介護の仕事は肉体労働なのか!?
介護は肉体労働かどうかについて考えていきたいと思います。
事業所の種別により利用者の介護度や介護内容も大きく異なってきますので全般的にお伝えしていきます。
【介護の仕事は肉体労働か?】
結論から言えば肉体労働です。細かく言えば、肉体労働の要素を多分に含むといったところでしょうか。移乗介助を一日の労働の中で何回もするからです。しかも生身の人間が相手ですから失敗は許されません。精神的にもプレッシャーは少なからずあります。
重度心身障害者施設等ではお姫さま抱っこのような移乗が多くなるため、介助する方も心身共に負荷の掛かる作業です。
私も障害者施設で働いた際、午前中に4人のストレッチャー浴の介助を続けさまに一人でする事が月に何回かありました。移乗介助は4人ともお姫様抱っこのスタイルです。腰にかなり負荷がかかりますので移乗介助する度にコルセットを付けておりました。
しかし、このような施設でさえ常時移乗介助があるわけではありません。シフト制でもありますし入浴にしても毎日ではなく、トイレの移乗介助にしてもしかりです。
24時間絶えず誰かしらの移乗介助があるという事は不思議とないものです。勿論、移乗介助以外の何かしらの仕事は24時間あります。だから夜勤も存在しているわけです。
従って、肉体労働の中でも日によってはそれほど身体を酷使する職業には入らない事がわかります。
他業種の肉体労働を例にすれば、資材の搬入や搬出をする仕事の人達がいます。荷揚げ屋と呼ばれ、搬入、搬出が終わるまでは永遠と重い資材を運んでいます。
引っ越し業者なんかもそうでしょう。私も学生時代にアルバイトした事あります。団地の階段が少々こたえました。
まだまだ、土木建築の世界は肉体労働は数えきれないくらいありますし、引っ越し屋はなくなる仕事ではないでしょう。工場勤務でも職種によってはかなりハードなものがあります。
共通して言える事は(重量のあるものを持ったり運んだりしている事が主)だという事です。介護のように仕事でシフト上身体をあまり使っていないという事はありません。
良い言い方かわかりませんが、カロリーの消費量で言えば、介護の移乗介助を一日に何度したって彼らの消費の何分の1とかです。
つまり介護の仕事は大変で、肉体労働を含みますが、介護の仕事=肉体労働ではないという事になります。
まとめ
介護の仕事は大変そう等と良く言われます。同時に3Kとまでいかなくとも肉体労働のイメージは払拭出来ておりません。確かに、精神的なプレッシャーもあり大変です。しかし他の肉体労働と比べると肉体的には少しゆとりがあるように思われます。
人材不足解決の為にも一緒に介護のイメージと現実のギャップも払拭していきませんか。
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