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お金をかけずにできること。『街探索』と『廃材工作』。

「子どもの教育には、お金をかけなくてもできることがたくさんある。」

「休日はキャンプのようなフィールドワークがおすすめだけど、お金をかけずに身近でできることを考えてみる。」

教育コンサルタントの松永暢史先生の本から、そんなアイディアを紹介します。


『将来賢くなる子は「遊び方」がちがう』(松永暢史)

我が家の教育方針、小〜中〜高の受験に関する考え方は、先生の本を参考にしています。

・小学校、中学校、高校は公立
・本人が学びたい意欲があれば、中高一貫公立校の受験を視野に入れる(近所にあれば)
・「読書、焚き火、外遊び」を大切にする
・小さいうちから塾通いをさせるのではなく、自由時間を大切にして十分に遊ばせる


玉川上水を歩いてたどるフィールドワーク。

まずは地図で経路を下調べして、丸一日かけて歩くのです。
途中でキーポイントになる場所の写真を撮り、最後にレポートとしてまとめさせる。
費用は途中で食べた蕎麦代ぐらいで、ほとんどかかりません。

『将来賢くなる子は「遊び方」がちがう』P99

子どもとそんな遊びができたら、純粋に楽しそう!

そのほかにも

・公園や街路樹にどんな植物が植えられているのかを調査する
・商店街の店を調べて、もっとお客さんを呼ぶにはどのような工夫が必要かを夏休みの自由研究にする


おうちで廃材工作。

家で工作をするのもよいでしょう。
工作というと、ホームセンターで木材を買い込んだり、親御さんによっては何千円もする工作キットを買って済ませようとしたりしますが、そこは頭の使いようです。
まずはトイレットペーパーの芯を捨てずに、コツコツ貯め込んでおきます。通販のダンボール箱やお菓子の包装紙など、使えそうなものは取っておきましょう。
こうした廃材をボンドで貼りつけていけば、巨大ロボットでも、怪獣でも、遊園地の観覧車でもなんでもつくれます。

『将来賢くなる子は「遊び方」がちがう』P100

廃材工作、これもいいなぁ〜!と思い、我が家でも取り入れ始めました。

廃材を入れておく大きな箱を用意して、そこから自由に取り出せるようにしました。

これは子どものアトリエスペース。
お菓子の空き箱に、一緒に糊で折り紙を貼って、子供が選んだウクレレ?のシールをペタリ。

綺麗に貼れなくても、自分たちで作ったものは愛着が湧くなぁと思いました。

少ししか写っていませんが、夫がダンボールハウスを作ったり。

感受性は生まれたあとに育つもの。

美しい景色の中にいても、もし、お母さんが無関心でなにも声をかけなければ、幼い子どもはそれが美しいものだとは認識できません。
おそらく葉っぱの色の変化など気にもとめないでしょう。

しかし、お母さんが「葉っぱの色がきれいだね。これは紅葉っていうんだよ」と一言いうだけで、子どもは木々に目をやり、「この葉っぱの色は美しいものなんだ。そういえば、いつもは緑なのに色が変わっている。面白いな」と認識ができるのです。

『将来賢くなる子は「遊び方」がちがう』P104

お母さんが美しいものを見たときにそれを言葉にして伝えることで、子どもは美しいものを美しいと感じられる感覚、すなわち感受性を伸ばしていく。

そんな声かけを、私も大切にしていきたいです。

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