【プロ野球】人的補償は日高投手! セ・リーグに与える影響とは?
西川龍馬選手の人的補償が、高卒1年目右腕・日高暖己投手に決定しました。
FA宣言で、広島からオリックスに移籍した西川選手。
金銭補償を含め、広島の判断に注目が集まっていましたが、即戦力ではなく、育成の道を選びました。
今回の移籍が、セ・リーグにどのような影響を与えるのか探ります。
山本由伸2世
日高投手は2022年、富島高からドラフト5位でオリックスに入団。
大谷翔平選手と同僚になった山本由伸投手2世と呼ばれ、将来性を高く評価されている投手です。
1軍登板はなく、2軍で12試合に登板。先発は1試合のみで、投球回数も20イニング。オリックスが得意とする育成の途中でした。
19歳と若く、次世代のオリックスを担う若手有望株だと思っていましたが、広島に移籍することになります。
ドラフト指名とバランス
年齢、実績を考えても、明らかに即戦力候補として獲得したわけではありません。将来性を考えた補強となります。
2023年のドラフト会議で、4名の大学生投手を指名した広島。
前評判の高かった常廣羽也斗投手(青学大)を筆頭に、右腕2名、左腕2名とバランスの良い指名をしていました。
しかし、支配下では高卒投手を指名しておらず、即戦力候補に絞った作戦だと分かりました。
今回、日高投手を獲得したことで、バランスを取りました。
2024年への影響は・・・
2024年シーズンは、セ・リーグに与える影響は少ないと考えています。
1軍デビューすることはあっても、脅威になるような、チームの軸になる存在にはならないです。
冒頭でも触れたように、広島は育成の道を選びました。
数年後、広島の黄金期が到来する可能性はありますが、すぐに影響があるとは思えません。
ただ、広島は非常に良い補強を行いました。
近い将来、日高投手をマークし続けるシーズンが来ます。
土台作り
現役ドラフトの内間拓馬投手獲得を含め、将来を見据えた補強を続ける広島。
現在の主力選手が退団した後の、土台を作っているように思います。
山本由伸2世が広島に加入したことで、5球団は頭を悩ませることになります。
再び、カープ女子が話題となるような、広島の時代が来ても不思議ではありません。
【参考サイト】