【中日ドラゴンズ】見えなかった方向性 立浪竜はどこに行く? ~8/1阪神戦~
勝敗にこだわるのか、来季を見据えた育成に舵を切るのか。
借金20という厳しい状況で迎えた8月最初の試合。試合前時点で5位・ヤクルトと3.5ゲーム差、3位・DeNAとは11.5ゲーム差。
諦めるには早すぎるかもしれませんが、Aクラス入りを目指すより、来季に繋がる戦い方をする方が現実的です。
試合前、ドラフト4位の山浅龍之介捕手(聖光学院)が昇格。宇佐見真吾捕手が好調の中、山浅捕手を呼んだということは、若手の育成に舵を切ったのだと感じました。
しかし、スタメンは若手だけではありませんでした。勝利を目指す姿勢というのは当然かもしれませんが、立浪監督が目指している方向性が分からなくなりました。
ルーキー・山浅捕手昇格の意味
勝利を目指すのであれば、山浅捕手の昇格はなかったと考えています。山浅捕手は高卒1年目。ここからシーズンの山場が来る中、経験ある捕手の方が起用しやすくなります。
現在、ドラゴンズは宇佐見捕手がスタメンで出場し、ベンチに22歳の石橋康太捕手が控える布陣。出場機会が限られる中、勝利を目指すにはプロ15年目の大野奨太捕手が昇格する方が自然です。
ただ、山浅捕手が昇格したことにより、来季以降に向けて経験を積ませる時期にすることが分かりました。若手の育成に舵を切った、そう確信しました。
注目された内野陣容
この日、石川昂弥選手がスタメンに復帰。「4番・三塁」で出場し、2回にはグラブを目一杯伸ばして併殺を完成させました。
石川昂選手がスタメンに復帰した場合、一塁で起用されると考えていました。二塁に村松開人選手、三塁に福永祐基選手を起用することで、若手を起用しつつ、石川昂選手の負担が少しでも和らぐと考えました。
しかし、一塁には細川成也選手を起用し、空いた右翼には先月移籍してきた川越誠司選手。新たな可能性を試したのか、若手主体のスタメンにはしませんでした。
諦めない姿勢?
立浪監督がどのような未来を描き、残り試合を戦うのか注目された8月最初の試合。若手を積極的に起用する中、そのフィナーレはさらに若手を起用すると思われました。
まだ8月始まって1試合が終わっただけですが、チームの方向性が見えると思っていただけに、立浪監督の考えが分からなくなりました。
Aクラス入りの可能性は0ではなく、若手以外の力も必要です。ただ、現状を考えると、思い切ってさらに若手主体に切り替えるべきだと考えます。
この日、出場選手登録はされませんでしたが、松葉貴大投手が1軍に合流したと報道がありました。
根尾昂投手という案も考えられる中、松葉投手が昇格するということは、まだまだシーズンを諦めていないという意味なのでしょうか。
皆様はどのように考えますか?
【参考サイト】