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【中日】宮崎商・中村奈一輝選手を上位指名候補にした球団の意図 龍空選手、石垣雅海選手に影響か ~10/19~
ドラフト関連で大きな動きがありました。
中日が宮崎商の遊撃手・中村奈一輝選手を上位指名候補としてリストアップしていると報道がありました。
今夏の甲子園は初戦で敗れたものの、「1番・遊撃」で出場。強肩を活かした守備が特徴で、打撃でも1安打を放ちました。
実際に指名されるかは分かりませんが、この報道で影響を受けるのは龍空選手、石垣雅海選手です。
球団の意向
昨年、中日はドラフト2位で津田啓史選手、同3位で辻本倫太郎選手と右打ちの内野手を指名。
一昨年のドラフトでも立浪和義前監督の意向の元、村松開人選手、浜将乃介選手、田中幹也選手、福永裕基選手と内野手を大量指名しました(浜選手は現在外野手登録)。
一方、高卒内野手の指名は2021年の星野真生選手まで遡らなければならず、補強ポイントの1つであることは揺るぎません。
そんな状況で報道された中村選手のリストアップ。打撃も楽しみですが、中村選手の魅力は守備。
粗削りな大砲候補より、守れる選手を優先したいという球団の意向が伝わってきます。
村松開人選手が台頭し・・・
ただ、内野に新たな顔ぶれが増えるということは、龍空選手、石垣選手の出場機会に影響を及ぼすことは確実です。
今季、中日は村松選手が遊撃手として台頭し、故障の心配はありますがメドは立ちました。
昨季114試合に出場した龍空選手はポジションを奪われ、今季は17試合まで出場機会が激減。今秋のフェニックス・リーグのメンバーからも外れています。
不測の事態には山本泰寛選手がいることで対応でき、複数ポジションを守れる石垣選手も出場機会を9試合まで減らしました。
成長途上の辻本選手、ロドリゲス選手がいることも考えると、仮に中村選手を指名すればダメージを受けることになります。
井上一樹監督が戦力整理?
一方で、最も気になるのは中村選手を上位指名候補でリストアップしたということ。
中村選手が魅力溢れる遊撃手であることは間違いありませんが、チームとして最優先で補強すべき点は別にあります。
近年、大量に内野手を指名している状況も考えると、投手や左の長距離砲、即戦力候補の捕手をまず補うべきです。
その中で中村選手の将来性にBETするということは、龍空選手、石垣選手に厳しい現実が待っている予兆と捉えることができます。
1位指名は投手の方向とはいえ、中村選手の他にも金沢高の斎藤大翔選手、花咲徳栄の石塚裕惺選手と高校生遊撃手をリストアップ。
井上一樹新監督が2軍監督として選手を見極めた結果、第1次戦力外の時よりも冷たい秋の風が吹き荒れる可能性があります。
【参考サイト】