★仏像展★33年に1度の秘仏公開「千年の秘仏と近江の情景」滋賀県立美術館
正福寺の本尊・大日如来坐像@重文は国内最古級の胎蔵界大日如来像で、33年に一度公開される秘仏。寺外では初公開。面白いのは、兄弟、いや表と裏ともいうべき「不動明王坐像」と見比べが出来たことなのだが、この仏像は特徴が似ていることから同じ仏師作の可能性が高いと説明があった。ということは、東寺と同じく同じところに安置されていた歴史があるかもしれない。理由は大日如来は言うことを聞かないものに対して不動明王に変化するので、一対で造ることもあろうかと。
東寺は大日如来と大日如来の菩薩の姿と不動明王の姿を見比べ出来ます。いわゆる立体曼荼羅ですね。
では、話を戻して、仏像は5体だけだが大満足です!行った日は無料DAYだったのもありますが、33年に一度の仏像だったので行く価値あり!!
変更履歴
2023/11/22 初版
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仏像の写真はこちらのPDFですね。
先に伝えておくと大日如来と不動明王は特徴が似ていることから同仏師作の可能性が高いと説明があった。ということは、東寺と同じく同じところに安置されていた歴史があるかもしれない。理由は大日如来は言うことを聞かない人に対して不動明王に変化するので2体を造ったのでは?と疑ってみた。ということで、行ったり来たりして2体を見比べ見仏した。
#正福寺 「⼤⽇如来坐像@重文」と #善 ⽔寺「不動明王坐像@重文」
説明を読んでいると、なるほど!同仏師の可能性が高いなと思ったのだが、大日如来は胎蔵界の大日如来だったので、違うところで安置し続けたのかなと結論付けた。
大日如来と不動明王コンビ(表と裏、もしくは和魂と荒魂)の場合、金剛界式大日如来と不動明王のイメージがある。胎蔵界式大日如来は単独か金剛界式大日如来と並べて安置されるイメージであるので。
ちなみに、善⽔寺の詳細は次の私のNOTEを参照ください。
#正福寺 「⼗⼀⾯観⾳⽴像@重文」
平安時代の柔らかい顔でやさしい十一面観音立像@重文が3体安置されていた。観音の特徴の1つは腕が膝下まであるのだが、そこまではなかったが、頭の上の化仏はどれも素晴らしい。何か違うなと凝視すると、衣文がそれぞれ違いがあり、面白いのに気づいた。時代の特徴が出ている意味で、この3体見比べ展示方法は良い。
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