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下鴨×上賀茂「賀茂神社(賀茂下上大明神)」秘伝の守!上賀茂祭神の妻もいる!八坂×白山も!?【福井シリーズ】【福井丹南シリーズ】

平安時代から京都・賀茂神社の支社で、今でも京都へ氏子が訪問している。そして、お守りの宝庫である神社である。安倍晴明の師匠は賀茂氏で、陰陽道の流れが受け継がれているのカモ?

祖・賀茂氏(陰陽師・安部清明の師匠)より伝えられた「守札の秘伝書」により作成したお守りがある

 福井には安倍晴明の晩年の話や末裔の土御門が流れた場所なので、なかなか興味深い由緒である。

福井・賀茂神社関係者が京都へ!

 下鴨・上賀茂の両神社の神をまつる賀茂神社は、秘伝書を基にした300種類の守り札授与、自分で吉や凶を書いて夢の実現や恋愛成就などを祈願する「夢おみくじ」「恋おみくじ」設置などを行っている
 賀茂神社氏子の水嶋弘泰さんによると、今回の正式参拝のきっかけは昨年11月、1300年大祭を行った際に両神社宮司代理が神事に参列したことから、お礼参りとして行ったという。
(中略)
 みこたちは、下鴨神社宮司の新木直人さん、上賀茂神社宮司の田中安比呂さんと、それぞれ対面した。同行した水嶋さんによると、2月に行った4年に一度の睦月神事などを引き合いに、両宮司から「『福井での活躍は知っており、今後も神社を盛り上げていってください』と励ましをもらった」という。
 通常は禁止されているという境内でのキャラクター撮影も賀茂神社から両神社への正式参拝ということで「解禁」となり、青空の下、双葉夢叶と双葉恋叶の2人は笑顔で写真に納まっていた。

↓引用元

変更履歴


▼HP

https://twitter.com/kamo_jinja_

▼アクセス

福井県福井市加茂町7-1

▼祭神・本尊と脇時

祭神:別雷神、大己貴命、玉依姫命、伊賀古夜比賣命
配祀:神武天皇、弓矢大神

▼見どころ

  • 福井の賀茂神社(賀茂上下大明神)は、京都にある上賀茂・下鴨の両神社の分社

  • 717年、京都から勧請し、「賀茂下上大明神」と尊称

  • 延喜式神名帳にある「雷神社(越前国・丹生郡)」に比定

  • この地域は「志津荘」といい、京都・賀茂神社の荘園であったようで、
    社伝によると、現在の社家の祖である広部民部が京都賀茂両宮(賀茂別雷神社、賀茂御祖神社)を奉斎したのが起源とする

  • 遠祖・賀茂氏(陰陽師・安部清明の師匠)より伝えられた「守札の秘伝書」により作成したお守りがある

  • 鳥居には「賀茂下上大明神」と書かれ下鴨神社×上賀茂神社という意味のようだ

  • 拝殿の前には、下鴨神社と同じく干支ごとの摂社・末社「干支守護社」がある

  • 権力者も崇敬しており、平安時代には源満仲、南北朝時代には護良親王・戦国時代には朝倉家から代々諸役免除を受け、戦国時代には朝倉家、羽柴秀吉・丹羽長秀の禁制札下付があり、江戸時代には領主の社参が代替わりの度ごとにあったとか

  • 南北朝初期には壮大な社殿がそびえていたが焼失

  • 今の本殿は江戸期のもので、その左右にある脇社は彫刻、仕様共に桃山時代の特色をもったもの

  • 御祭礼の中で大きな神事は葵祭・祇園祭・初午稲荷祭、競べ馬や流鏑馬も行われていた

  • 睦月神事は現在も受け継がれている(2023年、2027年..…)

  • 今でも京都・下鴨神社と上賀茂神社に氏子が訪問している

  • 2023年、いろいろ修復中だった

  • 拝殿右から回り込むと本殿へ行ける

→境内

柱間6. 7m、高さ8. 1mの規模をもつ大型の木造両部鳥居。
福井では気比神宮大鳥居に次ぐ規模と古さ

 鳥居の扁額には「賀茂上下大明神」と書かれている。これは、上賀茂神社×下鴨神社という意味のようだ。

→干支守護社

 下鴨神社(私のNOTE)と同じく、拝殿前に干支ごとにオオクニヌシが祀られている(神様の名前は違いますが、オオクニヌシの別名で、すべてオオクニヌシです)。

左側手前から次の通り。

  • うま 顕国魂神

  • ね 大国主神

  • うし いのしし 大物主神

右側手前から次の通り。

  • みひつじ 大国魂神

  • たつさる 八千矛神

  • とら いぬ 大己貴神

  • うさぎとり 志固男神

 ただ、2008年に出来たらしく、新しいそうな。後は、いろいろ神社アトラクションをアドオンしている。

→拝殿・本殿

 2023年、本殿は修復中でしたね。

 拝殿前、両サイドを見ると黒い石がある。 心の中で願い事をしながら1回転させると願いが叶うそうで、この作業はお賽銭をする前に行う。って、安倍氏の氏寺である「安倍文殊院(私のNOTE)」の境内にある神社の白山社に通じるなと思ったり。。。

 祭神は上賀茂神社の「別雷神」、オオクニヌシの別名「大己貴命(オオナムチノミコト)」、 上賀茂神社の母で下鴨神社の祭神「玉依姫命」、そして、上賀茂神社の祭神の妻「伊賀古夜比賣命」である。「伊賀古夜比賣命」は京都の丹波王国の祭神で、かなりレアなんですよね。ここにいるのは凄く興味深い!
 そう、上賀茂神社の父・オオヤマグイと上賀茂神社の祖父である下鴨神社の主祭神がいない・・。やはり賀茂系の祭神は上賀茂神社が多いなという感想である。

伊可古夜比売命
伊賀古夜日売命とも。丹波国神野の国神で、賀茂建角身命に嫁ぎ、玉依比古命・玉依比売命の二柱を生む

<陰陽串祓い>
・陰陽串を取って左、右、左と祓う
・心臓をなでて、体の痛いところがあれば撫でる
・串に息を3回吹きかける
・串の下から10センチぐらいを折って収納箱にいれます。

 御朱印を頂いて境内を見ると妻がいない。拝殿に入って、おみくじを引いていましたな。拝殿内にはオオクニヌシと神仏習合で1対になった、大黒天像がいました。

 拝殿左右に摂社・末社があることが多く、拝殿横から本殿裏側に回るのが参拝ルール。左側は社務所で無理なので右へ行ってみる。道はないけど気にせず進め!

 やっぱあった!!!

 蜘蛛の巣を避けて、本殿へ!
 雪の地域なので雪対策で本殿を囲っていますね。そして、左右に・・・。 向かって左は祇園社(八坂社・牛頭天王社)で、右は白山社のよう。白山は土地柄的に白山信仰の影響でセオリツヒメを祀ったのか、下鴨神社の井上社にセオリツヒメがいるので理解できるが、まさかの祇園・スサノオがいるとは。。

白山社と本殿
本殿と祇園社
祇園社
白山社
本殿
拝殿は修復中

 最後に、越前市広瀬町の雷神社、越前市大虫町の大虫神社相殿に合祀された雷神社、福井市鮎川町の加茂廼神社は京都賀賀茂社の荘園だったからだろうか。

▼お祭り「睦月神事」

 賀茂神社睦月神事は、2月14日に天下泰平、田作、養蚕、五穀成就を祈る特殊神事で4年に1度今も盛大に執り行なわれています。


▼旅行記

公開以降の旅行記は次にアップします。

▼セットで行くところ

▼仏像展


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