詩を翻訳してみた
お久しぶりです。
中国の徐志摩の詩を翻訳してみました。
これからも続けていきたいと思います。
訳↓
「誰がために」
寝床にいる僕のそばで声がした
(半分は夢。半分は迷い)
「君は僕のことを解っちゃいない、なぜ君はこんなにも苦しみ、そして僕を悲しませるんだ」
僕の枕元で吐息が漏れた
「私はあなたに負けたわ」と君は言う
君の涙が僕の顔に君を焼き付ける
声が夢で悩ませている
(落ち葉は庭で舞う。ひとしきり、またひとしきり)
夢は終わり、目が覚めた。
なんだ、ただ秋の声だったんだ。
ここ数日秋風がひときわひどく吹きつけた。
僕は庭を見るのが怖いのだ。
木の葉が鳥を襲うように激しく旋回し、
目に見えない矢のようだ。
もうない、もうない、全てがなくなる
しかし生命、色彩、全てが美しい!
西壁にはいくつかの蔦が残っている。
豹の模様のような秋の色、
風の拳に耐え、
低く喘ぐ鳥たちよ
「私はあなたのために耐えてる」
鳥が僕に訴えている。
原文↓
为谁
一个声息贴近的我床,
我说(一半是睡梦,一半是迷惘:)—
“你总不能明白我,你又何苦
多叫我心伤!”
一声喟息落在我的枕边
(我已在梦乡里留恋;)
“我负了你”你说—你的热泪
烫着我的脸!
这音响恼着我的梦魂
(落叶在庭前舞,一阵,又一阵;)
梦完了,啊,回复清醒;恼人的—
却只是秋声!
这几天秋风来得格外的尖厉:
我怕看我们的庭院,
树叶伤鸟似的猛旋,
中着了无形的利箭—
没了,全没了:生命,颜色,美丽!
就剩下西墙上的几道爬山虎:
它那豹斑似的秋色,
忍熬着风拳的打击,
低低的喘一声鸟邑—
“我为你耐着!”它仿佛对我声诉。