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★仏像展★『阿弥陀さん七変化!』『仏教と思想の文か-インドから日本へ-』in龍谷ミュージアム

浄土真宗をはじめ、仏教の様々な宗派で大切にされている阿弥陀を集めた特別展!520円で安い!JAF割で450円に!だから行ったというのもあるのだが、楽しめたので記録する。

変更履歴

2024/08/08 初版


▼公式HP

公式HP:https://museum.ryukoku.ac.jp/exhibition/2024/series_14/
展示リスト:https://museum.ryukoku.ac.jp/exhibition/2024/series_14/images/list_j.pdf
チラシ:https://museum.ryukoku.ac.jp/exhibition/2024/series_14/images/flyer.pdf

▼博物館

龍谷ミュージアム

▼展示会説明

  • シリーズ展「仏教の思想と文化」は、インドで誕生した仏教がアジア全域に広まり、日本の社会にも根づいていく約2500年の歩みを「アジアの仏教」と「日本の仏教」に分けて紹介される

  • 特別展「阿弥陀さん七変化!」は、平安から江戸時代の様々な阿弥陀の姿を集めたもの

  • 会場には仏像や絵など阿弥陀37点が展示されている

  • 注目は滋賀・梵釈寺の「木造宝冠阿弥陀如来坐像@重文」で最古の宝冠阿弥陀とも

  • 阿弥陀如来は西方にある極楽 浄土の教主で、浄土教の広がりとともにアジア各地で信仰された

  • 日本でも浄土真宗をはじめ様々な宗派で大切にされ、阿弥陀さんの姿をかたどった彫像や絵像、あるいは名号が、お寺やお堂の本尊として安置されてきた

  • その一方、阿弥陀さんは多面的な信仰体系や教義のなかで、実にバラエティ豊かに姿を変える仏でもある

▼感想

作品リスト:https://museum.ryukoku.ac.jp/exhibition/2024/series_14/images/list_j.pdf

 第1部 アジアの仏教(2階展示室)

|→第1章 仏教とは

 アジアの仏像などで、日本とは異なる面白さがあった。No.12「観音菩薩立像」は腕が4本(4臂)は面白い。

|→第2章 釈尊の教えとその継承

|→第3章 大乗仏教とガンダーラ・西域

No.24 仏伝浮彫「四門出遊・出家決意」/No.25 仏伝浮彫「出城・降魔成道」/No.26 仏伝浮彫「衣服交換」

#法隆寺 (私のNOTE)の西院伽藍にある五重塔@国宝の「塔本塑像(法隆寺公式HP)」、を思い出すものだった。こちらは誕生して出家する太子のシーンで、馬との関わるシーンであった。
 聖徳太子は別名「 #厩戸皇子 」で、馬小屋で生まれたとされているのでキリストとも関りがあるとかいう話もあるが、仏教でも太子と馬との繋がりがあるんだなと新しい発見があった。

No.28 仏伝浮彫「梵天勧請」

 東寺の二間観音、愛知・滝山寺の三尊像は中央に聖観音、脇侍に梵天と帝釈天パターンがあるのだが、ちゃんと伝承に沿った三尊なのだとわかった。

No.35 仏伝浮彫「涅槃」

 涅槃仏にレア仏像「執金剛神」が居たのが面白かった。執金剛神といえば高野山と京都・金剛院の快慶作「執金剛神像」ですね。そして、東大寺法華堂(三月堂)もですな。

|→第4章 中国の仏教

|→ほとけの世界

No.49 地蔵菩薩坐像/No.50 木造 不動明王坐像

 滋賀・園城寺こと #三井寺 (私のNOTE)の唐院長日護摩堂(説明詳細)に安置されている地蔵菩薩坐像は、見慣れた穏やかな表情の地蔵菩薩で、元々は神像だった説もある。
 次に不動明王坐像は東寺(私のNOTE)講堂の不動明王にも通じる、目が見開き系でどっしりした体型で、横から見るとボディビルダー並みの体の厚みがあり迫力がある。

No.52 大黒天立像

 京都 #平等寺 (私のNOTE)の室町時代のもので、デカイ!!なんかビックリマンシールから出てきました感がある。こんなにデカイ大黒天立像は初めてかも。って、自分のNOTE見たら見仏しているのを思い出した。そして、龍谷ミュージアムでは常連さんのようだ!?

第2部 日本の仏教(3階展示室)

|→第1章 仏教伝来

Mo.1 塑像・塔本釈迦八相像残欠(第9・16箱)@重要文化財

奈良 #薬師寺 (私のNOTE)の東塔のものなんだそうな。それ以外覚えていない・・・仏像以外は記憶が薄い・・・

|→第2章 国家と仏教

No.5 東大寺大仏蓮弁 拓本 近代(現品:奈良時代)

 龍谷大学所蔵のもので、廬舎那仏って大日如来なんだ・・初めて知った・・・。そこだけ記録しておこう。

No.6 華厳経 巻第九 南北朝時代 紙本墨摺

 こちらも龍谷大学所蔵のもの。スルーしようとしたが「広峯」「天王社」という解説版の文字に反応。祇園祭といえば京都 #八坂神社で 、祭神はスサノオで元々は牛頭天王。本宮は八坂神社としても元宮は #廣峯神社だと思っていて 、共に神仏習合時代は寺の要素が強かった認識で、華厳経に現・廣峯神社のことが書かれているのは興味深かった。昔はネームバリューは八坂神社よりも廣峯神社だったのかもな~と。

八坂神社と廣峯神社の私のNOTEは次の通り。(https://note.com/yanma_travel/n/n8aca913b4711

No.7 成唯識論述記 巻第九 鎌倉時代 紙本墨摺

 こちらも龍谷大学所蔵のもの。興福寺の「春日版」といわれるもの。そう、藤原氏の氏神 #春日大社 、氏寺 #興福寺は 、神仏習合時代は同じだった。近年、興福寺の僧が春日大社に出向き、昔の姿に戻っていくのは良いことだと思う。初めて春日大社に行ったときに坊さんが居て、歴史を知らなかったので、なにこれ??と思ったが、歴史などをわかると、こういう展示品も面白い。

 興福寺と春日大社の私のNOTEは次の通りで、私のNOTEは神仏習合させています。(https://note.com/yanma_travel/n/n2cfec9e0d101


No.8 大日如来坐像

 平安時代後期の古像で、京都 #住心院の仏像 。小さいながらも存在感のある仏像で、胎蔵界式大日如来でした。この寺は2024年時点で行っていないな~。

No.13 孔雀明王像

 仏像ではなく、室町時代の「絹本着色」で、京都 #聖護院 (私のNOTE)のもの。阿弥陀展なので、密教系のここから展示されているのが意外だった。

No.14 如意輪観音坐像

 平安時代後期のもので腕が2本の古式如意輪観音坐像。ズングリムックリ系の体でふんわり系の顔が特徴。脇などに金が少し残っている。仏師は康有だとメモっているが間違えたかも。。

▼動画紹介(リンク)▼ニュースメモ


▼過去の関係・類似展▼旅行記



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