【中日】福永裕基選手の二塁再挑戦報道 来季への思惑とドラフトへの影響とは ~10/14~
中日・福永裕基選手が、二塁再挑戦に取り組んでいると報道がありました。
今季は1度も二塁を守りませんでしたが、昨季は68試合に出場。様々な思惑が考えられる中で、あくまでオプションの1つと考えてよさそうです。
来季も三塁のレギュラー候補筆頭
福永選手は今季、111試合に出場して打率.306。三塁を主戦場とし、一塁や左翼も守りました。
失策はルーキーイヤーの昨季から2つ増えましたが、鮮やかさと豪快さを兼ね備えたファインプレーを連発。主に二塁を守った昨季に比べて、記録に残らないミスが減り、安心して見ていられるようになりました。
故障や不調に陥らない限り、来季も三塁のレギュラー候補筆頭。井上一樹新監督に代りましたが、この方針はぶれないと考えられます。
高橋周平選手や石川昂弥選手も三塁を守れるとはいえ、福永選手からレギュラーを奪うには相当なアピールが求められます。
チームに欠かせない主力の1人として殻を破った福永選手。本格的な再コンバートとは考えにくいです。
田中幹也選手の起用法が影響
一方、オプションの1つとして機能させることには大きな意義があります。
今季、チームトップの103試合で二塁を守った田中幹也選手ですが、コンディションを優先した起用が欠かせないことが分かりました。
広島の菊池涼介選手を彷彿とさせるようなダイナミックな守備は十分に通用しますが、体調を壊せば本人にもチームにもマイナスになります。
その時、板山祐太郎選手や山本泰寛選手といった元阪神コンビに頼る策を残しつつ、福永選手を起用する策も増やすことで幅が生まれます。
チームの戦力を落とさず、不測の事態に備えていくつも有力な策があることは強みとなり、長いレギュラーシーズンを戦い抜くことが期待されます。
三塁を守れる大型高校生
直近2年のドラフト会議で内野手を大量に獲得したことで、村松開人選手を含めて戦える形になってきました。
ただ、内野手の高校生を獲得したのは2021年の星野真生選手まで遡らなければいけません。その星野選手は現在育成契約で、必ずしも順調に土台が作れているわけではいません。
福永選手も2年目を終えたばかりとはいえ、28歳と決して若いとはいえません。
毎年のように求められる長距離砲。今年のドラフト会議では、将来的に三塁を守れる大型高校生を獲得する必要があります。
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