オー、マリア

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最近の記事

人生最後の夏休み(通算4回目)

表題のとおり、人生最後の夏休みを過ごしている。大学卒業直後の長期休みが人生最後の夏休みという認識だったので、あれから約10年の中で少なくとも3回の長期休みがあった。 案外大人になっても休もうと思えば休めるし、図らずとも休まなければならない状況もある。 4回目の人生最後の夏休みの期間は3ヶ月。慣れない土地に引っ越して間も無く、1ヶ月のヨーロッパ周遊一人旅、その後夫とスペインで合流してそこからまた3週間。一人旅はあまり気乗りしなかったのだけど、夫に後押しされる形で旅立った。初

    • 健忘録

      31年間過ごした街を出る。結婚する。 家族、友達、知り合い、仕事、好きなお店、山、川、思い出、全部全部好きだった。 婚約者と過ごす時間は、穏やかで、楽しくて、学びがあって、刺激的で、癒しの時間だ。私に関係あってもなくても、彼が彼自身の人生を最大限幸せに過ごして欲しいと心から願っている。 きっといつか暮らしに侵食されて忘れてしまうかもしれないこの気持ちを少しでも長く覚えていられるように、忘れてしまったら少しでも思い出せるように。 できることなら、この温度、空気、質感をまる

      • 弟が結婚して

        弟が結婚して1年が経つ。 そのお嫁さんがとっても素敵な人で、嬉しい。 美人で愛嬌があって人懐っこくてとてもかわいい。 家族が増えるってとっても良いことだな〜と感じる。 お嫁さんが来てから、従来のうちの家族に新しい風が吹いている。 子供達は家を出ていて、今までは誰かの誕生日は何となくメッセージとかでお祝いして、何かの都合のついでにケーキを買って帰る程度だった。 今では、お嫁さんの提案で家族の誕生日祝いを目的に食事に行って、バースデープレートなんかを用意して家族写真を撮っ

        • 28歳仕事を辞めて学生になって半年経った

          だんだんと日が短くなって、帰り道が暗くなってきた。仕事をしてた時は、大体帰り道は真っ暗だったのでなんだか懐かしく思う。 仕事を辞めて半年が経つ。 仕事を辞めて専門学校生になった。 贅沢できるほどの収入はないけれど補助金のおかげで生活には困らなくて、自由に使える時間が増えた。 学費を払えばこんなに時間ができるのか〜なんて一瞬思ったけれど、いやいや、今まで私は自分の時間を売ってお給料をもらっていたんだなと改めて実感する。 仕事を辞めて学校に通うと決めた時、勇気があってすご

          20210912 スケボーとサウナー

          車のオイル交換を待っている。 読書も飽きたから何となく書くことにした。 突然だけど 「人生できるかできないかじゃない。やるかやらないかだ。」 なんてのは聞き飽きたフレーズで、心に響いたことなんて全然なかった。わたしはそんな使い古された言葉が響くような月並みな人間じゃないと思っていた。 ただ、めちゃくちゃ実感したのがちょうど1年前。そしてそれ以上に実感しているのが今。 1年前はスケボーにハマっていた。 ドロップインという技?がある。 角度がある斜面とかカーブの上

          20210912 スケボーとサウナー

          20210904 愛おしい日々

          学校から帰ってきて、軽くご飯を作って、同居人と一緒に食べて。それぞれ、勉強したり映画見て過ごして。 お風呂場にゲジゲジがでて、タオル一枚巻いて飛び出して。電話越しで絶賛彼氏と喧嘩中の同居人を、大袈裟に呼び出して。2人でシャワーで退治するけど逃げられて。 お風呂から上がって彼氏の愚痴を聞いて、それぞれの部屋に帰って。眠る。 朝起きて、同居人も起きてきて。挨拶をして、昨日の残り物を朝ごはんにして。それぞれ1人分の珈琲を淹れて、1人分のココアを淹れて。バイトにいったり、本を読

          20210904 愛おしい日々

          20210824 道理ってものは存在すると思います。

          案の定、すぐに復活した。 自分の人生を選択するのがめんどくさいから、もう結婚でもしちゃいたいなんて思ってたのも引っ込んだ。枯渇感から何かを欲しても大体うまくいかない。 もがけばもがくほどどんどん沈んでいくし、力を抜けばプカプカ浮かぶもんだ。人生に起こる大体の出来事は、自然の摂理にかなっている。それが道ってもんなんだろうな〜と思っている。 な〜んて、かっこつけちゃった。 最近は、今まで飲まなかった珈琲やお酒を日常的に嗜むようになった。前までは、そういった類の人を大人でか

          20210824 道理ってものは存在すると思います。

          20210811 自己催眠

          物騒なタイトルをつけてしまったけれど、居ても立っても居られないので自分を励ましますます。 あなたは、今まで好き勝手に生きてきました。そのことで、今悩んでいると思いますがそれは今のうちだけです。多分あとちょっとしたら全部上手くいきます。はい、間違いないです。100%本当にです。いや、1000%くらいにしておきましょう。絶対大丈夫。今感じている気持ちもいつか誰かに寄り添う為の経験で、自分も誰かも救うことができるでしょう。 せっかくの人生ですから、楽しい気持ちだけじゃあもったい

