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ブレ軸ライティング論Vol.7 ~視点のスイッチにより文章に奥行きをもたせる~
こんにちは、やらぽんです!
今回は「ブレずに自分軸で生きるためのライティング論」、略して「やらぽん式ブレ軸ライティング論」第7回目の投稿です。
前回は「主張に深みを持たせる3つの型(同格・対比・因果)」についてお話ししましたが、今回は少し視点を変えて、「視点のスイッチング」で文章に奥行きを持たせるテクニックについてお伝えします。
前回の記事がこちら!
では、早速ですが本題に入りますね。
「視点のスイッチング」とは、簡単に言えば、書き手(自分)視点と読み手(相手)視点を切り替えることです。この切り替えを意識することで、文章が単調にならず、読者の心に響きやすくなります。
視点のスイッチングとは?
文章には大きく分けて「書き手視点」と「読み手視点」があります。この2つを意識的に切り替えながら書くことで、文章に立体感や広がりが生まれます。
1. 書き手視点
書き手視点とは、自分の思いや体験、意見をそのまま伝える視点です。たとえば、「私はこれが好きです」「こんな経験をしました」といった、自分の立場からの言葉が書き手視点です。
例をあげると
「私は、自分軸を大切にすることが人生を豊かにすると感じています。」
2. 読み手視点
読み手視点とは、読者の立場や気持ちを考えて書く視点です。たとえば、「あなたもこんな経験はありませんか?」と問いかける形や、「この方法を試すと役立つかもしれません」といった、読者に寄り添う言葉が読み手視点です。
例をあげると
「あなたは、自分らしく生きるために大切にしていることがありますか?」
視点のスイッチングがもたらす3つのメリット
視点を切り替えることで、以下のようなメリットが生まれます。
1. 読者との距離感が縮まる
書き手視点だけだと、どうしても「一方的に語る」印象を与えてしまいます。読み手視点を加えることで、読者が「自分のために書かれている」と感じやすくなり、文章がより親しみやすくなります。
2. 読者を文章の世界に引き込める
視点を切り替えることで、読者が文章の中に入り込みやすくなります。たとえば、「自分の経験はこうでした」という書き手視点から、「あなたならどう感じるでしょうか?」という問いかけに切り替えると、読者も一緒に考えるようになります。
3. 文章にリズムと立体感が生まれる
同じ視点が続くと文章が単調になりがちですが、視点を切り替えることで、リズムが生まれます。これにより、読者を飽きさせない文章が作れます。
視点のスイッチングを使う3つのコツとは?
では、具体的に視点のスイッチングを取り入れるためのコツを見ていきましょう。
1. 書き始めに読み手視点を取り入れる
文章の冒頭では、読者が興味を持ちやすい読み手視点を使うと効果的です。たとえば、「自分らしく生きる方法を探している方へ」といったフレーズで始めると、読者の関心を引きやすくなります。
2. 自分の経験を語るときは書き手視点に切り替える
文章の中盤で自分の体験や意見を述べるときは、書き手視点に切り替えます。たとえば、「私が自分軸を見つけるために意識したのは、小さな目標を設定することでした」というように、自分の言葉で語ります。
3. まとめや結論部分では再び読み手視点にする
文章の締めくくりでは、再び読み手視点に切り替えて、読者に行動を促すような一言を添えると効果的です。たとえば、「あなたも自分らしい生き方を見つけるために、一度小さな目標を立ててみてはいかがでしょう?」といった具合です。
視点のスイッチングを使った具体例
ここで、視点をスイッチした文章の例を見てみましょう。
例文1: 書き手視点→読み手視点に切り替える
「私は、自分軸を大切にするために毎日小さな目標を立てています。たとえば、『今日は10分だけ読書をする』と決めることで、少しずつ自分の価値観が明確になってきました。あなたも、そんな小さな一歩を試してみると、自分らしさに気づけるかもしれません。」
例文2: 読み手視点→書き手視点に切り替える
「あなたは、自分の価値観を見つけるためにどんな行動をしていますか?私は、朝の時間を活用して、自分の心が喜ぶことを書き出すようにしています。それだけで、自分軸が少しずつ固まっていくのを感じます。」
まとめ:視点をスイッチして奥行きのある文章に!
視点のスイッチングを意識すると、文章に奥行きとリズムが生まれ、読者との距離感もぐっと近くなります。読み手視点で「読者に寄り添い」、書き手視点で「自分の経験を共有する」バランスをとることが、文章の魅力を高めるコツです。
次回は、主観と客観をバランスよく取り入れる「距離感の取り方」についてお話しします。このテクニックを学べば、さらに読者に響く文章が書けるようになるはずです!
まずは、日々のライティングで「視点をスイッチする」練習をしてみてくださいね。
ってことで、今回は
「ブレ軸ライティング論Vol.7 ~視点のスイッチにより文章に奥行きをもたせる~」ブレずに自分軸で生きるためのライティング論の7回目。😊
※見出し画像のイラストは、メイプル楓さんからお借りしました。
では!
表現の 視点を変えて のほほんと
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