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Yasutoshi Furuhashi
2019年8月28日 10:52
結局マックは、二度と僕の教室の扉を開けることはなかった。2007年、7月、8月、9月・・・マックは過ぎて行く時間と闘っていたかもしれない。僕の教室には、4か月は通ったろうか・・・気分はいつでも乱高下していたに違いない、頑張って数ヶ月通い続けてくれたんだね。時々、教室のビルの下でお腹が痛くなるのを、我慢しながら通い続けたのです。しかし、同時に読書はマックに勇気をあたえ、
2019年8月15日 14:12
4月22日(日)(*この物語は2007年の実話です)マックの読書記録本のタイトル:坂本竜馬作者:砂田弘ページ:8-96ページ倍速:2→2.5→3.0感想:人は変わるもんだと思った。マックはマンガ本すら読むのがおっくうな人間だった、だから文字だけの本などは親からすすめられても1ページを読み終わらないうちに眠くなったという。マックの書いた感想、「人は変わるもんだと
2019年8月14日 10:29
いつもご愛読いただき本当にありがとうございます。私のつたない文章にお付き合いいただきありがたく御礼申し上げます、嬉しいです。最初はマックのことを5回くらいの完結で紹介しようと思ったのですが、毎回予想外に多くの皆様にご愛読いただいているのをいいことに調子にのって少し長く連載を続けてしまいました。マックは毎週着実に変化をとげています、私自身彼がどうなるのか?分かりません。
2019年8月13日 09:55
ひー子の涙は解決。読書を終えたひー子はいつもの彼女に戻っていた。「さよ~なら~」僕の肩をたたき、マックにも手を振り「さようなら」と声をかける。マックの優しさがひー子にも伝わったのかな?声をかけられたマックは・・・直立不動、直角に深々とおじぎ、「ど・・・どうも・・・」おい、おい名門の野球部じゃないんだからさ、でも、そういうマックが僕は嫌いじゃない。さて、マックの読書だ
2019年8月9日 09:37
4月15日(日)また、また快晴。日曜日はマックの他にも個性的な子どもたちがたくさんやってくる。(と言うか子どもたちは本来、皆独特の強い個性を持っているのだが、回りの大人がワクにはめこんでその個性をそぎ落としているのではないだろうか?と、最近は思う。)竜のシャツを着た、ちょいワル美士は先週マックとご対面、翔一は「人生なんてそんなもんですから、僕にはどうせ無理ですよ・・・」が口癖の
2019年8月5日 16:53
マックには兄、と弟がいる。3人兄弟の真ん中、私には姉と弟がいる、3人兄弟の真ん中ということではマックと私には共通点がある。3人兄弟の真ん中っていい意味でも悪い意味でも、個性的な人物が多いと言われる。(私は悪くでたな 笑)マックのお母さんの話では兄弟がマックのことを「ゴミ」だとか「カス」だとか言うらしい。聞いた瞬間飛んでいって、ジャンピングニーパットをお見舞いして、エルボ