セルフケアで長寿◇94歳のばあば
夕飯を作る時、私はスライサーをフル稼動させて小さく刻んで調理します。歯が弱くなった94歳の母のために噛み切りやすいサイズにカットするのです。母は食いしん坊で美味しいものが大好きです。だから残されている自分の歯を大事にしたいと毎日セルフケアに懸命です。
母は食事が終わったらシルバーカーで洗面所に直行し、うがいを数回してから、歯間ブラシを使って歯の隙間に詰まった食べ物のカスを丁寧に取り除きます。その後、自分の歯の状態にあった歯ブラシを手にして、ゆっくり歯磨きを始めます。時間をかけて丁寧に磨くのです。私が話しかけても知らん顔です。
磨き終わったら鏡の前で口を大きく開けて磨き残しがないかしっかりチェックしています。
最後に歯周病予防のための歯のリンスを口に含んでクチュクチュとしたらやっと母の一連のルーティーンが終わります。終わるといつもすっきりした顔をしています。
母は残されている自分の歯をとにかく大切に守りたいと頑張っているのです。
「歯の大事さをもっと早よ気がついとったら良かったんじゃけど、それでも長生きするために今は頑張りよるんよ」と言ってセルフケアに余念がありません。
母が元気でいられるのは食事が美味しく食べられるおかげです。それは母が毎食後しっかりセルフケアを心がけているからです。
94歳のばあばは元気で長生きするために、今日も鏡の前で自分なりの歯のセルフケアをやっています。
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また明日お会いしましょう。💗