見出し画像

【私見『スポーツジムの流儀』】

健康診断で「中性脂肪が多い」と指摘されてから、体力作りも兼ねて近所のスポーツジムに通い始めてからもう25年以上経つ。いまさら筋肉隆々になる訳もなく、ひと汗かいてシャワーして帰るだけの習慣だが、記録を見たらもう2,500回を超えていた。

雨の日も風の日も、その間(会社が倒産したり)いろいろあったが、当たり前にジムに行けることは、当たり前ではないことに気付く。長く続ける秘訣は『なぜ行くのか?』を考えないことに尽きる。

☝️さてそんな長い期間、田舎のスポーツ施設に何ヶ所か通い続けている私が、「部屋の隅っこから見たスポーツジムの流儀」を語ってみる。

✅スポーツジムの形態
ライザップやゴールドジムの様な本格的なもの。こちらは会費もレベルも高いので、運動不足解消が目的の「普通のおじさん」には敷居が高い。なにより真剣に重いモノを挙げてる人に失礼である。

お手軽なものは、チョコザップ(1,330店・会員100万人・3,728円/月)やカーブス(2,000店・77万人・7,920円/月)などがある。こちらは女性(中高年)をターゲットにしている、と同時に、男性が負荷をかけて汗をかくレベルまでにはいかない。

✅お勧めのジムは?
これからジムの会員になるのなら、最近増えた、コンビニの跡地やロードサイドにできた「年中無休・行きたい放題」の低価格のジムをお勧めする。

要は「人目に晒される」ことが大事!自分の家に器具を置いても続かないものだ。そして自分より若いメンバーと張り合ったり、異性をキョロキョロ見てはいけない。会費より高い医療費や接待交際費が発生してしまうw

✅ジムが賑やかになる時期は?
新年度(4月)、正月明け、夏休み、あとはオリンピックやワールドカップの後。理由は皆さん想像の通りである。そして例外なく1カ月もすれば、その新顔さんたちは居なくなるw。

✅ジムでの人間模様
友人同士で入会することはお勧めしない。必ずあなたの相棒はすぐ辞める (笑)。ジムで友達同士が賑やかに話していても、古参のメンバーに睨まれるのがオチ。

常連さんとスタッフとの馴れ合いも面倒くさい。これはどんな施設(ゴルフ練習場やパチンコ屋)も変わらない。しかし最後にはその常連のおかげでジムの評判が落ちていくことも多い。

✅料金の変遷
施設の内容によって値段は違うが、あまりに安いと「銭湯」代わりにお爺ちゃん達が風呂だけ入りに来る場合がある。一般的なものは(シャワー付で)月額7,000円前後。

そしてサプリやプロテイン、ウエアの購入を強く勧められる。ついでに辞める時は「対面で◯◯日までに申し出ろ!」と急に態度が怖くなる。

✅スポーツウェアについて
ウェアもシューズも貸してくれるところがあるが、初心者は何を着ていけばいいのか分からない場合もあろう。ごく一部のマッスルゴリゴリ系の方を除いて、みんな普通の運動着でOK!年寄りのピチピチTシャツや短パンは(><)だが、人のことなんか誰も見てないから大丈夫。靴やジムバッグ、ウェアやタオルを揃えるのもまた楽しい。

✅これからのスポーツジム経営
初期投資はある程度掛かるが、出店候補地も豊富で会員さえ集めることができれば「サブスク」収入として収益が読める。もしダメでも撤退費用は安く済む。


顧客が何を望むか?に対応することが大切だが、ひと昔前までは「ジムへ行く」などと聞くと「チッ、格好つけやがって💢」とやっかんだものだが、今は猫も杓子も「ジム通い」 (笑)

健康寿命、予防医療、ストレス発散、新たなコミュニティ…。80才位までは顧客として取り込める。まだまだ静脈の様に田舎まで普及していけば、コンビニ並みに伸びしろがある分野でもある。



いいなと思ったら応援しよう!