問題解決や良案捻出などブレークスルーの秘訣は、醸すこと。
私は問題解決を得意としているのだが、仕事における様々な事案を処理したり、個人間のトラブルだけでなく、仕事におけるクレーム対応のトラブルシューティングを行うことが多かったので、種々雑多な事案を経験してきた。
そういった問題解決の現場や自身の新規事業企画立案などでも、判断に迷ったり、これだといったナイスなスキームが浮かばずに堂々巡りすることも多かったのだが、そんなときに活用していた秘訣がある。
その秘訣が「醸す」ということだ。いろんな仮説やアイデア、問題となっている障がいなどを片っ端から頭に入れて、後はそのことを忘れて他のことに着手するのである。その間は醸している状態で、まったく考えていないわけではないのだが、うっすらと思考の片隅にあるという程度の認識なのだ。
いわば、材料を頭の中にたたき込んで、あとはボーッとするというものだ。
ボーッとしているときの脳の状態は、閃いたときの脳の状態とほぼ一緒だということも科学的に解明されたそうな。
ボーッとしているようでも、脳の中はリラックスして閃きの状態にあるのだから、脳の邪魔をせずにいることが醸していることになるわけなのよ。
そういった醸している状態で他の仕事に励んだり、周囲の刺激を目に入れたりしているうちに、ぴこぴこッと閃くのだ。その閃きの断片をすかさず書き殴っていくと、次から次へと連鎖してアイデアや解決策のヒントが出てくるようになるのだワ。ビックリするぐらいだワ。神が降りてくるのだわ。
こうなったら、あとはマインドマップの要領で紙に書き込んでいくだけだ。ランダムに書き出したメモをグループ分けしたり、細分化させていったり結合したりと、繰り返すごとに明確なものになってくるという、醸しからの展開手法なんだけど、けっこう使えますぞ。
今も同じようなことを繰り返して醸すけど、1つの事案だけで無く、いくつもの醸しを同時進行しているから、醸しているテーマ同士がくっついたりするので、醸されて出てくるアイデアなども短期間で出てくるようになった。
この醸し合いを「ダックゲーム」と命名しているのだが、おわかりかな?
そうですだ!
ダックゲーム → 鴨試合 → 醸し合い そういうことなのだわ。^^
会議などでもこの手法は使えるので試して欲しい。その日のうちに決議しなければならない事というのは、そんなにあるもんじゃないし、事前に議題が決まっていれば出席者に名を連ねた以上、自分の論を準備して臨むのが常識だろうて。
そんな時でも時間だけが経過して、すんなり決議できないこともあるだろうが、早めに次回までの持ち越しに決めてしまい醸す時間を設けることで、すんなり最適解が見つかることが多いのだべし。
個人の悩み事にしても同じだ。悩むことに執着して、悩みの時間を密かに愉しむ人物も存在するけど、大方の悩める人にとって問題を解決できない理由というのは、解決への一歩を踏み出せずに、いつまでも堂々巡りで悩んでいるということが多いよね、まったく。
こういう個人の悩み事も、想定できるすべての条件や問題点、矛盾点などをぜんぶ書き出してしまい、その後は一旦忘れて生活させるとよい。
書き出した時点で頭の中には整理されて記憶に残るし、書き出したことで問題を過大評価から、過小まではいかなくても、適切な等身大の問題に思えてくるので、問題解決までの道のりが早くなるのだ。もちろん適宜、状態にあわせてのアドバイスは必要になると思うけど、ね。
醸すことを無意識で実践している人は多いと思う。経営者だけで無く、企業役員や中間管理職、プランニングやデザインなどのクリエイターを始め、醸しがアイデアや解決案をひねり出すことを体得している人たちは、人には教えずに、こっそりと自分だけの武器にしているのであるある。
続編で醸し方を間違えたらいかんよってことを書いた記事がこちら。
今日から、いや今からすぐにダックゲームを始めようではないか!
ってことで 今回のテーマは ダックゲームこと鴨試合ならぬ 醸し合い。
では!
きょうの こころも のほほんびより。
選挙はまだよ!
一票、いれちゃいかんよ!
もってくるなら、やっぱ座布団一枚だよ!
って、意味わからん・・・。ボソ