          20210811 自己催眠

          20210809 確実に今私は谷にいる

          人生で1番落ちている。ちびまる子ちゃんでいうと背景にガーンという文字とともに顔に縦線が入っているような状態で毎日を過ごしている。 色んなことが重なりすぎていて、何に落ちているのかわからないから困ってしまう。漠然とした不安が大きすぎて、思い悩むっていうのはこういうことなのかとこの年にしてやっとわかった。今まで感情優先で色んなことを選択してきたから、こんなに悩むことになったんだと思い、じっくり考えてみているけど、やっぱりずっと考えることは性に合わないと気づき始めたところ。 辛

          20210809 確実に今私は谷にいる

          20210630 27歳、無職、彼氏なしもうすぐ28歳。

          28歳の誕生日を目前に控えている。誕生日は彼氏が、最近できたおしゃれなホテルに泊まってお祝いしようと言っていてくれたので、「あ〜ぁ、わたしも結婚とかしちゃうかな〜」なんて満更でもない気持ちでいた。 でも、だ。それは叶わなくなった。 突然彼氏の転勤が決まった。ついてきてほしいって言われるのか〜学校卒業までまだ時間あるしな〜どうしよ〜と思っていた矢先彼は言った。「今までずっと人の顔色を伺って気を遣って生きてきた。この次は自分のことを誰も知らない土地で人生をリセットしたい。」

          20210630 27歳、無職、彼氏なしもうすぐ28歳。

          20210616 1000万円男の日記

          初めましてから1時間で夫婦のふりをして住宅展示場を見学したことがある。初めて聞いた苗字を名乗り、聞き慣れた自分の名前をくっつける。その男は家が1000万円で建つと思っていたから、通称1000万円男。1000万円男とは住宅展示場を見学した後、神社で手掴みでケーキを食べてめちゃくちゃに蚊に刺されたりした。初めておでこを蚊に刺された日だった。 1000万円男は自分の気持ちにすごく忠実的だった。別に付き合ってもないし、自分に好意があるかないかもわからない相手の家に2時間くらいかけて

          20210616 1000万円男の日記

          20210607 ひとりの夜の日記

          同居人が居ない夜は1人の寂しさを思い出す。何歳になってもずっと寂しいものなのだろうか。 こんな夜は晩ごはんを作るのはやめて、リビングのソファに横になって部屋を暗くして映画を観るのが良い。2本映画を観終わる頃には、ちょっと心も穏やかになったので夜の散歩に出る。 夜の散歩は大体フィッシュマンズから始まる。夜のドライブも然り。今日は悲しい夜をみかけてしまったから、見えない力が必要だったのだ。 バイト先のマスターが1番好きなアーティストはファラオ・サンダースなんだけどフィッシュ

          20210607 ひとりの夜の日記

          20210606 雨のち晴れの日曜日の日記

          好きな物の話をしながら、散歩をした。好きな物の話は楽しい。私はかき氷が食べ終わる最後のところが好きなんだけど、それは結構マイノリティらしい。 体育祭の日の登校する時の空気とか、雨の降る前のにおいとか、天ぷらの盛り合わせに入ってる大葉とか、飲み会帰りのアイスとか、寒い日に入るお風呂で指先がジンジンするのとか、布団をかけてもらうこととか、パリパリのシャツを着る時とか、おでこにされるキスとか、洗面台の掃除をすることとか、予算内で買うおやつとか、帰り道にたまたま見かけた花火とか、と

          20210606 雨のち晴れの日曜日の日記

          20210605 世の流れに驚いた日記

          結婚したり、子供が産まれたり、家を建てたり、みんな普通にしてるんだな。大人みたいですごいな。いつまで経っても私は子供のままで、おじさんがプリンをそのまま氷水に突っ込んだ話をしてゲラゲラ笑ってる。責任ってすごいんだろうな。このままがいいような気がするし、このままじゃダメな気もする。 資産を運用したり、土地を吟味したり、ふるさと納税したり、生命保険に加入したり、妊娠線の予防をしたり。 身を置く環境が違うだけでこんな気持ちになるのだね。

          20210605 世の流れに驚いた日記

          20210604 ボヘミアン・ラプソディの日記

          当時既に元彼となっていた元彼とボヘミアン・ラプソディを映画館で観た時のはなし。 劇中で一番最初に流れた曲が、付き合っていた頃、もし二人が結婚して式を挙げるとしたら入場曲として流そうと話したことのある曲だった。 今までの全てはこの時の為の伏線だったのかと、いやいや待て待て落ち着け、と期待と不安を胸に2時間ちょっと過ごしたことを覚えている。 期待も不安もそのどちらも全く必要なく、わたしの物語の伏線は何も回収されず、映画様な話にはならなかったわけですが。 ちょっといい話で気

          20210604 ボヘミアン・ラプソディの日記