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おもちゃの大量処分(2025.02.19)

先日、子供のおもちゃを大量に捨てた。子供部屋の片づけの中で出た半年以上は遊んでいないであろう、そしてもはや誰の役にも立たないであろうおもちゃをごみ処理施設に直接持ち込んだのだ。

とっちらかった子供部屋。当初の予定とは程遠い姿のまま、もう5年くらい放置されている。その間に子供たちはすくすく大きくなって、そろそろ子供部屋をきちんと子供部屋として運用する必要があると、私は思う。

しかしほとんど物置のようになっている子供部屋。そこに入るたびに嫌な気持ちになる。子供部屋は大量のおもちゃやあちこちから頂いた子供服(サイズが大きくてまだ着れないものが大半)、使わなくなったベビーベッド(解体済み)や着なくなった(着れなくなった)妻の服などによって占領されている。

2月15日の記事で「いらないものをどんどんゴミ袋に詰め込む作業をする!断じてやる!」と言った。「今日は大小100点ほどのガラクタをゴミ袋に詰める予定なので、見ててください」とも言った。

そして私は実際にそれを実行した。

実際には細々とした物が多すぎて、100点どころではなかった。ゴミ袋5袋分程のおもちゃを、子供たちにバレないようにゴミ袋に詰め込んだ。もしバレたら間違いなく「捨てたらダメ!」と涙目で言われるのが見えてるので、子供たちがリビングでアニメか何かを見ているうちに秘密裡に詰め込んだ。

私はそれらを車に詰め込んで、翌日の昼休みにごみ処理施設に持ち込んだ。私たちにとっては大量のおもちゃでも、一般的には少量の不要品みたいで、直接焼却炉に放り込むのではなく、受付に横づけされたごみ収集車の後部で入れれば良いと言われた。

ごみ収集車の後部におもちゃを捨てる際、少しだけおもちゃに対して申し訳ないような気持ちになったが、職員の男性がゴツゴツした手でおもちゃをごみ収集車の中に放り込んでしまうのを見て、今の今までおもちゃとして存在していたそれらが、一気にただの名前のない不要品になってしまうように感じられた。

終わってしまえばとても清々しい気持ちだった。理想とする子供部屋に一歩近づいた気がした。そしてやけにすっきりした子供部屋を見ても、子供たちはそこから大量のおもちゃが消えている事に全く気付かなかった。そんなものなのだ。

私の、私自身の所有していたおもちゃはいつの間にか親が勝手に捨ててしまっており、今やひとつも残っていない。でもそれで良い。ほとんどのおもちゃは記憶の片隅にすら残らない。誰かが大鉈を振るってえいやっと処分せねばならないのだ。

というか、そもそも買わなければ良いのにと強く思う。


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