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映画「鹿の国」ー諏訪大社の祭礼を追ったドキュメンタリー!★備忘録★

原始宗教が色濃く残る諏訪大社(私のNOTE)。もう一度行きたいな~と思っていたら、この映画を妻が見つけた。行かなきゃ!!
諏訪大社巡り行かないといけないな~。前回は善光寺などとセットだったので1泊でサッと巡ったので、次は仏像も込みで行こう!!

 諏訪にまた行かないといけないなと思った名作だが、この映画を観に行く前に事前にある程度知っておいたほうが良いかも。

まずは諏訪の記録。

旅行記です。

変更履歴

2025/01/20:初版


▼公式HP

公式X:https://x.com/shikanokuni_vf
公式HP:https://shikanokuni.vfo.co.jp/
チラシ:https://shikanokuni.vfo.co.jp/_img/flyer.pdf

▼映画館

京都シネマ
 ※事前予約した。当日行くと・・売り切れていた・・あぶね~~

▼動画紹介(リンク)

日本最古の神社のひとつとされる諏訪大社のことは、おそらく報道番組はもと文化系番組や旅番組など、なにかしらの形で目にしたことはあるのではないだろうか?
 ただ、そこでどのような神事がとりおこなれているかを知っている人は限られるのではなかろうか。
 ドキュメンタリー映画「鹿の国」は、諏訪大社で脈々と受け継がれてきた、これまであまり表には出ていない「神事」の世界に深く分け入る。
 作品でも触れられているが、諏訪大社の祭礼は年間200回を超える。その中でも重要とされる神事では、「ミシャグジ」という精霊が降ろされる。そして、神事には鹿の贄が欠かせない。
 精霊?贄?いつの時代のことと思うかもしれない。
 でも、時代による変容はありながらも、原初からの神聖さをたずさえた形で続いている。

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/71740a692291d3f254fe83dedaa5186063a884dc

▼ニュースメモ

▼映画感想

→まずは公式HPを箇条書きで要約

  • 諏訪大社と鹿の生贄:

    • 諏訪大社は日本最古の神社の一つであり、古来より鹿を神事に捧げる風習があった。

    • 鹿は地域の人々にとって特別な存在であり、その命を捧げることで豊穣を祈願してきた。

  • 御室神事の再現:

    • 600年前に途絶えた謎の御室神事を再現し、その実態に迫る。

    • 冬の間、生き神である大祝が穴蔵に籠もり、鹿の肉を食し、芸能を奉納していた。

    • この神事は、穀物と動物の命を重ね合わせることで、生命の循環を祈る儀式であった。

  • 春の鹿の供え:

    • 春には、75頭の鹿が神前に捧げられる。

    • 猟師は今でも鹿の肉を捧げに諏訪大社を訪れ、特別な札を手にする。

    • この行為は、鹿の命を人の命に変え、自然と人間の共存を象徴している。

  • ミシャグジ信仰:

    • 諏訪地方に根付く自然崇拝であり、諏訪大社の信仰の中核をなす。

    • 大地を司る神として崇められ、生命の誕生と死を司る力を持つと信じられてきた。

  • 生き神・大祝:

    • 御室神事の中心人物であり、神と人間をつなぐ役割を担う。

    • 冬の間、厳しい修行を行い、神聖な力を身につける。

  • 生命の循環:

    • 鹿の生贄は、単なる犠牲ではなく、生命の循環を象徴する行為。

    • 鹿の命をいただくことで、人々は自然の恵みに感謝し、生命のつながりを意識する。

  • 宗教と自然:

    • 古代から続く宗教観と自然との深い結びつき

    • 現代社会における自然との関係性

  • 生命の価値:

    • 生贄という行為の意味

    • 命の循環と再生

→私の記録

  • 諏訪大社の神事が撮影されていたので、おお~と思った

    • 蛙を生贄として諏訪大社に捧げる蛙狩(かわずがり)の神事が面白い

    • 何回か御頭祭シーンがあった。鹿の首を75頭捧げたという有名な神事で、今でも剥製の鹿の首が使われていている

    • 巫女の舞も良い感じだった

  • 寺の住職は言う、ミシャクジ、諏訪大社のタケミナカタ、本地仏・普賢菩薩などすべてのものが混在し、すべてを含めて諏訪大明神だと語っていたのが日本だな!と思う

    • 神道は仏教もキリスト教もすべてのものを包み込んでしまうが、明治の神仏分離令で神道と仏教は分かれたがここも続いている

    • 興福寺の僧が春日大社(私のNOTE)へ!高野山(私のNOTE)の僧が、丹生都比売神社へ!と同じく、比叡山(私のNOTE)が八坂神社(私のNOTE)へ!と同じく、諏訪大社へも僧が参拝しており神仏習合が続く場所

  • 御室神事(みむろしんじ)

    • 600年ほど前まで諏訪で行われていたようで、地元の方も口伝でバラバラの認識だったようだ

    • 毎年冬、縄文遺跡のような竪穴の半地下空間に籠りほぼ3か月ものあいだ神事が続けられたそう

    • 「御室」という24畳もある広い半地下の建物をつくり、諏訪大社の現人神である大祝(おおほうり)をはじめ神事に関わる人たちがここに籠って神を呼んだ

    • 四季を基に豊穣を願っているんだなと思った

    • 最初に呼ぶのがソソウ神とミシャクジ神で、意味、漢字表記も不明。書き言葉がない時代から続いているんだなと思う。

      • ソソウ神は一説には諏訪湖の方からやってくる蛇神だとか

    • ソソウ神とミシャグジを交わらせ、ソソウ神を巨大な大蛇に成長させたり、大祝の代理であるオコウさま(神使)を徹底的に籠らせて祈りを捧げる

  • 最後に「諏訪」と「鹿」の関係だが、各自で考えてとのこと。

  • 座年かについて3つ思った。

    • 映画を観て農耕だ!と思った

    • 諏訪大社の祭神・タケミナカタは出雲の国譲りでタケミカヅチに戦いを挑んだが負けて諏訪に逃げた。「タケミカヅチ=鹿島神宮・春日大社=鹿」なので、藤原氏にやられたタケミナカタを鎮めるもの(荒魂ではなく和魂でいて欲しい)という人の思いなのではないか?

    • あとは専門家の仰せのままに

→ガイドブック備忘録

ガイドブックが2000円!!勝手ビックリしたが、中身の濃さから納得の一冊。もう一度、諏訪に行ったときは寺も行けば何か発見がありそうな要点を記しておく。

→オマケ

Xで紹介されていた論文『諏訪とアジアの贄柱』をどうぞ!

 このお面を見て広隆寺(私のNOTE)の「太秦牛祭」を浮かべたのは私だけか??


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