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強烈な読書体験ってありますか?

20代の初めに田口ランディさんの本を読んで、明らかに何か変わったと私は思ってる。(●´ω`●)

それまでは、、、沼にいたような気がする。(笑)
笑いごっちゃないけど、沼。
毎日、何が起こっているのかわからなかった。多分、生きる覚悟がなかったし、社会がとてもこわかった。

「したいじゃなくて、する」という言葉を、「恋するゾンビ」というエッセイを読んで覚えてから私は、「したい」という言葉を、極力使わなくなった。


『馬鹿な男ほど愛おしい』田口ランディ(晶文社)

>「したいしたいって言ってる人は、死体なの。生きていないの。物事はしたがってはダメなの。死体になる前に生きるの。実行するの。動くの。ああしたい、こうしたい、って言ってる限り、自分は死体、ゾンビなんだよ」と。

 びっくりした。こんなこと、考えたこともなかった。著者はその後、

自分は死体歴十年」だと、ようは、「したいしたい」と十年言ってきたのだということを明らかにした。

「じゃあさ、ゾンビにならないためにはどうしたらいいの?」
>「えー、簡単なことだよ。したいって言わなければいい。恋したい、じゃなくて、恋します、って言って行動すればいい」


 読んでいただけで、全てがひっくり返っていくのを感じた。
 ああ、私はずっと、人の評価に振り回されて、何かにならなければ、何にもできないと考えていたけど、本当は何でもできるんだ!

そうしたら、どんどん物事が現実になる。ぼんやりした世界にただ流されるのではなくて、意識を持ってアクセスするようになった。

本をよむことは、書いた人の感受性を
ほんの一部でも、受け取ることだと思う。

だからほんの少しでも、それまでの私からは変わったのだと思う。とても劇的で、沼から這い上がるような、読書体験だった。

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