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【中日】田中幹也選手のスクイズが成功した要因は? 立浪監督が読んだ相手バッテリーの配球 ~5/28~

◇5月28日 中日3-0西武(バンテリン)

アッと驚く采配で、試合の主導権を握りました。

0-0の3回裏。西武のミスで1点を先制し、なおも1死三塁のチャンス。

打席には田中幹也選手。カウント2-2と追い込まれている状況で、まさかのスクイズを敢行。貴重な2点目をもぎ取り、交流戦白星スタートに貢献しました。

立浪和義監督の好判断。驚くような采配を決断した理由は、相手バッテリーの配球にあります。


立浪監督が逃さなかった勝負球

三走は、先発投手の高橋宏斗投手。小技が上手い田中選手とはいえ、スクイズは考えにくい場面でした。

そんな状況で、西武の先発・今井達也投手が155キロの直球で勝負。田中選手は2球で追い込まれました。

この時点で、限りなくスクイズの可能性が消滅。変化球をケアしつつ、直球に対応しなければいけない難しい打席となりました。

ここから、今井投手が変化球を多投。フォーク、スライダー、フォークと、外角低めに投じたいという意図が伝わってくる投球をみせました。

勝負球は、内角への直球

難しい打席に生まれた一筋の光。立浪監督はそれを逃さず、6球目にスクイズを敢行しました。

スライダーをケアする中で・・・

今井投手はこの日、スライダーの調子が抜群。

7つ三振を奪ったうち、スライダーが決め球になったのは6つ。

対右打者から奪った三振も6つ。

直球に押されて追い込まれた田中選手が、3球連続投じられた変化球に食らいついたことで生まれた光。

この打席、一度も内角を攻めていなかった配球も影響して、完璧にスクイズを成功させました。

中日らしい野球

高橋宏投手と今井投手の投げ合いに生まれた貴重な2点目。

相手バッテリーの配球を読んだ立浪監督の采配が、勝利を大きく引き寄せました。

相手のミスも絡み、1安打で2点を奪った理想的な攻撃。連勝中のチーム状態を示すような、中日らしい野球が実現しました。

これで借金1。単独首位に立っていた時のような勢いが戻ってきました。

【参考サイト】



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