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尾張氏の神社と良い仏像たち「尾張国分寺」「法華寺」「円光禅寺」「矢合観音」【尾張シリーズ】

 毎月3日の10:30~13:30に御開帳。京都でも山門に安置されていることが多い「宝冠釈迦如来坐像@重文」が見どころで、都仏師のものではと思ってしまうほどの完成度で、解脱したばかりを示しているかのような穏やかさを感じる。

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2023/02/11 初版

▼HP、アクセス、祭神・本尊と脇時

※後述「▼見どころ」参照

▼見どころ

▽法華寺:愛知県稲沢市法花寺町77

 日吉神社の鳥居が見える所で右折すると辿り着くき、名前だけでよい仏像がありそうで期待が膨らむ。 奈良・法華寺と言えば女性の寺、「十一面観音立像@国宝」というイメージだが、ここは尾張国分尼寺があった場所とされている。

 本尊は藤原時代の「薬師如来坐像@重文」で、尾張国分尼寺があった場所とされている。古い時代の礎石も残されているという。本尊・薬師如来坐像は半丈六で、厨子がないため細かいところまでよく見える。

▽円光禅寺(萩寺):愛知県稲沢市矢合町山屋敷3424

 「圓光禅寺」とも書かれる。

▽尾張国分寺・三社神社・尾張国分寺跡:愛知県稲沢市矢合町城跡2490

  • 1385年、旧尾張国分寺跡地に尾張国分寺堂を建立されたのがはじまり

  • 現在の尾張国分寺は、平安時代の空也上人が出家した寺と言われている

  • 当初は円興寺だったが、1886年に「国分寺」に改称した。

 741年に聖武天皇の詔により全国に造営された国分寺の一つ。1961年に開始した発掘調査にで金堂跡・塔跡の位置や規模が確認され、金堂・講堂・南大門が一直線に並び、塔を回廊の東側に置く伽藍配置が明らかとなった。『続日本紀』や『日本紀略』より884年に火災により焼損したことを受けて、「願興寺」を国分金光明寺とするという勅令が出されたとあるが、このことは出土した瓦の時期からも裏付けられた。なるほど、数年前に特別公開された「願興寺」に良い仏像が集まっていたのは、そういう歴史があったのか。

 毎月3日の10:30~13:30のみご開帳。
 京都でも山門に安置されていることが多い「宝冠釈迦如来坐像@重文」が見どころで、都仏師のものではと思ってしまうほどの完成度で、解脱したばかりを示しているかのような穏やかさを感じる。

 本堂ですね。

 寺の左には三社神社があった。実は偶然である・・。

 やはり、尾張氏周辺の神社は舞殿・拝殿・本殿は直接見せてくれない!これはお約束ですね。

 本殿が小さい・・。3つの神社が合祀されたのだろうか。。駐車場に戻ります。と、お堂がありますね。

まさかの役行者・・。

▽矢合観音:愛知県稲沢市矢合町2664

 「やわせかんのん」と読む。国分寺横なので、矢合観音と国分寺はセット。本尊「十一面観世音菩薩」は、安土桃山時代に一色城の城主・橋本道一の弟で矢合城主・橋本大膳がこの地に観音菩薩を祀ったのが始まりと言われている。
 万病に効くといわれる井戸の水をペットボトルなどに入れて持ち帰り、患部に塗ったり、飲んだりするのがよいらしい。昔話では「こんばんは、旅をしている者でございます。どこでもかまいません。一晩、泊めてやってください」と聞いて、そっと戸を開けた主人。うすきたない巡礼の姿を見て、「すまねえ。泊める場所がないんだ。わるいが、ほかの家をあたってくれ。」言い終わるが早いか、ビシャっと戸をしめてしまった。 「この家は、なんと冷たいんだ。きっと、ほろびるにちがいない」と巡礼者はふり返りながら呟いた。今度は、本郷村のある家に行き同じように頼んだ。 「夜分、申し分けない。一晩泊めてやってくだせえ」と。主人は、とてもやさしい人だったので、こころよく泊めたとさ。次の朝、巡礼は泊めてもらったお礼にといって、小さな木の箱をおいて、旅立っていった。主人は、なにだろうとふしぎな顔をしながら、そっと開けてみた。中には小さな観音様がはいっていた。

▽性海寺(あじさい寺):愛知県稲沢市大塚南一丁目33

 「しょうかいじ」と読む。尾張に伝わる昔話では、空海が京都の東寺から熱田神宮におまいりに行く途中、この地でみすぼらしい姿をしたおじいさんに会い、そのおじいさんに「ここにお寺を作りなさい」と言われ、創建したと伝える。1221年に源延が信濃国の善光寺の如来三尊を模造して安置したという。
 寺本堂前の多宝塔は高さ2.6mあり本尊を安置する厨子としているともあった、建造物として重要文化財に指定されている。

▼旅行記

▼セットで行くところ


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