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伊勢と同じ足神さん「宇治神社」伊勢神宮の古材の鳥居と紀州徳川家奉献の本殿【和歌山シリーズ/和歌山市周辺シリーズ/和歌山紀北シリーズ】
おお~和歌山に「宇治神社」がある!と地図で見つけて参拝したら・・・あっ伊勢神宮内宮にある「足神さん」だ・・なんで伊勢神宮内宮と繋がりがある神社がここに?しかも、幟にも「足神さん」とあり、境内に入ると神明鳥居があり、説明板を見ると「伊勢神宮の式年遷宮」のものとあった。
ちなみに、江戸時代には紀州徳川家の鎮守社としても崇拝された神社である。あと、楠本稲荷神社、金比羅神社、八坂神社、愛宕神社、荒神神社、天満神社、牛神神社があったのだが、今は足神さんと楠本稲荷神社のみ。その理由は和歌山空襲で焼けたそうです。
伊勢神宮内宮(皇大神宮)近くにある宇治神社はこちら。有名な京都・宇治神社(私のNOTE)もどうぞ。
変更履歴
2025/02/20:初版
▼HP▼アクセス
和歌山市新魚町15番地
※駐車場は3台分ぐらいかな
▼祭神・本尊と脇時
天照大御神(アマテラスオオミカミ):https://note.com/yanma_travel/n/n309ce7585a70
丹生都比売(ニウツヒメ):https://note.com/yanma_travel/n/n3d6a9ae413b4
高野御子(タカノミコ。丹生都比売大神の御子):https://note.com/yanma_travel/n/n3d6a9ae413b4
▼見どころ
→由緒・歴史
紀直紀伊国の遠祖である宇豆比古(ウズヒコ)が創建した社
ヤマトタケルの弟・屋主忍男武雄心命(ヤヌシオシオタケオココロノミコト)が紀の国に派遣され、宇豆比古の妹である影姫を娶り、武内宿禰を生んだとされる
※武内宿禰:景行天皇から仁徳天皇まで5代の天皇の忠臣として数々の有力豪族の祖として活躍。
※宇豆比古は、兎道彦(ウジヒコ)とも称す。1135年5月4日、鳥羽上皇の勅願所として、葛木山麓に丹生都比売、高野御子を勧請
1142年、岩手村吉野川北岸に創建、この地に勧請建立された
神仏習合が始まっていたため、第一金剛部・第二仏部・第三蓮華部の三部の神を建て、本地垂迹縁起の神として、三部大明神三座と称された
鳥羽上皇の信仰が篤く、藤原実季に奉幣を立てさせ、その後に根来寺(私のNOTE)創建落慶時には土師の直営で奉幣があった
各地域からここに合祀した神社は 楠本稲荷神社、金比羅神社、八坂神社、愛宕神社、荒神神社、天満神社、牛神神社があるのだが、今は足神さんと楠本稲荷神社のみ
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神社の方が熱く語っている・・・。会いたかったな。
→足神さん
表参道から直進すると「足神さん」で、右に行くと拝殿・本殿ですね。
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祭神は「宇麻志阿斯訶備比古遅神(ウマシアシカビヒコヂノカミ)」で、
古事記では、天地が初めて開けた時に四番目に現れた神。
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→拝殿・本殿と伊勢神宮古材の神明鳥居
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この鳥居は第62回伊勢神宮御遷宮に伴いアマテラスを祀る社殿の板垣の覆屋根杙と内宮の正面に建つ御贄調舎の丸柱及び桁の古材を拝受し新しく常若の生命として甦り竣工したんだとさ。そう、SDGs!リユースですね。
和歌山大空襲で焼失したと思われていたご神木のクスノキが今年、再び姿をあらわした。和歌山市新魚町の宇治神社が傷みの激しい鳥居を再建するために地面を掘り返すと、根が焼け焦げながらも残っていた。鳥居は伊勢神宮(三重県伊勢市)の式年遷宮で撤去された古材で生まれ変わった。先の大戦、遷宮と歴史を刻みながら、神社は地域を見守り続ける。
(中略)
鳥居の工事現場では西尾さんが木の御霊に祈祷(きとう)をした上で、根のうち建設の妨げになる部分を取り除いた。そして25年の伊勢神宮の式年遷宮で撤去された「内宮(ないくう)」の板垣の屋根材2本などの古材を用いた鳥居が今年3月に完成した。
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本殿と拝殿はシロアリの浸食や風化が進み、傷んでいた。同年から氏子と共に再建を進めており、ようやく先月に完成した。西尾宮司は「涙が出るほどうれしい。神様が一番喜んでくれていると思います」と感激している。
太陽の神「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」、水の神「丹生都比売大神(にゅうつひめのおおかみ)」、子孫繁栄の神「高野童子大神(たかのみこのおおかみ)」を宇治三部大明神として祭る同神社。紀州浅野家、徳川家の鎮守として崇拝され、守られてきたという。また明治時代には境内に楠本稲荷、金比羅、八坂など8神社が祭られていた。
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本殿の彫刻が素晴らしいのは、徳川家の寄進によるものなのだろう。金のあるとこには素晴らしい社殿と仏像がある。
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本殿横に御神木ですね。
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→稲荷大明神
伏見稲荷大社から勧請のよう。実は戦火でしばらくの間、他の社殿はなく、ここだけ残っていた時代があるようですね。
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「初午祭」の神事の一つとして、5年ほど前から同神社で行われている。
同日、湯を沸かした釜の上に、米を入れた高さ約40㌢ほどの神事用のせいろを置き、神職がそのふたを取ると、地鳴りのような大きな音が境内に響き渡った。
伏見稲荷といえば、京都・伏見稲荷大社(私のNOTE)ですね。
▼メディア情報
めっちゃ神社の方が話していますね。
これ以降は本NOTEの下にあるコメント欄で追記します。
▼旅行記
熊野世界遺産20周年と羽曳野/松原の古社巡り★和歌山⑬大阪ミナミ⑮★|やんまあ@旅行記
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▼セットで行くところ
▼仏像展
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