見出し画像

太陽の力

さわやかな秋の一日。
好天になると散歩したくなりますね。
澄み切った青空を仰ぐのは気持ち良いですよ。
 
好きな言葉をお伝えします。
「あなたのなかで光を放つものを見つけて。
   その光を使って世界を照らしましょう」
  (オプラ・ウィンフリー)


太陽とは?


太陽系の中心に位置し、地球にもっとも近い恒星です。
平均的な恒星の一つであり、スペクトル型G2型の主系列星に分類されます。

太陽系の総質量の99.9%を占め、惑星その他の多くの太陽系天体を従えています。
その放射する光や熱や風は惑星その他に種々な影響を与え、惑星の大気を作り、それを動かし、地球上にはついに生命を芽生えさせるに至りました。

地球上に住むわれわれ人類にとっては,太陽は単なる一つの恒星ではなく、われわれの生活を全面的に支配するかけがえのない偉大な天体です。


用語の説明


1.恒星



恒星とは、自ら光を出して輝く天体のことを言います。


夜空に輝いているほぼ全ての星の正体です。
また、地球へ生物のエネルギー源となる光を届けている太陽も恒星です。

恒星はガス(気体)でできており、表面は数千度の高温になっています。
高温かつ光を放つ秘密は、内部で行われている「核融合」にあります。
例えば、太陽は水素で構成されているため、その水素が核融合を起こすことで光や熱を生み出します。


2.惑星



惑星は、恒星のまわりを周っている天体のことを指します。


恒星からの光を反射することで光っているように見えますが、自ら光を出すことはできません。

また、太陽を中心とした惑星の集まりのことを「太陽系」と言います。
水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星という8個の惑星で構成されています。


3.主裂系


恒星の有効温度と光度の分布を表すHR図にみられる恒星の系列です。



太陽近傍や多くの星団では、大半の恒星は中心部で水素が核融合を起こすことによって輝いています。

この段階では質量の大きな星ほど有効温度が高く、光度も高くなるため、HR図ないし色-等級図で左上から右下に延びるはっきりした系列となります。
これを主系列といい、この系列にのる星を主系列星といいます。


太陽が輝く理由


太陽の内側(核)では、大量の水素が核融合反応を起こしていて、中心温度は約1600万度の高温、さらに2500億気圧の高圧状態となっています。

核融合反応というのは、4個の水素原子が衝突を起こし1個のヘリウムに変わる反応のことです。



この反応により、太陽は1秒間に約430万トンも体重を減らしています。
しかし、それはなくなったわけではなく、38億6000万メガワットの1兆倍、水素爆弾数万個分という、ものすごいエネルギーに変化しています。

太陽は、自然の原子炉、天然の原子核融合炉です。
しかし、この核融合反応で作られたエネルギーは、すぐに私たちの目に見えるわけではありません。
核で作られたエネルギーは、核や放射層という圧力が非常に高い部分でじわじわと伝わっていき、対流層で、浮かんだり沈んだりを繰り返しながら、約17万年もかかって、やっと光として表面に出てくるといわれています。


太陽エネルギー


地球に降り注ぐ太陽エネルギーは、1秒あたり約42兆キロカロリーです。


これは、1秒間に世界中で使っているエネルギー(石油や電気など)の2万倍以上というスゴイ量です。
もしこの太陽エネルギーを100%変換できるなら、世界の年間エネルギー消費量をわずか45分でまかなうことができるという計算になります。

この太陽エネルギーは、熱エネルギーとして海水や地面をあたため、水を蒸発させます。
水蒸気は雲となり、雨となって地上に降り注ぎます。
水が地球を循環しているのは、この太陽エネルギーのおかげです。
また、地表の温度差によって風や波、潮の流れといった運動エネルギーにもなり、気象の変化を引き起こします。

地球が太陽の周りを楕円を描いて回っていることや、地軸が傾いて自転していることなどから、地球にあたる太陽熱にむらができます。
そのむらが風を起こしたり季節をつくり出しており、生物生存の大きな要因となっているのです。

地震や火山活動などを除けば、地球上の自然現象のほとんどは太陽エネルギーが引き起こしているとも言えるのです。
生物にとっては、もっと重要な働きをしています。
森林(植物)は、太陽の光をあびて酸素を出し、二酸化炭素を吸収します。
空気中に酸素があるのも太陽のおかげなのです。

太陽の光は、地球上のありとあらゆる生物を生かすエネルギーとなっているのです。


 

参考資料:農林水産省ホームページ


最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?