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映画「鹿の国」ー諏訪大社の祭礼を追ったドキュメンタリー!★備忘録★
原始宗教が色濃く残る諏訪大社(私のNOTE)。もう一度行きたいな~と思っていたら、この映画を妻が見つけた。行かなきゃ!!
諏訪大社巡り行かないといけないな~。前回は善光寺などとセットだったので1泊でサッと巡ったので、次は仏像も込みで行こう!!
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諏訪にまた行かないといけないなと思った名作だが、この映画を観に行く前に事前にある程度知っておいたほうが良いかも。
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まずは諏訪の記録。
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旅行記です。
変更履歴
2025/01/20:初版
▼公式HP
公式X:https://x.com/shikanokuni_vf
公式HP:https://shikanokuni.vfo.co.jp/
チラシ:https://shikanokuni.vfo.co.jp/_img/flyer.pdf
▼映画館
京都シネマ
※事前予約した。当日行くと・・売り切れていた・・あぶね~~
🎥上映情報
— 京都シネマ (@kyotocinema) January 4, 2025
🌟1/17(金)~1/30(木)
『鹿の国』
四季折々の野山の植物や動物が捧げられるなど、古式にのった祭礼が伝えられている諏訪大社で、600年前に途絶えた神事再現に挑む過程を追ったドキュメンタリー。冬から春、死から再生へ、原初の祈りの姿が映し出される。 pic.twitter.com/lOZQBUuiEu
▼動画紹介(リンク)
映画 #鹿の国 のあるプロデューサー #北村皆雄 が #諏訪大社 のご神紋であるカジの木のルーツを語る‼️ご興味持っていただけましたら、映画 #倭文 (しづり)旅するカジの木 (@shizurimovie )もよろしくお願いします🌱2月22日、徳島で上映会あり✨北村も登壇します🙏 pic.twitter.com/UtJJCehCpj
— 映画「鹿の国」 ー諏訪大社の祭礼を追ったドキュメンタリー! (@shikanokuni_vf) January 18, 2025
日本最古の神社のひとつとされる諏訪大社のことは、おそらく報道番組はもと文化系番組や旅番組など、なにかしらの形で目にしたことはあるのではないだろうか?
ただ、そこでどのような神事がとりおこなれているかを知っている人は限られるのではなかろうか。
ドキュメンタリー映画「鹿の国」は、諏訪大社で脈々と受け継がれてきた、これまであまり表には出ていない「神事」の世界に深く分け入る。
作品でも触れられているが、諏訪大社の祭礼は年間200回を超える。その中でも重要とされる神事では、「ミシャグジ」という精霊が降ろされる。そして、神事には鹿の贄が欠かせない。
精霊?贄?いつの時代のことと思うかもしれない。
でも、時代による変容はありながらも、原初からの神聖さをたずさえた形で続いている。
▼ニュースメモ
本日1/18の信濃毎日新聞で映画 #鹿の国 ガイドブックについて取り上げられました🙇♀️ pic.twitter.com/lh49VHq24R
— 映画「鹿の国」 ー諏訪大社の祭礼を追ったドキュメンタリー! (@shikanokuni_vf) January 18, 2025
▼映画感想
→まずは公式HPを箇条書きで要約
諏訪大社と鹿の生贄:
諏訪大社は日本最古の神社の一つであり、古来より鹿を神事に捧げる風習があった。
鹿は地域の人々にとって特別な存在であり、その命を捧げることで豊穣を祈願してきた。
御室神事の再現:
600年前に途絶えた謎の御室神事を再現し、その実態に迫る。
冬の間、生き神である大祝が穴蔵に籠もり、鹿の肉を食し、芸能を奉納していた。
この神事は、穀物と動物の命を重ね合わせることで、生命の循環を祈る儀式であった。
春の鹿の供え:
春には、75頭の鹿が神前に捧げられる。
猟師は今でも鹿の肉を捧げに諏訪大社を訪れ、特別な札を手にする。
この行為は、鹿の命を人の命に変え、自然と人間の共存を象徴している。
ミシャグジ信仰:
諏訪地方に根付く自然崇拝であり、諏訪大社の信仰の中核をなす。
大地を司る神として崇められ、生命の誕生と死を司る力を持つと信じられてきた。
生き神・大祝:
御室神事の中心人物であり、神と人間をつなぐ役割を担う。
冬の間、厳しい修行を行い、神聖な力を身につける。
生命の循環:
鹿の生贄は、単なる犠牲ではなく、生命の循環を象徴する行為。
鹿の命をいただくことで、人々は自然の恵みに感謝し、生命のつながりを意識する。
宗教と自然:
古代から続く宗教観と自然との深い結びつき
現代社会における自然との関係性
生命の価値:
生贄という行為の意味
命の循環と再生
映画 #鹿の国 、公開迫る!短編映像も要チェック!
