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【中日】石橋康太捕手の魅力は? 正捕手争いを盛り上げる活躍とは ~6/1~
◇6月1日 中日2-1オリックス(京セラD)
0-1の9回表、ようやく中日打線が目覚めました。
オリックス・才木海翔投手を攻め、9回だけで4安打。完封負け寸前で、意地を見た気がしました。
この日、チーム初となる長打を放った福永裕基選手、細川成也選手の右方向を意識した打撃、大島洋平選手の技。
いい所が凝縮された攻撃で、大きかったのは石橋康太捕手の犠飛でした。
石橋捕手の魅力と技術
1-1に追いつき、なおも1死満塁のチャンス。カリステ選手が空三振に倒れ、併殺打で無得点の可能性が高まった場面。
才木投手は調子を取り戻したのか、カリステ選手から三振を奪ったフォークを多投。石橋捕手にも2球続け、カウント1-1に。
3球目。この打席、初めて投じた直球(147キロ)を右翼方向に飛ばし、勝ち越しとなる犠飛。
ファールにならず、フェアゾーンに飛ばした打撃は、石橋捕手の魅力と技術が詰まった一打でした。
5/26から続く好リード
今季、1度も盗塁阻止できていない木下拓哉捕手に代わり、スタメン出場した石橋捕手。
先発のメヒア投手を辛抱強くリードし、決定的な2点目を与えなかったことも大きな仕事。今日のヒーローと呼べる活躍でした。
前回スタメンマスクを被った5月26日のヤクルト戦(バンテリン)でも、先発・仲地礼亜投手のアクシデントを乗り越え、完封リード。
23歳の若手有望株が、一気にレギュラーを奪える活躍をみせています。
最高の流れを止めないために
石橋捕手を固定して起用できる流れが生まれ、新たな正捕手が誕生する予感がプンプンします。
木下捕手の状態が上がらない中、石橋捕手の活躍で白星を勝ち取ったことは、正捕手争いにもチームにも好影響を与えます。
昨季は自己最多の39試合出場、侍ジャパンにも選出された石橋捕手。
勝ちながら世代交代する。最高の流れを止めない采配が求められます。
【参考サイト】