備された心に舞い降りる」マーケ的教訓③

「チャンスは準備された心に舞い降りる」マーケ的教訓③

福岡伸一著「生物と無生物のあいだ」は、生命の神秘(特にDNA発見に関する)の科学歴史本で、多くの示唆を感じる本です。

その中でも、「チャンスは準備された心に舞い降りる」という
フレーズがマーケティング的には非常にピンと来ました。
ただ単に、幸運は運ではなく、ちゃんと考え抜いていないと
幸運の兆しを読み取れないのです。

準備のない心では、データを見ても何も感じる事ができない。
仮説がなければ、デ

もっとみる
「期待ははずれ、不安は的中する」マーケ的教訓①

「期待ははずれ、不安は的中する」マーケ的教訓①

マーケッターは常に
「情熱と冷静のあいだ」にいなければならない!
自らの企画を醒めた眼で見極める力も必要なのだ。

でも、人の子の常として、我が子はかわいい!
どうしても贔屓目に見てしまう。

そうすると、得てしてこんなことが起こってしまうのだ!
「期待ははずれ、不安は的中する」

ある程度のスキルと経験を積んだマーケッターは、何となく気配を感じるはずで、まあこれだけやったのだから大丈夫だろうと甘

もっとみる
「売り言葉と買い言葉」マーケ的教訓②

「売り言葉と買い言葉」マーケ的教訓②

商品を届ける側と受け取る側は
本当に分かり合っているのかどうか
本当のところは怪しいことも多い?

自分の魅力は「やさしさ」で彼女もその
やさしさに惹かれて付き合ってくれていると
思っていたら、実は財産目当てだった、なんて
意外とよくあることだったりする。

結果、付き合っているのだから、いいじゃないかという事もあるが、ズレはいつしか大きく広がって、取り返しが付かなくなる。。。

本当にこの「売り

もっとみる