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日本建築の持っているしんとした空気。歴史の重みを感じよう

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そこに流れている穏やかな空気、古来から積み重ねられてきた歴史の重みに心惹かれます。この建物が見渡してきた風景、この場所が刻んできた出来事に思いを馳せて、日本建築を楽しもう。
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姫路の街を見渡す大天守へ

姫路の街を歩きようやくたどりついた姫路城 三の丸から二の丸へ、いくつかの門をくぐり大天守へ。 その城は1333年に赤松則村により、姫山に築かれた 砦に始まり、1580年に秀吉によって三層の天守閣が 建てられた。その後に池田氏、本多氏により五層七階 の現在の連立天守へと増築がなされて、1617年に今 の姿へ。そして400年以上の時を越えて現在へと至る。

博物館の次は姫路を象徴する建造物へ

建物の内部空間と周囲に広がる緑との関係を楽しんで そろそろ次の目的地へ。寄り道の多い旅では、なかなか 予定通りにいくことなく、時間は少しずつ押していく。 どちらを訪れるかしばらく考えるも、姫路に来たから には、その複雑な構成を体感するべく次の目的地へと。 次には姫路文学館も訪れたかったけど

旅の終わりは禅宗の寺院へ

法界寺にある二つの国宝を後にして 山科から伏見へと下る旅もそろそろ終わりに。最後に もう少し足を伸ばして旅の終わりも寺院へ。14インチ のタイヤの小さな自転車でも、十分な距離を走ること もできる。次に訪れた広大な伽藍を持つ禅宗寺院では、 今年の10月に三棟の建造物が国宝に指定されている。 萬福寺のサイトでより詳しく 萬福寺の玄関としての建物でもある

山科から伏見をさらに南へと

醍醐寺の広い境内を満喫した後は JR山科駅を出発し、山科の街を南へ下り伏見区へと 入りさらに南へと下る。その日は寺院をたどる旅に。 次の目的地にしたのは、伏見区日野に位置する寺院。 そこは浄土真宗の開祖である親鸞の生誕地でもある。 平等院鳳凰堂も阿弥陀堂の内のひとつ

下醍醐の奥に広がる伽藍エリアへ

醍醐寺の三法院を楽しんだ後は、下醍醐の奥へ 青く茂る桜並木を進むと、その先に仁王門と呼ばれる 西大門が見えてくる。その奥に広がる伽藍に国宝指定 された二つの建物。その日は霊宝館は貸し切りで、見学 はできなかったけど、下醍醐の伽藍エリアを楽しんで。

山科を下った先にある世界遺産へ

歌人ゆかりの寺院の次は 豊太閤ゆかりの寺院へ。隨心院を後にして、また山科の 街をのんびりと南へくだる。小さな自転車でも十分な 距離で、寺院をたどりながらの山科の旅。次に訪れた 寺院は、古都京都を構成する世界遺産の一つでもある。 訪れたのは本格フレンチが境内にある斬新な寺院の ブランドのコレクションの会場にもなる醍醐寺

はなのいろはで始まる和歌で知られる歌人といえば

勧修寺に広がる風景を楽しんだ後は また自転車にまたがって、山科の寺院をたどる。次は、 はなのいろはから始まる和歌で知られる歌人ゆかりの 寺院へと。時は移り、時代は変わり、形あるものは、姿を 変え、美しきものもいたづらに。限られた時の中で目 の前のものにしっかりとふれて感じる旅を楽しもう。 また梅園沿いに引き返す。正

山科の地に建つ寺院へも

新しい建物と空間とカフェを満喫して JR山科駅を出発し、マールブランシュロマンの森に 立ち寄りつつ、南へと下る。名神高速道路を越えて、 西へと進む。目的地まであと少し。途中、名神高速道路 の歴史にもふれながら、次は山科の地に建つ寺院へも。

その寺院は様々な歴史を越えて

泉涌寺を後にして、京都の歩きの旅では北へと向かい 次に訪れたのは智積院は、全国に3000あまりの末寺を 有する真言宗智山派総本山。智を積むと書く智積院は 学問寺ともよばれ多くの学僧を排出された。その広い 境内に20もの伽藍が並ぶ智積院は400年前、玄宥僧正 によって、様々な歴史を越えてこの地に再興された。 智積院の正式名称は五百佛山根来寺智積院。根来寺と は和歌山にある寺院で、五百仏山(いおぶやま)は その周囲に広がっている。1585年、豊臣秀吉による 根来攻めで灰に帰し

門の向こうの緑に包まれた参道へ

京都の街並みを楽しみながら東へ進み 住宅街地を抜けて、緑に包まれた通路を通り、たどり 着いたの御寺泉涌寺。泉涌寺が御寺と称されるのは、 皇室の菩提寺•香華院であることから。門の先の仏殿 へ参道を下る。視界は広がり境内の風景が迫ってくる。

その門の向こうに広がる風景へ

京都に散りばめられたものをたどりながら 本願寺伝道院を後にして、通りに建てられた総門の先 へと進む。堀川通りに面して建つ御影堂門をくぐれば、 寺院の広大な境内が広がる。そこは世界文化遺産にも 登録されている浄土真宗の本願寺派本山の西本願寺。

朝の散歩で木漏れ日を感じながら

旅をするかのように、出張の朝のひとときを 博多で過ごす時間を大切にと、わずかな時間でも風景 を感じに街へと出る。気持ちのよい朝に、たどりついた 場所は聖福寺。仙崖さんの思い出にもひたりながら、 境内に広がる静かな風景と木漏れ日の光を楽しんで。

千年の思いをつむぐ門の先へ

少し早起きをして、博多の風景へ 気持ちのよい朝。足取りも軽く、博多の街を眺めつつ 博多千年門にたどりついた。その門は、博多の繁栄を 願う地域住民、地元企業、行政が一体となって2014年 に建てられた。そこには博多のこれまでの千年の重み とこれからの千年の繁栄への思いが込められている。 せんねもんは博多千年門に舞い降りた謎の妖精 承天寺が発祥の博多織についての動画も 博多といえば博多織。そのデザインが取り入れられた ホテルや美術館にも今までに訪れた

木漏れ日の落ちる参道の先に

今回は、前回の奈良の旅の終着点とした大和西大寺駅 から始まる旅。いつものように自転車を広げ、奈良の 街をのんびりと進む。駅を後にして、北西へと向かい しばらくすると緑に包まれた寺院の塀が見えてくる。