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日本三大護摩の一つ「世義寺」田丸城門移築!愛染明王が良い!

伊勢神宮外宮近くに鎮座していたが、宗教の歴史に翻弄され、衰退と今の場所に移した。日本三大護摩の一つで、田丸城の城門を移築し、良い仏像もある。

変更履歴
2025/02/09:初版


▼アクセス

三重県伊勢市岡本2丁目10−80

▼見どころ

  • 741年、行基菩薩が聖武天皇の勅により、鎮護国家の祈祷所として伊勢の前山に建立したと伝える

  • 修験道を行う真言宗の寺で、かつて大峰山修験道の寺院だった

  • 10から20の塔頭があったが、今では護摩堂であった威徳院のみとなる

  • 7月7日の柴燈大護摩は日本三大護摩の一つ(こちらに詳しい説明書きあり)

  • 伊勢神宮の内外両宮の法楽から万民悦楽までを祈る伝統を残している

  • 1671年、227の寺が被災した大火を免れたが、伊勢神宮と寺が接するのを憂え現在地に移した

  • 1836年、伊勢神宮からのクレームが来て衰退彷徨になり、本来は護摩堂であった威徳院に本尊を移し、醍醐三宝院を本山と改め、教王山世義寺と称するようになった

  • 1915年、聖天堂や新しい参道もできて、現在に至る

  • 「愛染明王」を安置し、この愛染明王は平安時代の院派の影響を受けているように見え、太い眉で玉眼が特徴で西大寺秘仏の愛染明王@重文に雰囲気が似ている

 三重県度会郡玉城町にあった田丸城の城門が移築されたもの。門の前に「具足神通力」「福聚海無量」と書かれた大きな石柱がある。

 山門をくぐると目の前に護摩壇と護摩堂がある。境内には、小さなお堂がある。本尊は愛染明王で、三重四国八十八ヶ所霊場の第八十四番礼所。

以前寺で見仏したときと印象が変わる。院派仏師作「愛染明王坐像」は奈良・西大寺などと比べ大きく、今まで見た愛染でも大きい方で、京都・禅林寺こと永観堂の愛染ぐらい良い!と思ったが、ちょっとトーンダウンした感じがする。さて、元々は伊勢神宮の外宮近くにあった寺らしい。

↓私のじゃらん旅行記

 寺に鳥居があるので、神仏習合が残っている。鳥居の扁額には「大聖歓喜天」あるので仏教ですね。石段途中にお稲荷さんかな。

 明治維新後の廃仏毀釈によって衰退したが、復興の為に「聖天堂」が設けられた。唐破風屋根下の彫刻の細工がよい。


▼メディア情報

これ以降は本NOTEの下にあるコメント欄で追記します。

▼旅行記

▼セットで行くところ

▼仏像展

MieMu 三重県総合博物館『第25回企画展・開館5周年記念特別展 三重の仏像~白鳳仏から円空まで~』

以前寺で見仏したときと印象が変わる。院派仏師作「愛染明王坐像」は奈良・西大寺などと比べ大きく、今まで見た愛染でも大きい方で、京都・禅林寺こと永観堂の愛染ぐらい良い!と思ったが、ちょっとトーンダウンした感じがする。さて、元々は伊勢神宮の外宮近くにあった寺らしい。

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