【高校野球】東洋大姫路・阪下漣投手の良さが詰まった2つの場面とは? 阪神ドラ2・今朝丸裕喜投手の姿重なる好右腕~11/20~
◇明治神宮大会高校の部 東洋大姫路10-0聖光学院
2025年のドラフト戦線を盛り上げそうな投手です。
東洋大姫路のエースで最速147キロ右腕の阪下漣投手は11月20日、聖光学院相手に5回2安打無失点の好投。
制球力の高さが光る好右腕は、今年阪神からドラフト2位指名を受けた今朝丸裕喜投手(報徳学園)と姿が重なります。
ゴロアウトが10個
雨が降りしきる中、5回を球数44球、無四球でまとめた阪下投手。
2つの併殺打を含め、打者15人に対してゴロアウトが10個。テンポの良い投球で、最後まで丁寧な投球をみせました。
自ら崩れていく気配はみせず、季節が進んで温かくなれば球速も上がりそうな予感。
スライダーの制球も光り、安定感を誇る右腕としてドラフト時に人気を集めそうです。
良さが詰まった2つの見逃し三振
この日、阪下投手の良さを凝縮した場面がありました。2つの見逃し三振です。
1つ目は、2回に右打者の細谷丈選手から奪った場面。スライダーと直球のコンビネーションで内外角に餌をまき、カウント1-2と追い込んだ後の6球目。
阪下投手が投じたのはプロ顔負けの外角いっぱいの直球。捕手の要求通りで、プロ相手でも通用する美しい球でした。
2つ目は、4回に右打者の菊地政善選手と対戦した場面。こちらは外角中心にスライダーを3球続けてカウント1-2と追い込んだ4球目。
再び惚れ惚れするような直球を外角に投じ、打者を反応させていませんでした。
阪下投手の制球力の高さが光り、打者に手を出させない完璧ともいえる直球でした。
春の甲子園で注目集める
来春の甲子園出場はほぼ確実で、阪下投手は注目を集める投手の1人となります。
甲子園の活躍次第では、今朝丸投手のようにドラフト上位指名の可能性も生まれます。
次戦は22日の二松学舎大付戦。再び高い制球力を披露し、神宮のマウンドで躍動するのか。今から目が離せない投手です。
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