悩んで何も手につかないときは、からだを動かす。
最近はとことんジムで自分を追い込むということをしていて、「モチベーションが高いですね」とインストラクターの方にも言われます。わたし以外のジムにいる人たちは、わたしが大の運動嫌いだったことを知らないし、ナマケモノ並みの面倒くさがり屋だということも知らないので、ミステリアスな女を気取って心の中で楽しんでいます(笑)
冗談は置いておいて、わたしと運動の関係はそのくらい、疎遠なものだったのです。なのになぜ、28歳になって急に運動を始めたか? ガチマッチョたちに混じって筋トレを始めたか? 健康のため? 違います。
悩んだときはからだを動かして、ゾーンに入るのがいちばん効果的だと考えたからです。
ここ数ヶ月のわたしを一言であらわすと、「心ここにあらず状態」で、いつも悩みと闘っていました。そんなだから仕事も手につかないですし、何をしていても頭の中は活動しっぱなしだから、夜もよく眠れない。ストレスでドカ食いしてしまうこともありましたし、逆に何も食べられない日もありました。
そんな生活を3ヶ月ほどくり返して、わたしの中に生まれたのは「このままではヤバい」という焦り。それもそのはず、このままの生活を続ければどう考えても健康に良くない。それどころか、また数年前とおなじようにうつ状態になって働けなくなってしまうのは目に見えていました。そうなったら終わりです。また回復までに数ヶ月、何年とかけている猶予は30歳を目前にしたいまのわたしには、ありません。
そんな切羽詰まった理由もあって、半ば衝動的にジムに行くことを決意。ビギナーのわりには鬼気迫る筋トレと、有酸素運動で走り込んで汗をダラダラ流し、頭のなかを真っ白にする作戦に出ました。結果、この作戦は大当たり。
現在はストレスのすべてを運動にぶつけることで、ドカ食いもなくなり、夜はすんなり眠れるようになりました。しかも、運動の効果はそれだけではありませんでした。新しい仕事のアイデアが浮かんだり、筋トレによって自分に自信を持ったことで、さらに自己を高めて前に進んで行こうとする気概も生まれたのです。
悩んでいるときに、ぐるぐると同じ考えの堂々巡りをしていては、実は永遠にくるしみからは抜け出せません。悩むのをやめるためには、一度そのループから抜け出して、自分を俯瞰して眺める手順が必要です。
何かに没頭したり、旅行をしてみたりと気分転換をはかることで、いまの考えからまったく新しいところへ意識を移動させるのです。新しい起死回生の一手(逆転の道)は、その先にあります。
運動は手軽にできて、ゾーンに入るのも比較的難しくないので、オススメです。
ぜひ、お試しあれ。