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小松菜が1束58円、2束100円の特売に悩み売り場前で固まる。

先日スーパーに買い出しに行ったら、小松菜が1束58円、2束100円の特売をしていた。

ラッキーと思い1束手に取った。そして籠にいれようとしたのだが、私は小松菜1束を手に持ったまま、しばらくその場で固まってしまった。

なぜかというと、その日は「しんどいし料理する気しないし、今日は寒いし、おでんのセットを買って温めるだけにしよう」と決めてスーパーに来たからだ。

小松菜を買ったとして、なにも今日買ったら今日つかわなくても良い。しかし明日は燃えるゴミの日。だったら今日のうちに下処理をしておきたい。けれど、私は葉物野菜を洗うのが面倒で嫌いなのだ。特に小松菜やほうれん草などの根本の部分を洗うのが面倒くさい。買ってきたは良いけれど、しんどくて今日のうちに下処理をしないかもしれない。そうなると、明日の燃えるゴミの日に生ごみを出せないか。などと考えはじめてしまった。

気が付くと、片手にに小松菜を持ってその場で固まっていた。
傍からみたら変な人に映っただろう。

こんな風に私は、変なところにこだわりが出てしまい、細かいことを考えてしまう癖がある。特に食べ物は使い切らないと気持ち悪いという食品片付け魔なのかもしれない。買い物をするとき、賞味期限を見て使い切れるかどうかを考えるので、買い物かごへ入れる時に、いちいちちょっとした間がある。その間が積み重なり買い物に時間がかかってしまう。

値段、量、手間、時間を考慮して、瞬時に判断することができ、買い物をちゃっちゃとこなしている人が凄いなぁと改めて思う。

私には無理。だったら買うのを迷ってじっと固まっているその時間を、野菜の下処理の時間へ充てれば良いのだろうけれど。

結局特売の小松菜は1束だけ購入して、翌日下処理をした。燃えるごみはゴミ袋がまだ半分以上空いていたので次の回収日へ先送りした。
葉の部分と茎の部分に分けて、茎は冷凍保存。葉の方はその日のうちに茹でて食した。小松菜は水溶性のため茹でた汁は味噌汁に使用。余すことなく利用できて、美味しかったし、こんなことなら2束買えば良かったと思った。

結局美味しくいただき正解だったから良かったのか、迷った時間は無駄だったのかわからない。いずれにしてもこの癖はなかなか治らないと思う。

<© 2022 犬のしっぽヤモリの手 この記事は著作権によって守られています>




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