— 映画「鹿の国」 ー諏訪大社の祭礼を追ったドキュメンタリー! (@shikanokuni_vf) December 28, 2024
ご興味持っていただけたら、是非リツイートしてくださいね🦌🌸 pic.twitter.com/sFXO5dvdyW
→私の記録
諏訪大社の神事が撮影されていたので、おお~と思った
蛙を生贄として諏訪大社に捧げる蛙狩(かわずがり)の神事が面白い
何回か御頭祭シーンがあった。鹿の首を75頭捧げたという有名な神事で、今でも剥製の鹿の首が使われていている
巫女の舞も良い感じだった
寺の住職は言う、ミシャクジ、諏訪大社のタケミナカタ、本地仏・普賢菩薩などすべてのものが混在し、すべてを含めて諏訪大明神だと語っていたのが日本だな!と思う
御室神事(みむろしんじ)
600年ほど前まで諏訪で行われていたようで、地元の方も口伝でバラバラの認識だったようだ
毎年冬、縄文遺跡のような竪穴の半地下空間に籠りほぼ3か月ものあいだ神事が続けられたそう
「御室」という24畳もある広い半地下の建物をつくり、諏訪大社の現人神である大祝(おおほうり)をはじめ神事に関わる人たちがここに籠って神を呼んだ
四季を基に豊穣を願っているんだなと思った
最初に呼ぶのがソソウ神とミシャクジ神で、意味、漢字表記も不明。書き言葉がない時代から続いているんだなと思う。
ソソウ神は一説には諏訪湖の方からやってくる蛇神だとか
ソソウ神とミシャグジを交わらせ、ソソウ神を巨大な大蛇に成長させたり、大祝の代理であるオコウさま(神使)を徹底的に籠らせて祈りを捧げる
最後に「諏訪」と「鹿」の関係だが、各自で考えてとのこと。
座年かについて3つ思った。
映画を観て農耕だ!と思った
諏訪大社の祭神・タケミナカタは出雲の国譲りでタケミカヅチに戦いを挑んだが負けて諏訪に逃げた。「タケミカヅチ=鹿島神宮・春日大社=鹿」なので、藤原氏にやられたタケミナカタを鎮めるもの(荒魂ではなく和魂でいて欲しい)という人の思いなのではないか?
あとは専門家の仰せのままに
映画 #鹿の国 短編予告動画第2段‼️🦌是非、リツイートのご協力お願いします😀劇場公開は #ポレポレ東中野 にて1月2日、#岡谷スカラ座 にて1月3日から✨ pic.twitter.com/xvNWszBe1G
— 映画「鹿の国」 ー諏訪大社の祭礼を追ったドキュメンタリー! (@shikanokuni_vf) December 30, 2024
→ガイドブック備忘録
ガイドブックが2000円!!勝手ビックリしたが、中身の濃さから納得の一冊。もう一度、諏訪に行ったときは寺も行けば何か発見がありそうな要点を記しておく。
諏訪は縄文文化がが長く続いた場所
鹿も、猪も、熊もシンと呼んでいた
鹿が神の要素を持つ話として『播磨国風土記』がある
伊和大神と玉津日女命(タマツヒメノミコト)が国の占有を争ったときタマツヒメが、生きた鹿を捕らえて横にし、その腹を割いて稲の種をその血に蒔かれた。すると一晩のうちに苗が生えた。そこでその苗を取って田植えをされた。
以下、この話所縁の私のNOTE。
『豊後国風土記』には稲を食べに来た鹿が捕獲され助命と引き換えに豊穣を保証する伝承がある
別視点として、神意を問う卜占に鹿の肩甲骨が使われるのも見逃せない
愛知の諏訪神社の「鹿射ち神事」がある
木の枝や葉で出来ている牡鹿・雌鹿に向けて9本の矢を放ち、終わったら雌鹿に向かって人々が流れ込む
お目当ては鹿の中に隠された餅である
昔から鹿の胎児はサゴ(産子)で婦人の病に効くとされていたとか
諏訪信仰=ミシャクジ
ミシャクジは目に見えない精霊
記や石や人につくことによって活性化するマナ信仰とも
神事で神官が下ろし、終わったら上げる
漢字は不明で口伝で継承されているようで、「ミシャクジ~」「ミジャクジ」など呼び名も地元民によっても違う
なぜ鹿なのか
農耕サイクルと鹿の生体が似ている
鹿の子供は白い斑点がある=米粒=稲の実
鹿の角は急激に育ち秋に落ちる=豊作祈願
狩猟中心の縄文時代土器にはイノシシが多く、稲作が広がった弥生時代になると鹿が多くなる
→オマケ
Xで紹介されていた論文『諏訪とアジアの贄柱』をどうぞ!
「 #諏訪神仏プロジェクト 公式ガイドブック」ご覧になりましたか?#諏訪 ファン必読の書の一つ。諏訪を実際に歩いて回るための地図が見どころです。仏像の写真も豊富で見応えあり🙏 pic.twitter.com/gNE1FTjW5O
— 映画「鹿の国」 ー諏訪大社の祭礼を追ったドキュメンタリー! (@shikanokuni_vf) December 11, 2024
この不思議でチャーミングなお面。諏訪周辺の芸能を参考にしながら、今回のために特別に作られた物ですが、作者は村代神主として出演してくださった民謡歌手の #中西レモン さん(@HItohirowani )🍋✨ご自身が制作されたお面は実にピッタリ、さらに芸が生き生きしているようです、、、‼️ pic.twitter.com/PgeZJVButQ
— 映画「鹿の国」 ー諏訪大社の祭礼を追ったドキュメンタリー! (@shikanokuni_vf) December 5, 2024
このお面を見て広隆寺(私のNOTE)の「太秦牛祭」を浮かべたのは私だけか??
映画 #鹿の国 プロデューサーの #北村皆雄 を含む3人組 #古部族研究会 による諏訪三部作。すでにお読みになった方はいらっしゃいますか?📚ディープな #諏訪 を知ることができる必見の書物です✨ pic.twitter.com/wKuZ4OKPN6
— 映画「鹿の国」 ー諏訪大社の祭礼を追ったドキュメンタリー! (@shikanokuni_vf) November 26, 2024
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