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マックの物語(5)

マックには兄、と弟がいる。3人兄弟の真ん中、
私には姉と弟がいる、3人兄弟の真ん中ということでは
マックと私には共通点がある。

3人兄弟の真ん中って
いい意味でも悪い意味でも、個性的な人物が
多いと言われる。(私は悪くでたな 笑)

マックのお母さんの話では
兄弟がマックのことを「ゴミ」だとか「カス」
だとか言うらしい。

聞いた瞬間飛んでいって、
ジャンピングニーパットをお見舞いして、
エルボードロップをくらわそうかと思った。

不登校やニートというのは
誰にでも可能性のあることで、
繊細で多感な10代の子どもたちは
表面的には普通でも
心の底ではビクビクしていたり、
ドキドキしていたり、元気になったり、
無気力になったり、色々なことで頭がいっぱいなのだ。

おさえきれないエネルギーが突然あふれだし、
どこにぶつかれば良いのか分からなくなったりする。
気持ちが空中フライトショーのように乱高下するものなのだ。
そう、そういうものなのだ。

そういう時期を越えなければ大人になれない。

尾崎豊の歌、やまだかまちの絵や詩を見たり聴いたり
すると本当に10代のエネルギーや繊細さがよく分かる。

マックよ君は別に変わっているわけではない、
君らしく生きればいい。それでいい。

次の教室は4月8日(日)だ、
その週には入学式がある。
きっとマックはドキドキ、ヘトヘトで
腹が痛くなって、それでも何とか入学式を無事に終え、
疲れきっているだろう。
でも、必ず来いよ!!

待っているゾ。

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