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やらぽん式ブレ軸ライティング論Vol.3~誤解の余地を残し深みのある文章に~

こんにちは、やらぽんです!
シリーズ記事としてお届けする「ブレずに自分軸で生きるためのライティング論」、略して「やらぽん式ブレ軸ライティング論」も今回で第3回目に突入です。

やらぽん式ブレ軸ライティング論」第2回の記事は、こちらから。


今回は、少し上級テクニックに踏み込み、「誤解の余地を残すことで生まれる深み」についてお伝えします。

文章というと「いかに分かりやすく伝えるか」が重視されがちですが、実はすべてを説明しすぎるよりも、あえて「誤解の余地」を残して読者に解釈をゆだねるほうが、深みが生まれ、受け取る人の心に響きやすくなることもあるのですね。

では、どうすれば誤解の余地をうまく残しながら、自分軸を表現するライティングができるのか?今回は、そのポイントをお伝えしたいと思います。

「誤解」とは違う?深みを生む“解釈の余地”とは

「誤解の余地を残す」と言っても、わざと曖昧にするわけではありません。ここでいう「誤解」とは、読み手に自由な解釈をしてもらう「解釈の余地」を意味しています。

文章に少し幅を持たせることで、読者が自分の経験や価値観と、重ね合わせやすくなることを意図するわけですね。

たとえば、「自分の道を選ぶ」という表現。シンプルですが、読む人によっては、就職・職業の選択といった仕事に関することと解釈したり、生き方そのものやライフスタイルのことだと受け取るかもしれません。

こうした表現の幅を意識して言葉を選ぶと、読者が文章に対して自分なりの共感や気づきを見つけやすくなるのです。

誤解の余地を残す3つのメリット

誤解の余地、つまり「解釈の余地」を残すことで、自分軸を表現するライティングにどのような効果があるのでしょうか?
ここでは、そのメリット3つを紹介します。

1. 読者が自分と重ね合わせやすくなる
解釈の余地があることで、読者はその文章を自分なりに消化し、自分の経験や価値観と重ねて受け取ることができます。

完全にこう思わせたいと型にはめすぎると、読者の自由な解釈がしづらくなるため、あえて少し余白を持たせると、読者がこれは自分のことだと共感しやすくなります。

2. 文章に深みと余韻が生まれる
すべてを説明しすぎず、ほんの少し解釈をゆだねることで、読み終えた後に「自分はどう思うだろう?」と考えさせる効果が生まれます。

余韻のある文章は心に残りやすく、読後にもまたもう一度読み返したくなることがありますよね。深みのある表現が、文章全体の魅力を高めてくれるわけですね。

3. 自分軸を守りつつ広い層に届きやすくなる
自分軸で語るライティングには自分らしさがあふれますが、読者全員が同じ価値観や背景を持っているわけではありませんよね。

解釈の余地を残すことで、自分軸は保ちながら、さまざまな立場や状況に置かれている読者の心にも、すんなりと届きやすくなります。

誤解の余地を残すための3つのポイント

では、具体的にどのように誤解の余地を残すと、深みのある文章が生まれるのでしょうか?
以下の3つのポイントが参考になると思います。

1. ストレートな表現とやわらかい表現を使い分ける
あえて結論をすべて説明しないで、ストレートな表現とやわらかい表現を組み合わせてみましょう。

たとえば、「私は○○と思います」ではなく、「こう感じるかもしれませんね」などの言い回しにするだけで、読者の自由な解釈が生まれやすくなります。

2. 具体例を示しつつも詳細まで語りすぎない
具体例を出すときは、わかりやすさのためにとても役立ちますが、すべてを詳細に語りすぎると、逆に読者のイメージが狭まってしまいます。

たとえば、「自分のペースを守る生き方」と書くとき、あえて「人間関係において」など詳細な条件をつけすぎないほうが、読者自身が書かれている状況や表現を、自分に自由に当てはめて解釈できるのです。

3. 読者に問いかける形で余韻を残す
ときには「あなたならどう思いますか?」と問いかけてみると、読者自身が考えるきっかけになります。

問いかけのスタイルは、読者が自分の価値観を引き出す効果があるため、結論を押しつけるのではなく、一緒に考えるような形で書いてみるのも一つの方法です。

誤解の余地を生かしたライティング例

ここで、「誤解の余地を生かしたライティング」の例を取り上げます。

例文1: 結論を少しぼかす
「自分に正直に生きること。それが本当の自由かもしれませんね。」

このように少しぼかした表現だと、読者は「自分に正直ってどういうことだろう?」「本当の自由って何だろう?」と、読み手が自分なりの答えを考える余地が生まれます。

例文2: 具体的な状況をあえて限定しない
「大事にしたいのは、自分のペース。時には立ち止まることも、進むことも、自由です。」

このように、伝えることや書くことを具体的に細かく限定しないと、読者が自分の状況や立場に合わせて解釈しやすくなります。

「誤解の余地」を活かした文章は深みのある表現を可能にする
誤解の余地を残し、解釈をゆだねる文章を書くことで、自分の言葉により深みを感じてもらえる可能性が増し、読者にとっても心に残る内容になりやすくなるのではないかと。

文章表現において自分軸を守りつつも、読者が自由に共感しやすいライティングのコツとして、ぜひ意識してみてくださいね。

まとめ:自分軸を深め、読者と共感しあえる文章を

「誤解の余地を残す」というテクニックを通じて、文章に深みと余韻を与えることができるという話をお届けしました。

これは、ただ明確に伝えるだけでなく、読む人がそれぞれの立場で自分に当てはめて考えられるような誤解の余地を残し、読者が解釈の幅を広げることで直接的に詳細に伝えるより、効果を生み出せる表現方法でもあります。

次回は、文章の構成を工夫して、主張に一貫性と深みを持たせる「主張と独り言のバランス」についてお届けします。このバランスをつかむことで、さらに伝わりやすい文章に近づけると思うので、楽しみにしていてください。

まずは、日々のライティングで「誤解の余地」を少し残しながら、自分らしさを表現する文章を書いてみましょうね。


ってことで、今回は
やらぽん式ブレ軸ライティング論Vol.3~誤解の余地を残し深みのある文章に~」ブレずに自分軸で生きるためのやらぽん式ライティングの3回目。😄
※見出し画像のイラストは、メイプル楓さんからお借りしました。😊


では!

深まりつ  誤解の余地で  のほほんと


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