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2020年12月の記事一覧
Majestica / Christmas Carol
Merry Christmas! 先日の記事でも取り上げたアルバム、ネタ盤に終わらぬ祈りと音楽への愛情が詰まった名盤。期待の数倍良いアルバムでした。
今年のメタルクリスマスはこのアルバムで決まりですね。みなさん良い聖夜をお過ごしください。
スマホで聴きながら読みたい方はこちら(noteに戻ってくればYouTubeでバックグラウンド再生されます)。
2020リリース
★ つまらない
★★ 可
King Krule / Man Alive!
King Krule。詳しくはWikiを。一部抜粋すると1994年生まれ、2011年に現名義での活動開始、UKインディーロック界の新星として注目されて評価を受けている、といったところ。聴いてみるとつかみどころがない音楽というか、音響的な面白さだったりアート性の高い音像の追及だったりをしている印象。うーん、流している分には心地よいし、空間を作るという意味では良い音楽だと思いますが、このレビューのスタ
もっとみるEnsiferum / Thalassic
フィンランドのEnsiferum(エンシフェルム)1995年結成2001年デビューで本作は8作目。グロールとクリアトーンの使い分けが上手い。クリアボーカルはハイトーンでHelloweenみたいなんですよ。かといってグロールパートが迫力がないかというとこちらも本格的で、バイキング的なメロディとアグレッションが高く、Fintrollあたりにも通じる音像。これ、ボーカル一人なのかと思ったら皆ボーカル取る
もっとみるFates Warning / Long Day Good Night
Fates Warning(フェイツ・ウォーニング)は1982年結成、1984年デビューのアメリカのプログレ・メタルバンドで、プログレ・メタルというジャンルの祖、源流のひとつともされています。ドリームシアターやクィーンズライクよりも古く、ドリームシアターのマイク・ポートノイはこのバンドからの影響も公言しています。さて、そんなベテランの2020年、13枚目のアルバム。さすがの完成度というか、オリジネ
もっとみるBen Harper / Winter Is For Lovers
Ben Harper(ベン・ハーパー)は1994年デビューのアメリカのミュージシャン、ギタリスト・ボーカリスト・シンガーソングライター・プロデューサーであり、サーフ・ミュージックのスター、ジャック・ジョンソンを見出した男でもあります。本作は2020年リリースのソロ名義の作品で、前編アコースティックギター1本によるインストという実験的な作品、かなり生々しい、フィールドレコーディングのような録音がされ
もっとみるBring Me the Horizon / POST HUMAN : SURVIVAL HORROR
UKメタルコア、ニューコアの筆頭格、Bring Me The Horizon(BMTH)の2020年リリースのEP。ラウドパークでライブを見た時、ボーカルの表現力が凄いなぁと思ったしいいバンドだと思うのですが、今一つメロディにのめりこめないんですよね。先日レビューしたスヴァールバルもそうでしたが、、、。ただ、さまざまな挑戦をしていて良質なことは分かります。アルバムごとにかなり音楽性を変えてきたバン
もっとみるLuke Combs / What You See Is What You Get
Luke Combs(ルーク・コムズ)は1990年生まれ、2014年デビューのUSのカントリーのシンガーソングライターです。こちらは2019年リリースのアルバムのデラックスエディション、何曲か追加されて2020年にリリースされました。同週リリースされたブルーススプリングスティーンの「Lette to You」を抑えてビルボード1位を獲得、そんなに人気なのかと思って聞いてみました。ただ、うーん、、、
もっとみるLola marsh / Somebody Tomorrow Maybe
今年、けっこう聞いたアルバムです。心地よいので流しやすいんですよね。イスラエルの男女デュオ、Lola Marshのセカンドアルバム。以前記事でも取り上げたので詳しい情報はこちら。
ファーストのインディポップ感からだいぶ60年代、70年代ロックへの接近が見られます。心地よい佳曲がいくつかあり好きな空気感ですが、アルバムという単位だと名盤まではあと一歩。雰囲気は良いのですが、一曲一曲見ていくと佳曲と
CRAZY KEN BAND / NOW!
横浜の誇る東洋一のサウンドマシーン、クレイジーケンバンドの2020年作。ここ数作、ちょっと低調というか個人的にはぴんと来ないアルバムが続いていたのですが久々に復調を感じさせるいいアルバムでした。CKBって定期的に「なんとなく合わなくなる時期」がきて、その後また好みのど真ん中に戻ってくる、というループがあります。個人的なCKBとの距離感で言えばメジャーデビュー、グランツーリズモまでのアルバムはどれも
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